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カルキュレーションワールド 144頁

精霊術を使い満身創痍な蒼葉


(八戒)「蒼葉無事か?」

(蒼)「八…戒…」


”ドサッ“

蒼葉は倒れ込む

それを八戒が担ぎ城をあとにする


ーーイナンの町ーー

エンマVSヤクルス


(ヤクルス)「貴様の首を挙げれば“コブラ部隊”の中でもオロチに変わって俺様の名が馳せるのォ!!」


ヤクルスが刃先の折れた槍を全力でエンマへ投げる


(エンマ)「どの国の王も貴様程度で挙がる首はおらんきぃ!」


迫る槍を腕で払う


(ヤクルス)「陽炎エンマ!!ここからがショータイムだ!!高圧水輪!二枚刃!!」


ヤクルスの両手のてのひらから回転する水の輪が放たれる


(エンマ)「(さすがにガードはまずいか…)おもろいモンみせたるき」


迫りくる円盤にエンマが2本の十手を取り出す


(ヤクルス)「天賦十手…水輪を力で凌ぐ気かのォ!?」

(エンマ)「猿舞·十文字斬り!!」


水の輪は見事に切り裂かれた


(ヤクルス)「見事な良業物!その十手の一撃は運による会心率の変化だからのォ!」

(エンマ)「不運なら出し切ったき!ここからのワシは強いぞ!」


エンマごヤクルスに詰め寄る


(ヤクルス)「(長期戦は不利なはず!)水圧蛇口!」


水の大蛇が口を開きエンマに迫る


(エンマ)「ふん!」


一撃で水の大蛇を粉砕する


(ヤクルス)「躊躇なしか…ーーいない!?」


エンマは水飛沫みずしぶきと共に姿を消しヤクルスは見失う


(エンマ)「猿舞·V字斬り!!」


頭上からエンマが斬りかかる


(ヤクルス)「くっ!超絶硬化!」


ヤクルスは腕を交差して身構える

”ズバッ!!“


(ヤクルス)「ぐぅっ!!」


ヤクルスの片腕は切断されもう一方はネジ曲がる


(エンマ)「ー!2撃目は運が落ちたきぃ!」

(ヤクルス)「水霊·水圧爆破!」


“ドーーン”

切り落ちた腕が二人を巻き込み爆発する

吹き飛んだ先でヤクルスが叫ぶ


(ヤクルス)「効いたかエンマァ!!それに俺の腕は再生するぞォ!!」


爆発の砂煙が晴れると微動だにしないエンマの姿がある


(エンマ)「…ゴホッゴホッ無茶しやがる」

(ヤクルス)「捕縛双蛇ほばくそうじゃ!」


エンマの両腕をヤクルスが両腕を蛇に変えて巻き付ける


(ヤクルス)「ただの蛇じゃないぞォ!水霊をコーティングし貴様の熱に耐性を持た…」

(エンマ)「うず·灼熱炎霧しゃくねつえんむ!」

(ヤクルス)「アァァァ熱いィ燃える!」


エンマが真っ赤に熱を帯びヤクルスの両腕が燃え上がる


(エンマ)「そろそろ終いき…猿火えんか·功徳拳こうとくけん!!」


エンマは真っ赤な拳をヤクルスに叩き込む


(ヤクルス)「ぐお"ッ…!」

(エンマ)「すまんき…つい熱くなっちまった」


"ドサッ”

データ分解が始まるヤクルス


(エンマ)「さてわしは帰るき…送迎の鼠様が待っとるき」

(ヤマト)「エンマ様!お命助けて頂きありがとうございました!!」

(ニシオ)「エンマ様!ご無礼ながらお訪ね致します!この国は今大きな戦いの最中さなかにあります!この機に乗じてー」

(エンマ)「この国の空気はビリビリ伝わっとるき、じゃがいちじるしい世の乱れはの者達が動くき…儂の出番はここまでよ…」


そう告げるとエンマは陽炎の様に姿をぼかし消え去った











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