表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/164

カルキュレイション ワールド 35頁

朝が来る

禅輝達は支度を終え外にいた


(ヒバナ)「母ちゃん行ってくるヒノ」

(鼠母)「ちゃんと帰って来るのよヒバナ」


ヒバナは母親と言葉を交わす


(禅)「おばさん、色々ありがとな」

(蒼)「何から何まで大変お世話になりました」


禅輝達もヒバナ母に礼を言う

その時ヒバナ邸の前に十匹の拠点統治班がやって来た


(鼠兵)「ヒバナ隊長‼︎ハツネ様の命により東の海岸に船の準備とお迎えに参りました」

(ヒバナ)「ありがとうヒノ、じゃあ出発するヒノ」

(禅)「おう!」


ヒバナ達は東の海岸に向かう為城の裏門に向かい歩き始めた



暫く歩き禅輝がヒバナに聞く


(禅)「船のある海岸までどれ位だ?」

(ヒバナ)「そうヒノね、裏門から海岸まで歩いて30分位ヒノ」

(禅)「なるほど、で後ろのあの兵達と俺と蒼葉、キャミィとヒバナで敵と戦うのか?」

(ヒバナ)「う〜ん、多分船の準備側にも10匹はいるはずヒノ」

(禅)「全部で20余りかぁ…」

(チュー太)「ヒバナさん‼︎」


話しながら歩く内に裏門に着きそこにはチュー太が待っていた


(ヒバナ)「どおしてチュー太が居るヒノ⁉︎」

(チュー太)「ヒバナさんが侵攻する話を小耳に挟んでハツネ様にお願いして少しだけ外出時間を貰ったッス!それでヒバナさんに〝籠引き〟を手配したっス!歩いてなんて行かず、少しでも体力を温存して下さいッス!」


門の外には人力車に似た感じで大型バスの様な物を四匹のガテン系鼠が運ぶ乗り物があった


(ヒバナ)「チュー太…」


ヒバナは感動している


(チュー太)「ササッ行って下さいッス!」

(ヒバナ)「ありがとうヒノ‼︎」


ヒバナは籠に乗り込む


(禅・蒼・キャミィ)「ワリィな」「ありがとッ」「アンタカッコいいじゃん」


各々礼を言って行き兵達も含め全員籠に乗り込む


(親方籠鼠)「よっしゃ‼︎野郎共気合入れて引くぞ‼︎」

(下っ端籠鼠)「押ッス‼︎」


籠の外から掛け声が聞こえ次第に籠は速度を上げ禅輝達は東の海岸へ向った

揺られながら進む籠の中でキャミィがヒバナに話し掛けた


(キャミィ)「これから敵地に乗り込むにしては拠点統治班とアタシ達だけなの?普通〝進撃班しんげきはん〟や〝先遣班せんけんはん〟〝侵攻部隊しんこうぶたい〟とかもいるはずじゃない?」

(ヒバナ)「きっとハツネ様はオイラ達を試してるヒノ、一番の理由わけは兄貴達の力を調べる為ヒノ、オイラ達が侵攻に失敗しても被害は最小限に済むからヒノ」

(蒼)「始めから味方を捨て駒扱いするなんて酷い王様ね」

(禅)「気に喰わねぇヤローだぜ!」


話を聞いていた禅輝も口を挟む

その時外から


(親方籠鼠)「野郎共‼︎速度を落とせ‼︎ゆっくりだぞー‼︎」

(下っ端籠鼠)「押ッス‼︎」


掛け声が聞こえると揺れは収まりガテン系の鼠が扉を開けた


(下っ端籠鼠)「着きやしたで、足元にお気を付けてお降り下さい」

(ヒバナ)「お代は幾らヒノ?」

(下っ端籠鼠)「お代はチュー太様から頂いておりますので結構です」

(ヒバナ)「ありがとうヒノ」


ヒバナ続き禅輝達も降り目の前の光景をみる


(禅)「コレ…マジかよ⁉︎」


禅輝は目を疑った


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ