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カルキュレイション ワールド 52頁

海岸へたどり着く禅輝達


(禅)「うお〜〜スゲェー‼︎」


驚く禅輝

そこには立派な大きな船が停泊していた


(禅)「て、手漕ぎじゃ無い‼︎なんて素晴らしい船だ‼︎」


禅輝は感動していた


(ガウル)「何かあったのかコイツ…」

(蒼)「まぁ色々とね…(汗)」


ガウルが蒼葉に尋ねた


(犬兵)「ガウル様、出航準備整いました!」

(ガウル)「ご苦労、では黒鉄乗り込むぞ」

(禅)「おう!」


禅輝達が船に乗り込むと船はゆっくりと海岸を離れ進みだした



鼠王の城ーーラットキャッスル裏門ーー

奥歯を噛み締めるハツネ


(ハツネ)「おのれイマクニめ‼︎ヒバナ‼︎直ちに全部隊長に連絡し、戦争の準備を始めろ‼︎奴らは必ずまた来る‼︎その時はこちらとて黙ってはいないからな‼︎」

(ヒバナ)「ヒノ…」


ヒバナは返事だけ残し駆けて行った



ーー船の上ーー

禅輝はガウルに近付き話す


(禅)「なぁ、猪王の土地には鼠兵達が居ただろ?どうなったんだ?」

(ガウル)「あぁ、連絡を受けた限りでは〝こぶしのグパ〟が率いる三千の兵が全ての鼠兵を捕縛し、今はグパが領土を治めていると聞いている」

(禅)「なら安心したぜ、てっきり鼠兵は根絶やしにされるかと思ってよ」

(ガウル)「まさか、正規軍は無益な殺生などはし無いさ、捕縛し、降伏したなら解放し、普通の生活を送らせるのが務め」

(禅)「正規軍?」

(ガウル)「まぁ、四聖獣に認められている四柱王の軍の事だ、正規軍は可能な限り十二支柱のバランスを図る事も視野にいれている軍だ、故に犬王様が意図無く今回の侵攻をする筈がないと信じている」

(禅)「なら、その犬王の意図とやらを聞かねぇとな」

(ガウル)「黒鉄、犬王様の前では礼儀はわきまえろよ」

(禅)「わかったよ、所でこの船はカトレア海岸に向かってんのか?」

(ガウル)「いや、そのまま犬王軍の本拠地に一番近いみなと〝シャルドネこう〟に向かっている」

(禅)「へぇ、どんな所なんだ?」

(ガウル)「シャルドネ港は〝イウン〟〝ノベア〟〝ドサ〟〝マセン〟それぞれの地方でも指折りに入る程大きく、盛んな港だ」

(禅)「…‼︎って〝イウン〟と〝ノベア〟以外にも二つも大陸があんのかよ⁉︎」

(ガウル)「なんだ知らなかったのか?」

(禅)「以前〝ノベア〟の地図は貰ったけど、他の地図も持ってるか?」

(ガウル)「丁度いい、船長室に余りの地図があった筈だ、ついて来い」


禅輝達はガウルの案内の中甲板から階段を上がり船長室に向かう


(蒼)「改めて考えるとすごい世界に来ちゃったわね」

(禅)「あぁ、まさかそこまで広いとはな」

(蒼)「まぁ十二支柱って言うくらいだから、まだ九匹の王は居る訳だしね」

(禅)「出来る事なら余り関わらずに、とっとと元の世界に帰るのが一番だな」

(蒼)「そうしましょ」


蒼葉と禅輝が話している間に船長室に着いた

〝コンコン〟


(ガウル)「ガウルです、失礼します」


ガウルは扉を開け入った


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