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カルキュレイション ワールド 47頁

禅輝とキャミィは城内を玉間に向かい歩く

立派な扉の前に着く


(禅)「ここだな」


〝バン‼︎〟

勢いよく扉を開く


(禅)「ハツネ‼︎」


〝ガチャ ガチャ ガチャ ガチャ〟

禅輝の前には鼠兵四匹が鉄砲を構える


(ハツネ)「待っていたぞ…その様子では良い報告が聞けそうだな?」


真ん中の机で両肘を付かせながら笑みを浮かる鼠王

四つの銃口が冷たく禅輝を狙う

緊迫した空気が辺りを包む


(禅)「ハッカってのを潜り込ましたのはお前だな?」

(ハツネ)「フン、お前ら人間はどうも甘い考えを起こす傾向があるからな、平和的な解決を求め過ぎて結果争いを招く…どうせ奪うのであれば徹底的にねじ伏せる!その機会を逃さぬ様ハッカには動いてもらった」

(禅)「テメェ…‼︎」


禅輝は拳を握る


(禅)「ー⁉︎(憑神がでねぇ…!)」


力を使い過ぎ憑神を纏えない事に気がつく禅輝


(ハツネ)「まぁ、ともあれ私も犠牲を払ったがカトレア海岸の制圧に成功したのは事実、約束通り知りたい事を言ってみろ」

(禅)「……この野ろ」


〝バン‼︎〟

突然扉が開き鼠兵がハツネに耳打ちする


(ハツネ)「…‼︎ほう、たった今猪王の領土、ボルブドゥール遺跡、カトレア海岸、ポング村の統治が完了した様だ…」


ハツネは禅輝に向かい話す


(ハツネ)「まさかカトレア海岸だけでなく、あのフドウまで討っていたとはな、想像以上の功績だったな…人間!何でも願いを言ってみろ!金でも土地でもくれてやるぞ⁉︎」

(禅)「…なら願いは一つだ、ヒバナをこの軍全権の総部隊長にしてくれ、今回の一件それだけの働きはしただろ⁉︎」


ハツネは黙り禅輝をみつめる


(ハツネ)「……いいだろう、私も右腕を失っていたしな、代わりが欲しかった所だ…ただし条件がある…」

(禅)「……」

(ハツネ)「ヒバナが敵地へ侵攻する際は貴様達人間も侵攻戦に参加してもらう事を条件とする」

(禅)「………いいぜ、交渉成立だな」

(ハツネ)「早速正式な昇級報告をヒバナと総兵数三千五百すべての者に伝える準備をせねばな、おい!お前達銃を下ろしヒバナと全ての各部隊長を招集し任命式の準備を!」


ハツネの傍にいた鼠兵は直ぐさま動き始める


(禅)「キャミィ戻るぞ…」


禅輝達は部屋を出てヒバナ邸へと向かった

空はすっかり暗くなっていた

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