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カルキュレイション ワールド 33頁

言葉を失うヒバナ


(ヒバナ)「…」

(ハツネ)「家族に会っておけ…下がってよいぞ」

(ヒバナ)「はい…失礼しました…」


ヒバナは部屋を出る

それを見届けた禅輝


(禅)「…どおゆう事だ⁉︎」

(ハツネ)「海を挟んだ隣はイウン地方、ちょおうの有するカトレア海岸は生還率5%の激戦区だからな、言葉を失うのも無理ないさ」

(禅)「お前それを知ってて送るのか‼︎」

(ハツネ)「予備の兵なら幾らでもいる、それを聞いたお前らはヒバナを見殺しにできるか?」

(禅)「初めから俺たちを利用するつもりだったか⁉︎」

(ハツネ)「もちろん!牛王をヒバナとガウルとやらで倒せるはずが無いからな、おそらくお前たちの協力有ってだろ?だがタダとは言わん…お前達がここに来た事を察し、お前達がの知りたがってる情報を提供しよう」

(禅)「クソッ…足元見やがって」

(ハツネ)「…だが、なぜ虎の猫がそこに居るのかがわからん、偵察か?」


ハツネがキャミィを指差す


(キャミィ)「お初にお目にかかれて光栄です〝ネルソフル=ハツネ〟様、アタシはただの付き添いです、安心して下さい」

(ハツネ)「…まぁいい、面倒は持ち込むなよ、では良い報告を期待している」

(禅)「…クソッ、行くぞ!蒼葉、キャミィ!」


禅輝達は部屋を出る


(ハッカ)「よろしいのですか人間を加えて?」


ハツネの背後に突如現れる鼠


(ハツネ)「〝ハッカ〟か…フン少し考えがあってな、お前とお前の選ぶ精鋭5名を拠点統治班に潜り込ませる」

(ハッカ)「ハッ‼︎」



ヒバナは正門の橋をトボトボ歩いていた


(禅)「ヒバナ‼︎」

(ヒバナ)「兄貴…聞いたヒノか?」

(禅)「あぁ、けど心配すんな!俺たちも付いていく、だからそんなに気を落とすな!」

(ヒバナ)「ありがとうヒノ〜‼︎」


ヒバナは泣きながら禅輝に飛びつく


(禅)「あー、分かったから離れろよ!」

(ヒバナ)「ごめんヒノ、よし今夜はオイラの家でもてなすヒノ‼︎」

(蒼)「やった〜お風呂〜‼︎」

(禅)「ようやく飯にありつけるぜ!」

(ヒバナ)「じゃあ付いてくるヒノ」


ヒバナは正門の橋を渡りきり城の裏へと周る


(ヒバナ)「城の裏は兵たちの住宅街になってるヒノ」


ヒバナの言う通り立派な家が連なる


(禅)「スゲーデケェ家ばっかだな」

(ヒバナ)「鼠王の軍隊に入れば、生活は不自由しないのが魅力で、この国の軍隊に入りたい候補生は後が立たないヒノ、だからオイラを餌に兄貴達を…」

(禅)「安心しろ!とっとと終わらせて帰って来ようぜ」

(ヒバナ)「グスン…ありがとうヒノ、あっ、ここがオイラの家ヒノ」


ヒバナが立ち止まった家を見る禅輝達


(禅)「マジかよ…」

(蒼)「ウソ…」


禅輝と蒼葉が言葉を失う程の豪邸があった

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