カルキュレイション ワールド 147頁
黒く禍々しい姿のリンド
”ビリビリ“
ヒュドに伝わる威圧感
(ヒュド)「それが満開のーーぐっ!!」
話終る前に距離を詰めヒュドを殴り飛ばすリンド
(リンド)「(自我を保てる内に勝負をー…)」
(ヒュド)「ぐはっ!」
吹き飛ぶヒュドを更に追撃し上空へ蹴り上げる
(ヒュド)「ぐぬぅぅ消し飛ばしてー!?」
ヒュドは口を開きポイズンレーザーを放とうとするがヒュドの顔面を茨が包む
(リンド)「(そうは…させない!)」
リンドはそのままヒュドの顔面を掴みながら地面に投げつけた
“ドーーン”
(ヒュド)「がふっ!」
リンドは再び薔薇の龍を創り出す
(リンド)「(薔薇龍…全滅砲)!!」
”ドーーーーン……ゴゴゴゴ…“
地表に巨大な穴が開く
(リンド)「(うっ…うググガガガァ)ガァーーーー!!!」
リンドの理性が飲み込まれる
(竜騎兵)「くっ!リンド様…ジハード将軍お急ぎ下さい」
離れた場所からただ見守る事しかできない竜騎兵達
(ヒュド=“三頭蛇のヒュドラ”)「よもやこの姿にまでさせられるとはね」
二足歩行型に姿が変わり巨大な穴の中から現れるヒュドラ
(リンド)「グガガガガ!」
ヒュドラからの威圧に敏感なリンドが反応する
(ヒュドラ)「土霊·巨磊大蛇…」
大岩で作られた巨大な蛇がリンドへ向かう
リンドも上空から蛇へ真っ向から挑む
(ヒュドラ)「愚かですね…」
アナコンダは機敏な動きでリンドを締め上げた
(ヒュドラ)「ここまでよく足掻きましたね、しかし残念ですが…」
”ドーーーン!!“
リンドは巨大なアナコンダを破壊する
降り注ぐ巨石群
(ヒュドラ)「土霊·障害壁」
土の壁がヒュドラを覆い
降り注ぐ巨石群から身を守る
(リンド)「グガーーー!!」
リンドは上空から降り注ぐ巨石群の間を猛スピードでヒュドラの障害壁目掛け突進する
(ヒュドラ)「無駄ですよ、この積み重なる巨石と障害壁の二重の厚みを突破すること…」
“ドーーーーーン!!!”
リンドは二重の壁を突き破りヒュドラの右腕までも引きちぎる
(ヒュドラ)「ー!パワーもスピードも素晴らしいですね!しかし!!」
ちぎれた腕がリンドの首を鷲掴み
本体と腕がすぐさま細胞で繋がり伸びた腕は縮小しリンドを地面に押し倒した
(ヒュドラ)「今度は防御力を試しますか?高圧毒線!!」
ヒュドラは口を開きリンドに狙いを定める
(龍難寺)「撃たせないよ」
(ヒュドラ)「ー!ぐふっ!」
ヒュドラは殴り飛ばされ上空にレーザーが放たれる
(龍難寺)「影!」
(リンド)「グガガ…」
龍難寺の影がリンドを取り押さえる
(ヒュドラ)「……、ロキの気配がないですね」
(龍難寺)「終わったみたいだな」
(ヒュドラ)「民衆の反乱、馬羊連合、龍国の進行…すべて無にしてくれる!!」
ヒュドラの目つきが変わり闘気が放たれる