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カルキュレイションワールド 132頁

闘技場では両者にらみ合う


(スネイル)「待ってたよ、メデュー様からの指示で()の者を倒せとな…」

(八戒)「…」

(スネイル)「なんだビビって喋れないか?なら早急に片を付けてやるぜ!!」


八戒に勢いよく飛び掛かるスネイル


(実況)「おーっと先に仕掛けたのはスネイル選手だー!」

(八戒)「フーゥ…」


八戒はゆっくり息を吐き全身から白いオーラを放つ

迫り来るスネイルを躱し懐に入る


(スネイル)「ー!」

(八戒)「破戒堅(はかいけん)!」


八戒はスネイルの腹部を殴り堅い鱗を粉砕する


(スネイル)「ガハッ!!」

(実況)「……な、なんと一撃~!!八戒選手スネイル選手を一撃で仕留めました!!さすが大物ルーキー!!」


スネイルは静かにデータ分解が始まる


(実況)「興奮覚めやまぬ中ですがさっそく第二回戦!!ブーハ選手入場~!!」


入場口が開き細身な姿で両腕が蛇の頭のブーハが歩き入場する


(八戒)「…やはりな」

(ブーハ)「?」


両者が中央で立ち並ぶ


(八戒)「この国にとっては痛みの無い闘いか」

(ブーハ)「…気付いたか?この国で死罪を待つ者が闘い、生き残れば釈放される場所だ」

(八戒)「やはり悪趣味だな、客席もさっきのスネイルもマッハも見たことがある奴らだったからな」

(ブーハ)「ここの主催者は貴様を勝たせる気はないぜ、俺達は貴様を捕縛するように言われているからな」

(八戒)「そうか…だが負けないさ!」


八戒は再び白いオーラを放つ


(ブーハ)「いい闘気だ、殺し概があるぜ!九蛇操舵(くじゃそうだ)!」


〝ボコボコボコ〟

ブーハの背中が膨れ上がり更に7つの腕が生える


(ブーハ)「乱牙!!」


九つの蛇の腕が八戒へ迫る


(八戒)「反逆の九蛇団、首領ブーハ…この国の王に楯突いて内戦を仕掛けた首謀者」


八戒は話ながら冷静に避ける


(ブーハ)「ご名答!ヒュドの王政は民を犠牲に成り立つ物だ!故に転覆を企てた!!がその末路が死罪よ!!」


九つ腕が再び迫る


(八戒)「フン!」


八戒は闘気の帯びた手刀で蛇の頭をすべて切断した


(ブーハ)「ーー!!」


ブーハの怯んだ隙に八戒が詰めよる


(八戒)「衝底!!」

(ブーハ)「ぐふっ…」


ブーハはそのまま倒れ込む


(蒼)「八戒…さすが死線を潜り抜けて来ただけあるわね」

(実況)「な、なんて圧倒的強さの八戒選手!底知れぬ実力!最終戦ではどのような闘いを魅せてくれるのか!?さっそくまいりー」

(???)「おい!猪の者ォ!最終戦は一味違うぜェ!」


実況とは違う声が会場に響く


(八戒)「…ようやくか」

(ヤクルス)「このコロシアムの支配人ヤクルス様が直々(じきじき)に(おもむ)きこの最終戦のカードを連れてきたぜェ!行け!五十嵐(いがらし)泰牙(たいが)!!」

(蒼)「えっ!?」


蒼葉が驚く



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