カルキュレイションワールド 131頁
ーーコロシアム受付ーー
(受付)「書類の方は届いていますよ、それで選手の八戒様は…2,800万Gですね、参加費用は結構ですので、選手の方は控室へお連れの方は観客席へお願い致します」
(蒼)「ちょ、ちょっと参加費ってなんなの?八戒の2,800万ってなに?」
(受付)「当施設では参加者が三試合行い勝ち残れば賞金の1,000万Gを受け取れるルールでございます、尚参加費用100万Gは八戒様の懸賞額が越えるため不要とさせて頂きますが、敗北時には捕縛させて頂きます」
(八戒)「なるほどな、それが狙いか…だが勝ち抜けばいいだけの事、これを頼んだ」
そう言って八戒は蒼葉へ薙刀を渡し選手控室へと向かっていった
(ヤマト)「親分なら大丈夫さ、さぁ俺達も行こうぜ」
蒼葉達も観客席へ向かっう
その通路の道中
(蒼)「ねぇヤマト、カジノのチケットは年間パスしかないの?」
(ヤマト)「通常パスもあるが、おそらく近隣の店には無いだろうな」
(ヒガマル)「結局は親分の首欲しさの罠だしね」
(ニシオ)「蛇王らしいやり方だね」
話をしていると扉が現れる
(ヤマト)「ん?これが観客席の入口か」
(蒼)「悪趣味な扉ね」
蛇の模様が刻まれた扉を開ける
大歓声の響く闘技場
その闘技場を上から観戦する造りの観客席
闘技場では巨大な蛇が屈強なゴリラを締め上げる
(実況)「さぁ~スネイル選手の締め付けをどうするのか?マッハ選手!?」
(マッハ)「ぐっ…ぐおおおお…!!!」
マッハが締め付けを押し広げる
(スネイル)「おっ!少しはやるな、だがこれで終いだ」
(マッハ)「ぐおおおお……ぐっぅ……」
スネイルが更に締め付けるとマッハは静かに力尽きる
(実況)「勝負あり~!さすがはかつて蛇国内で屈強な戦士に選ばれたスネイル選手!これで本日三連覇!この快進撃を止められる選手はいるのかー!」
(蒼)「強いわね…」
(ヤマト)「猛獣種…蛇の身体にワニの鱗、スピード、パワーそして丈夫さも備えた厄介な相手だな」
(実況)「さぁ次のチャレンジャーは猪国よりやって来た懸賞金2,800万の大物ルーキー八戒選手!入場!!」
闘技場への扉が開き八戒がスネイルに歩み寄る