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カルキュレイション ワールド 3頁

あお)「なんでさっき倒れてた牛達が消えてるの‼︎⁇」


蒼葉あおばはモグリンに聞いた


(モグリン)「この世界に住むワシらアニマは気絶や死亡してしまうと、この世界から異物とみなされデータ処理されてしまうモグよ…」


モグリンが説明した


(蒼)「処理⁉︎アニマ⁉︎もぅ訳わかんない!ねぇどうすれば元の世界に帰るの⁉︎」


困惑する蒼葉


(モグリン)「アニマとはこの世界に生きるワシら動物の事モグ」

ぜん)「とにかく白鳳に会えば出口が分かるだろ、あいつはさっき俺らの世界に居たんだ」

(蒼)「……はぁ、もぅ分かったわよ、先ずはその牛王ぎゅおうってのと話を着けて、後は白鳳って子を探せばいいのよね」


肩を落とす蒼葉


(禅)「ところでモグラのおっさんその牛王ってのは何処に居るんだ?」


モグリンは指を差した


(モグリン)「あの山が見えるじゃろ、麓に洞窟があり、洞窟を抜け山を越えたら湖が見える、そこにムルエと言う町があるモグ、牛王はそこを拠点にしておる…じゃが禅輝、牛王を甘く見るなよ奴は十二支柱じゅうにしちゅうの1人モグ、実力はさっきの親衛隊とは違う、手は出すなモグ」

(禅)「おう任せろ、色々ありがとなおっさん」

(蒼)「ありがとねモグリン」

(モグリン)「気をつけて行けモグ」


二人はモグリンに感謝し村をあとにした



(村民)「村長さんあの山は…」


モグリンに話掛ける村民


(モグリン)「大丈夫モグよ、彼なら」



村を出て二人は山をめざしている

長らく続いた草原を抜けると竹林が目の前に広がった


(禅)「洞窟はこの先だな」

(蒼)「道は奥に続いているみたいね」


二人は再び歩を進めた



蒼葉は途中で長さ1メートル程の折れた竹の断片や枝を幾つか拾っていた


(禅)「蒼葉それ何に使うんだ?」


禅輝が尋ねた


(蒼)「あんたがさっき倒した2メートルはあった牛の親玉と戦うんでしょう?私だけ観てるわけにはいかないでしょ、きっと10メートルはあるわよ、禅輝ライター貸して」

(禅)「おぅ…何するんだ?」


不思議そうに見ている禅輝

蒼葉は鞄から巻かれた糸のような物を取り出した


(蒼)「あんた何でライターなんか持ってんのよ?」

(禅)「が、学校の帰り道で拾ったんだよ」


そんな会話をしながらも蒼葉は手際よく竹を炙りながら曲げていきそれに糸を張った


(蒼)「できたわ!後は矢ね」


今度はカッターで枝を整えていき何本かの矢を作った


(禅)「さ、さすが弓道部だな」


禅輝は蒼葉ならどこでも生きて行けると思った



道を頼りに竹林を進んでいると目の前に洞窟が現れた

同時に蒔きを背負ったリスが岩に腰を掛けて休んでいるのが目に入った






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