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カルキュレイション ワールド 21頁

腕を引かれながら歩いている禅輝の前に小屋が見えてきた


(ヒバナ)「あれが山道の入り口の休憩小屋ヒノ」


ヒバナが指差す


(禅)「よし、一休みするか」


禅輝の案で全員が小屋に向かった

近づくにつれ小屋の全貌が見えた


(蒼)「ひどい有様ね…」


小屋の至る所に穴が開き窓も割れており荒れ果てていた


(ヒバナ)「きっとゴロンの仕業ヒノ…みんなスプレーを自分に使うヒノ」


禅輝達は自分にスプレーを吹きかける


(禅)「キャミィはスプレーもってんのか?」

(キャミィ)「アタシは必要無いわ、何度かこの山道通ってるし平気よ、それにアタシ強いから」


自慢気にキャミィは歩き出した

禅輝達も続いて山道を進み始めた


(禅)「キャミィは何でピューマに襲われてたんだ?」

(キャミィ)「アタシは虎王様のお使いで、古くからの友人を探しに旅に出たの、そしたらあの草原で助けられたワケ」

(禅)「ヒバナ、確か虎王ってこの地方に領土持ってる奴だよな?」

(ヒバナ)「虎王は〝猿王〟〝龍王〟〝犬王〟に並ぶ十二支柱の中でも特に力のある〝四柱王〟の内の一角ヒノ…絶対に手を出したらいけないヒノよ」

(禅)「へぇそりゃ強そうだな」


ワクワクした表情の禅輝

そんな話をしながらも禅輝達は山道も中腹辺りに差し掛かった


(禅)「ーー‼︎蒼葉!ヒバナを‼︎!」

(蒼)「任せて‼︎」


蒼葉はヒバナを連れ列の後ろに下がる

すると山道の斜面を二つの岩が勢いよく転がって禅輝達に向かってきた


(禅)「遠距離攻撃かよッ!」


禅輝は岩に向かい駆けていく


(蒼)「匂いを嫌って姿は見せないつもりね…」

(禅)「オラァッ‼︎」


禅輝は拳を鉄にして迫り来る岩を砕く

しかしもう一つの岩がキャミィに迫る


(禅)「キャミィ避けろッ‼︎」


禅輝が叫ぶ


(キャミィ)「へぇ憑神かぁ…ならアタシも」


キャミィは片足立ちをし


(キャミィ)「瞬転豪脚しゅんてんごうきゃく鬼来きらい‼︎」


そのまま向かってくる岩に回し蹴りを放ち岩を粉々に砕いた


(禅)「やるなキャミィ!」


障害物が無くなりそのまま禅輝は坂を駆け上がる


(禅)「こそこそしやがって姿を見せやがれ!」


坂を登りきり開けた場所出たが禅輝の視界には何もいない

後を追って蒼葉達も追いついた


(禅)「おい、ヒバナあれなんだ」


禅輝が指差す


(ヒバナ)「山頂の休憩小屋ヒノよ、山道の入り口同様にボロボロヒノね」


(禅)「隠れるにはうってつけだな」


禅輝が小屋の方に向かい歩き出し

小屋の扉を開ける

部屋の中は特に隠れられる場所もなく閑散としていた


(蒼)「なにもなさそうね…」

(禅)「ー⁉︎(あの床だけ新しいな…)」


禅輝はその床に手を当てる

すると手の平に風が当たるのを感じた


(禅)「蒼葉、この下から風が吹いてるぜ」


禅輝は蒼葉を呼び止め

禅輝はその床をずらす

すると床の下に階段が現れた


(禅)「この地下がゴロンのアジトか…」

(蒼)「何かゴロンが暴れる原因の手掛かりがあれば良いけどね」


禅輝達は階段を降りていく

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