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カルキュレイションワールド 140頁

ーーニシカの町ーー

五十嵐・ヒガマル・民衆VSマシュー

ボロボロな五十嵐


(五十嵐)「なんてスピードだよ!突然現れて消えやがる!」

(ヒガマル)「やはり手を貸すぞ!」

(五十嵐)「大丈夫だ!お前たちにはコロシアムの警備兵を抑えてもらいたいからな…こんなところで削る訳にはいかないぜ…それにあいつのリズムが掴めそうなんだよ…」

(ヒガマル)「(確かにコロシアム外部に警備兵が全くいない…囚人の守りを固めた配置)」

(マシュー)「……」


〝シュッ〟

姿を消すマシュー


(五十嵐)「ぐっ!」


姿を現すマシューに頬を殴られるが体勢を崩さぬように踏ん張る五十嵐


(五十嵐)「当たれ!」


〝シュッ〟


五十嵐は拳を繰り出すがマシューは直ぐに消え五十嵐から20m程の距離に姿を現す


(五十嵐)「くそッ!またあの距離をかよッ!……ー!」


五十嵐は何かに気付きマシューから離れるように走り出した


(ヒガマル)「お、おい!逃げるのかよ!?」


マシューも五十嵐を追いかけるように走り出す


(五十嵐)「(やっぱりな!あの野郎の移動距離はおよそ20m!離れたら追うしかないよな!そして移動圏内に捉えたらー)」


〝シュッ〟マシューが姿消す


(五十嵐)「姿を現すなら俺がいた位置!!」


五十嵐は身体を横に反らす

現すマシューの攻撃は五十嵐に当たらない


(五十嵐)「ここだー!!」

(マシュー)「がはっ!」


五十嵐の拳がマシュー頬を捉え殴り飛ばす


(ヒガマル)「あいつ、ついに当てたぞ…」

(民衆)「こ、これなら勝てるか…」


民衆がざわつきはじめる


(五十嵐)「これであいつの特技を攻略したぞ!こんどはこっちの……ー!!」


マシューが手のひらに竜巻を造る


(五十嵐)「あんなんもあんのかよ!!」

(マシュー)「フン!」


放たれる竜巻は五十嵐を飲み込む


(五十嵐)「うっ…つっ…うおっ!」


耐えていたが風圧に飛ばされ岩に打ち付けられる五十嵐


(五十嵐)「ぐぁ!」

(ヒガマル)「大丈夫か!!手を貸すぞ人間!!ー!」


フラフラになりながらヒガマルを手で静止し立ち上がる五十嵐


(五十嵐)「ハァ…ハァ…いやもういい…」

(ヒガマル)「もういい…?」

(五十嵐)「俺はあのリングで理性を失ってた時に不思議な力を使い蒼葉の仲間を傷つけた…もう使いたくないとおもったがそうは言ってられねぇな…」


五十嵐が静かに陸上のクラウチングの姿勢をとる


(五十嵐)「フゥー…3…2…1…(ごう)!!」


五十嵐が突風を放ち猛スピードで駆け出す


(ヒガマル)「なんて速度だ…それにあの足…」


五十嵐の足裏にはスパイクのように牙が無数に生えている

〝シュッ〟

五十嵐がマシューに近づくと姿を消す


(五十嵐)「(想定内ー!離れても奴には2秒程度のインターバルがある!!じゃなきゃずっと姿を消しとけばいい!それが出来ないのが何よりの証拠!!)」


五十嵐が超スピードで現れるマシューに詰め寄る

〝シュッ〟

が再び姿を消し

再び現れる

それに合わせるように五十嵐もマシューの現れる所へ進行方向を切り返し再び詰め寄る

〝シュッ〟

再び姿を消し現れるマシュー

切り返す五十嵐

〝シュッ〟

消えるマシュー

そして現れるマシューだったが

インターバルの間に五十嵐の拳はマシューの首輪目掛け放たれる距離にまで詰め寄った


(五十嵐)「(いい加減諦めろーー!!!)」

(マシュー)「ガハッ!!」


五十嵐の拳は首輪を破壊しマシューを吹き飛ばす








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