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カルキュレイション ワールド 65頁

ドベルとガウルが率いる一団はランドック城の城門に辿り着く

重厚な城門の前には屈強そうな犬の兵が二匹立っていた


(ドベル)「ノベア地方より戻ったドベルとガウルだ!」

(犬門兵)「ハッ!報告は受けております!どうぞお通り下さい!」


すると重厚な門が開く

ドベルとガウル率いる一団は城門をくぐり禅輝達もそれに続く

城門の内側は居住区になっており立派な家々が建ち並ぶ


(禅)「へぇ〜立派な建モンばっかだな」


禅輝が呟く


(キャミィ)「確か、お城の関係者だけの居住区よ」

(禅)「なんで知ってんだ?」

(キャミィ)「ここ犬王軍の本丸が他国から攻撃されても一般の民衆には被害が無く、尚且つこの城だけに兵力を集中できる攻防のバランスの取れた不落の城で有名だからよ」

(禅)「なるほど、頭の良い作りだな」


キャミィが禅輝に説明する

すると進んでいた一団はが止まり前からガウルが向かって来る


(ガウル)「お前達、ここで全体は解散し、これより我々は犬王様に御会いする、くれぐれも粗相の無い様にな」

(禅)「おう任せろ、何も喧嘩しに来たわけじゃねェからな」


禅輝は言葉を返す


(ガウル)「…なら良いがな、まぁついて来い」


そう言ってガウルは城へ向かい歩き出す



ーーランドック城・玉座の間ーー

玉座に座る犬王に膝を着き報告する犬兵


(犬兵)「イマクニ様、只今ドベル、ガウル両者共に帰還したと衛兵から連絡かが入りました!」

(イマクニ)「うむ、して任務は遂行したか?」

(犬兵)「はい、確認の連絡も入っています、…ですがなぜ鼠王を落とせる機会を棒にしてまで人間と使者を?」

(イマクニ)「ふっ、人間に興味があってな…それにあんな鼠いつでも落とせる」


その時窓から蝙蝠が犬王の椅子に留まる


(犬兵)「伝書バットですか?」


書物を受け取る犬王


(イマクニ)「〝三馬神〟マシュー捕縛か…」

(犬兵)「なんと⁉︎あの馬王の特殊部隊を敗るとは…蛇の動向も気にしなくてはいけませんな…」

(イマクニ)「うむ、すぐに〝コブラ部隊〟について情報を集めよ!」

(犬兵)「ハッ‼︎」


〝コンコン〟

その時扉をノックする音がする


(イマクニ)「はいれ」


犬王が応じる

ガウル達は部屋に入る


(ガウル)「ジャン=ガウル・フィールド只今戻りました」

(イマクニ)「うむ」


犬王が静かに頷く


(禅)「やい‼︎犬王ってのはお前…か…‼︎(香川照之似か…)」


禅輝は犬王が人の顔をしているのを見て驚き言葉を失う


(ガウル)「おい‼︎黒鉄‼︎」


ガウルが怒鳴る


(イマクニ)「黒鉄…ふっ、フフフ…」


笑う犬王


(禅)「な、何がおかしいだ‼︎」

(イマクニ)「すまんな、私は〝雨流(うりゅう)イマクニ〟よろしくな」

(禅)「お、俺は黒鉄禅輝、こっちは弓城蒼葉、それとキャミィだ」


犬王は禅輝に近寄り握手をかわす







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