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カルキュレイション ワールド 25頁

ー地下三階ー


(ゴロンA)「この通路を真っ直ぐ進めば、地下二階に上がる階段があるッチュ!」


二匹のゴロンを案内にキャミィは通路を駆けていた


(キャミィ)「あの女、アタシの禅輝にもしもの事があったら許さないからな!」


キャミィはぶつぶつ文句を言う


(ゴロンB)「あの人達ならきっと大丈夫ッチュ、間近で見て強さを感じたッチュ!それよりも鍵を管理してる〝トノガエル〟は見張りの〝ジャクガエル〟とは比べ物にならないくらい強いッチュ!」

(キャミィ)「忠告ありがとう、でも大丈夫アタシ強いから」


話をしてる間に上にあがる階段を見つけ先に進む

階段を上がりゴロン達は左へ曲がる

すると蛙が二匹扉の前で待ち構えていた


(蛙兵C)「現れたな侵入者‼︎」


槍を構える蛙達

キャミィはゴロンを追い越し蛙達に向かっていく

蛙達はキャミィ目掛けて槍を突き出すが

それをあっさり躱し蛙の懐に入り込む


(キャミィ)「瞬転豪腕しゅんてんごうわん破竹はちくッ‼︎」


キャミィは腰の回転を使ったパンチを繰り出した


(蛙兵C)「ゲホッ‼︎」


凄まじい一撃により一匹の蛙が壁にめり込む

横で起きた出来事に口を開け驚いている蛙

そこに


(ゴロンA・B)「岩石特攻がんせきとっこう‼︎」


ゴロン達が丸くなりすごい速さの回転で蛙に体当たりする


(蛙兵C)「ゲゴッ‼︎」


蛙はなす術なく倒れた


(キャミィ)「あら、やるじゃない」

(ゴロンA)「今までの仕返しッチュ!」

(ゴロンB)「この程度じゃ足りないッチュ!」

(キャミィ)「けどその辺にしておきな、扉の先に行くわよ」


キャミィが扉を開けた

そこには部屋一面に畳が敷かれており部屋の奥にくつろぐ太った蛙がいる

キャミィ達は畳に上り蛙に近づく

蛙は体を起こす


(トノガエル)「ワシに用ゲロかぁ?」

(キャミィ)「ゴロン達の足枷の鍵を渡してくれる?」

(トノガエル)「それは出来ないゲロ、それに確かお前は虎王こおうの所の使者のはず、なぜお前が首を突っ込むゲロ?」

(キャミィ)「成り行きよ、アタシからも二つ質問、〝流浪傭兵組織るろうようへいそしき〟のリーダーのアンタが居ながら兵の数が少ない事、噂では千は越える組織のはず、もう一つは白鳳と言う奴は何をしようとしているのか」

(トノガエル)「どちらも答える義理は無いゲロね」


蛙が横に飾ってある刀を手に取る


(キャミィ)「そりゃそうよね…」


キャミィが構える

刀を抜き蛙が一跳ねした

その跳躍ちょうやくはキャミィまで届き同時に刀で斬りかかる


(キャミィ)「(速い…!)」


咄嗟とっさに背を仰け反らせギリギリで避けたキャミィ

着地した蛙は直様すぐさま天井に跳び上がりへばり付く


(トノガエル)「この空間はワシのテリトリー、貴様に勝ち目は無いゲロ」


不気味な笑み浮かべる蛙



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