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カルキュレイション ワールド 45頁

ーーノベア地方グランの町ーー

書斎にて書物をするメープル

〝ガチャン〟

勢いよく扉が開く


(犬兵)「メープル様グランの町に白旗を振る大量のゴロンが現れました‼︎」

(メープル)「直ぐ行きます!」


メープルは書斎を飛び出した

大量のゴロンの群れに町は騒然としている

ゴロンに群がるアニマ達を掻き分けメープルが前にでた


(メープル)「私はこの町を預かるメープルです!白旗を降ろしワケをお聞かせ下さい!」


その声に応じ一匹のゴロンが出てきた


(ゴロンA)「長らくあの〝ゴタン山〟で通行するアニマ達に悪さをしていてゴメンなさいッチュ!」

(メープル)「どうしてその様な事をしていたのですか?」

(ゴロン)「おいら達は皆、四聖獣白鳳の部下達に脅され、ある兵器を造らされていたッチュ!それを隠す為あの山を通るアニマに悪さをし、遠ざけさせる様に命令されてたッチュ!」

(メープル)「四聖獣…白鳳ですか…」

(ゴロン)「けどそんな時に人間に助けてもらい、この町の貴女様あなたさまに謝るって約束をして山を下りてきたッチュ!」

(メープル)「さすがガウルのお気に入りね…我々をその兵器のある場所へ案内お願いします」

(ゴロン)「…?了解ッチュ‼︎」


メープルは無線を取り出す


(メープル)「直ちに解析班を集め白鳳の思惑を調べる!急げ‼︎」


メープルはゴロンの話を聞き部隊を編成しゴタン山へ向かった



ーーゴタン山内部ーー


(メープル)「すごい…まさか山の中にこれ程の空間があったなんて…」


大広間を見つめ驚愕するメープル

焼け焦げた船の解析をする犬兵


(メープル)「何か分かったかしら?」


解析する犬兵に話を掛けるメープル


(アキ)「恐らくパドルシップでは無いでしょうか?それに外輪が水陸両用に改良してあり、陸地を走行できる設計であり、大砲、武器の数から見て巨大な兵器に間違いないですね」

(メープル)「なんて恐ろし物を…」


〝チリリリ チリリリ〟

無線が鳴る


(メープル)「はい、こちらメープル…」

(ガウル)「俺だ、ガウルだ…犬王様の指示によりこれよりメープルとムルエの町に居るラニアンと共に鼠王軍への挟み討ちが決まった、鼠王軍領土側のゴタン山の麓に陣を構え待機していろ、合図があり次第作戦を決行する」

(メープル)「ラニアンには?」

(ガウル)「連絡済みだ…以上」


〝カチャ〟

無線を切るガウル


(アキ)「我々はこのまま調査を続けますので、ゴロン達の事もお任せ下さい」

(メープル)「すまないなアキ、私はこれより〝侵攻部隊〟に連絡し、麓に陣を構えます、他に分かった事があれば連絡をお願いします」


メープルは地下を抜け山頂へと上がり麓を目指した

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