表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/164

カルキュレイション ワールド 60頁

睨み合うフジとオロチ


(フジ)「まぁいい!あの槍蛇に変わり貴様をこの〝ギガアックス〟のサビにしてくれる!」

(オロチ)「小者が…楽しませろよ」

(フジ)「調子に乗るなよ貴様‼︎」


襲い掛かるフジ

じっとフジを見つめたたずむオロチ


(フジ) 「後悔しやがれーー‼︎」


横振りで薙ぎ払うフジ

ヒラリと躱すオロチに間髪入れずに斧を繰り出す


(オロチ)「巨大な斧を自在に操れるその筋力…失った時の表情を見るのは、さぞ気分が良いだろうな」


オロチは話しながら繰り出される全てを躱す


(フジ)「フンッ‼︎余裕そうだが、避けてばかりでは俺には勝てんぞ‼︎」


フジが攻めながらオロチに言う


(オロチ)「…なら、少し本気を出すか」


そうオロチが言った瞬間オロチが姿を消した


(フジ)「ー⁉︎」


フジの斧が空振りし辺りを探る


(オロチ)「やはり小者だったな」


フジの背後から声が聞こえた時


(オロチ)「雷焼らいしょう


フジの両腕が掴まれ雷が流れた


(フジ)「ぐぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」


フジの両腕から煙が上がる


(フジ)「…(まさか〝雷〟の霊術を使うとは…)」


フジの手から斧が離れ地面に刺さる


(オロチ)「さぁ、自慢の腕は使えんぞ、どうする?」


笑みを浮かべるオロチ


(フジ)「き…貴様ァ…‼︎」


フジがゆっくり振り返りオロチを睨む


(オロチ)「終わりだな…少しは楽しませてもらったよ」


オロチの腕に雷が纏われている


(フジ)「ByKillTooバイキルト…」


フジの腕が倍に膨れ上がる


(オロチ)「ほぅ、土霊どれいか」


オロチは腕組みしながら冷静に話す


(フジ)「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」


フジは斧を再び掴みオロチに振りかぶる

微動だにしないオロチ


(オロチ)「超絶硬化ちょうぜつこうか…」


〝バリーーーーーーン‼︎〟

オロチの肩に当たった斧のやいばは音を立て砕けた


(フジ)「何⁉︎」

(オロチ)「残念だったな…」


オロチはニヤリと嘲笑いフジに掌底を喰らわす


(フジ)「ぐわッ‼︎」


フジは尻餅をつく

その時焼けた腕に痛みが走りさらに壊れた斧を目にしフジは絶望を感じた


(オロチ)「フフフ…そうだ、その表情だ!それを見るのが死闘の醍醐味だ‼︎」


感極まるオロチ

圧倒的力の差を目の前に恐怖するフジ


(オロチ)「さて、そろそろ消えるか?」


フジに向け帯電する手の平を向けるオロチ


(フジ)「た、助けてくれ!命だけは見逃してくれ‼︎」


尻餅をついたまま命乞いをするフジ


(オロチ)「…残念だ、命乞いする弱者などに生きる価値も無い、消えろ雷塵らいじん‼︎」


オロチの手から無数の雷が放たれた


(フジ)「ぐぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」


フジの断末魔が響き渡る

〝ガサ〟〝ガサ〟

茂みからエアルとマシューが現れる


(エアル・マシュー)「フジ‼︎」


エアルとマシューの声が揃う


(オロチ)「さぁ、続きを始めよう」


オロチがニヤリと笑いながら言った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ