カルキュレイション ワールド 149頁
ジハードは赫蛇とアナコンダを圧倒した
(ヒュドラ)「素晴らしい強さですね、私に引けを取らない力、是非部下に」
(龍難寺)「引けを取らない?違うな、俺の方が上だな」
(ヒュドラ)「…もういい終わらせる」
ヒュドラの口調が変わり
蛇行剣を構え斬りかかる
(龍難寺)「(あの剣が厄介だ、距離を取り遠距離攻撃を)」
(ヒュドラ)「距離は取らせん!土霊·岩突撃槍!!」
地面が隆起しジハードに無数の岩の槍が迫る
“ドガガガガガガ……”
(龍難寺)「ぐっ!ぬぬ!ぬぅ…」
龍難寺はガードで防ぐ
(ヒュドラ)「蛇行剣·疫症!!」
(龍難寺)「ー!フンッ!!」
(ヒュドラ)「何!?」
再び蛇行剣を壊死した腕で払いのける
(龍難寺)「破壊龍拳衝撃!!!」
ヒュドラに渾身の正拳が決まる
(ヒュドラ)「ぐはっ…!!(意識が消え…)まだだ!!」
ヒュドラは踏みとどまり大口を開く
(ヒュドラ)「超圧猛毒線!!!」
(龍難寺)「龍鎧鱗!!」
繰り出されるヒュドラの猛毒をさらに壊死した左腕で防ぐ
(龍難寺)「破壊龍拳衝撃無限連撃!!!」
”ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…“
ジハードは残された右腕で無数にヒュドラに打撃を打ち込む
(ヒュドラ)「ぐっ!がはッ!(まずい…転生しオロチの元へ行き再起を…)ぐふっ!…」
ジハードによりヒュドラは殴り飛ばされた
(ヒュドラ)「…転生…再輪…」
ヒュドラは呟く
(龍難寺)「ハァ…ハァ…こりゃ左腕は駄目だな…影!」
リンドを抑えていた影がジハードに戻り元の姿を取り戻したリンドが眠っていた
(龍難寺)「…」
データ分解の始まるヒュドラを見つめるジハード
(ヒュドラ)「…(オロチの元へ)」
小さな蛇になり瓦礫の隙間を通り姿を消す
(龍難寺)「よし、アルゴス城に向かうか」
ジハードはリンドを肩に担ぎ飛び去ってゆく
ーーイナンの町ーー
八戒·蒼葉·ニシオ·ヤマトは竜騎兵に現状の説明を受ける
(蒼)「なら、ニシカの町も上手く行ったみたいね」
(八戒)「あとはガラガラ砂漠の馬羊連合との戦いだな」
(五十嵐)「おーい」
ニシカの町より五十嵐·ヒガマル·マシューが竜騎兵の背に乗り合流し
五十嵐からニシカの町はマシューの解放とヒガマルと市民によりコロシアムの囚人を解放し蛇兵の抑え込みに成功
その勢いはアルゴス城の鎮圧へ流れた経緯を話した
ヤマトからもイナンの市民がアルゴス城へ流れた事の顛末を話す
(五十嵐)「それとその…八戒よぉ、俺のせいで手間取らせちまったな…すまなかった!」
五十嵐は八戒に頭を下げる
(八戒)「気にするな、事が上手くいったのはお前の働きあってだ」
八戒は五十嵐の肩に手を当て快諾した
(蒼)「よし!それじゃ最後の戦いに行くわよ!!」
(五十嵐·八戒)「おう!」