カルキュレイション ワールド 158頁
ハンマーを手にする玄武神スクナ
(蒼葉)「…(一戦交えるにしたってあの気迫…)」
蒼葉は冷や汗を流す
(スクナ)「ん~来ないならこっちからいっくよ〜!!猛爆槌!!」
蒼葉に向かって巨大なハンマーを軽々振り下ろす
(蒼葉)「ー!」
初動の遅れる蒼葉
(八戒)「退け蒼葉!!ーぐっ!!(なんて重さだ!!)」
八戒が薙刀でハンマーを受け止める
八戒の足元がひび割れて行く
(スクナ)「へぇ〜やっぱり逆らうんだぁ、それなら消えちゃえ♪」
スクナは素早くハンマーを切り返し側面から八戒へスイングする
(八戒)「(速い!ガードが間に合わなっー!)」
(磁操ラグナ)「遊びが過ぎるかと…」
ハンマーは八戒の腹部ギリギリで止まる
(エンマ)「ラグナ…」
渡部篤郎風の落ち着いた雰囲気が漂う
(スクナ)「ふ〜ん…冗談冗談♪良くわかったね〜待ってたよ…「龍王“磁操ラグナ“」」
(ラグナ)「ー??それだけの“波”が滲み出ていれば気付くものさ…して、待っていたとは?」
(スクナ)「そうそう、ヒュド亡き今、両国に話がしたくてね〜来たんだ♪」
(カンタク)「聖獣様直々にとは、どのような内容か気になりますな」
(スクナ)「僕の管轄で秩序が乱れるのはゴメンだからね、龍国と羊国の同盟を結んで欲しくてさ」
(ラグナ)「確かに龍と羊が盟を結べば間のヒュドは気に入らんからな」
(カンタク)「しかし蛇国の消えた今なら正規軍と四神の後ろ盾のある羊国が話し合いをするのは容易」
(エンマ)「いままではそれをさせまいとしていたからな」
(スクナ)「どうかなぁ?いい話だよね〜♪」
(エンマ)「よっしゃ!その話わしも協力するき!えぇじゃろラグナ!」
(ラグナ)「…好きにしろ」
(エンマ)「よ〜うし!万事解決じゃなスクナ様」
(スクナ)「うんうん、これで僕の悩みが解消されるね♪あとは〜…ハツネかなぁ…」
腕を組みながらハツネを威圧する
(ハツネ)「ぬっうぅ…」
スクナの威圧に額に汗を流すハツネ
(スクナ)「領土に財、地位まで与えてこのザマ、己の武を磨かず他に頼り、財に頼った結果君は負けた、惨めにも今は籠に成り下がり…過去に僕は君たち十二支柱に”それぞれの領土をよろしく“と頼んだよねぇ?実力不足の柱は用済みだね」
スクナは再びハンマーを構える
(ハツネ)「うぅ…返す言葉もございません…」
(エンマ)「お言葉じゃきスクナ様、こいつはウチの籠き、それでもと仰るなら、こちらは一戦交えるき…無論そうなれば同盟である国とも戦争になるき」
(スクナ)「ふぅ~ん、そうなれば本末転倒か〜…命拾いしたなハツネ…じゃあ僕はそろそろ帰るとするよ他にも消去すべき人間がいるからね…」
スクナは次元を歪ませ姿を消した