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カルキュレイション ワールド 20頁

グランの町を出て暫く歩いている禅輝達

目の前には草原が広がる


(禅)「また草原だけど此処にもピューマはいんのか?」

(ヒバナ)「ノベア地方の草原はピューマの生息域ヒノ」

(禅)「ならとっととこの草原抜けちまおうぜ、面倒起きる前によ」

(蒼)「賛成だわ、時間てきに残り半分くらいよね」


山登り前に体力を温存したい二人


(???)「キャーーーッ‼︎」


禅輝達の前方から悲鳴が聞こえた


(禅)「人の声⁉︎」


禅輝達は声の聞こえた方へ駆け出した

声の聞こえた場所では3匹ピューマがピンク色の何かを追いかけている


(禅)「とにかく助けるぞ!」

(蒼)「待って、私がやるわ」


そう言うと蒼葉は目を閉じ両手で弓を構える


(蒼)「憑神…」


すると右手と弓が白く輝く

蒼葉は目を開きピューマ目掛け光の矢を放ち見事1匹に命中させ倒す

残りの2匹は蒼葉の存在に気付き恐れをなして逃げ出した


(ヒバナ)「オイラ確認に行ってくるヒノ」


ヒバナが走り出す

その時蒼葉手製の弓が砕け散ったが手には白く光る弓を持っている


(禅)「憑神の弓さばきも流石だな」


禅輝は微笑んでいた


(蒼)「でもこの憑神ちから…ノーリスクって訳じゃ無さそうね…」


多少呼吸の乱れている蒼葉


(禅)「…?」

(蒼)「アンタは元々体力バカだから気付かないかも知れないけど、術者の体力を消費してるみたい…多用は禁物ね…」


禅輝に注意を促した


(禅)「おう、サンキュー…」


拳を見つめる禅輝


(蒼)「さぁ、声の方へ行きましょ」


蒼葉の手は戻っていた

禅輝達もヒバナを追い掛けると

そこにはヒバナと二本足で立ち髪はピンクで耳と尾が生え露出の多い衣装を纏う人に近しい猫がいた


(キャミィ)「危ない所を助けてくれてありがと、アタシはトルク・キャミィ、よろしく!」

(禅)「俺は禅輝、隣に居るのが蒼葉で、こいつがヒバナ」

(ヒバナ)「兄貴‼︎人獣種ヒノ‼︎初めて見たヒノ‼︎」

(キャミィ)「…」


キャミィは煙たい表情をする


(禅)「そうかぁ?俺からすればこの世界の人間の方が珍しいだろ」


ヒバナに言う


(キャミィ)「なぁ禅輝、アンタが助けてくれたのかい?それに良い男だね」


キャミィは禅輝を舐め回すように見た


(蒼)「ゴホン!貴女あなたを助けたのは私です!」


キャミィの視線を遮る蒼葉


(キャミィ)「へぇ〜、アンタが憑神使えるだなんて意外ね、一応礼は言っとくわ、それより禅輝、アンタこれからどこ行くの?」


禅輝にべっとりのキャミィ


(禅)「鼠王の国に向かう為にあの山越える所だけど」

(キャミィ)「アタシも一緒に良いか?」

(禅)「別に構わねぇぜ」

(キャミィ)「さすが禅輝!器もでかい!」

キャミィは禅輝の腕を取り歩き出した


(蒼)「なんなのアイツー‼︎」


蒼葉はヒバナの胸ぐらを掴む


(ヒバナ)「く、くるしい…」


泡を吹くヒバナ

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