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カルキュレイションワールド 129頁

~二日前~

ーーマセン地方・蒼葉&八戒&ゴリラ達ーー

大橋を渡り終える一同


(八戒)「これより先は蛇王の領土、南へ下ればドサ地方へ繋がる橋がある」

(蒼)「けど、以前ゲッコーの言ってたカジノに猿王がいるかも知れないのよね?」

(ヤマト)「カジノ〝GOLD RUSH〟に行くには途中の町〝ニシカ〟で入場チケットを買う必要があるぜ」

(蒼)「そうなると騒ぎを起こさない為にもチケットは必須ね」

(八戒)「私は、猿王であろうと不正を(ただす)立場の者が悪に手を染めているなら許せぬ!すまぬが、本来の目的からは逸れてしまうがカジノには足を運ばせてもらうぞ」

(蒼)「あんたって真面目なのね…まぁしょうがないわね、ニシカに行きましょ」


蒼葉達はニシカの町へ向かう

その一団を茂みから見つめる蛇がいた


(スニーク)「ヒュド様、人間がニシカの町へ向かいました…」


スニークが無線で話す


(ヒュド)「〝ご苦労だったな…もうよいぞ〟」

(スニーク)「ハッ!」


スニークは茂みから姿を消す

ーーアルゴス城・玉間ーー


(ヒュド)「アイツの出番だな、ニシカの〝コロシアム〟に向かわせろ」

(メデュー)「はい、良き余興かと…しかし10年前あの大戦後から忽然(こつぜん)と姿を消した白鳳が我らが城に現れた時は驚きましたね」

(ヒュド)「ふっ、小僧の姿といえど四神の気迫に満ちていたな…まさかこの城を隠れ(みの)にするとわな、まぁお掛けで面白い物を手に入れたがな」

(メデュー)「はい、良き取り引きだったと、しかしあの男の野望も恐ろしいですね」

(ヒュド)「まぁいいさ、その足掛かりに邪魔な四聖獣〝朱雀〟をも片付けてくれたんだ」

(メデュー)「はい、それにより世界の均衡も無いも同然、ですがその均衡の一端であったハツネの処遇はいかように?」

(ヒュド)「以前からヤツとは身の安全を保証する代わりに〝(かね)〟や〝イービルリング〟〝研究設備〟充分な提供をしてくれた…」

(メデュー)「頃合いですね」

(ヒュド)「あぁ、ニシカの人間もハツネの処遇もメデュー、貴様に任せる」

(メデュー)「はい」


メデューは玉間から出ていった


ーーニシカの町ーー

日が沈む頃ニシカに着く蒼葉達


(蒼)「やっと着いたわね」

(八戒)「しかし異様な空気だ」

(ヤマト)「町に生活の活気がまるでない」

(蒼)「まるでグランの町みたい…それでも宿屋は開いてるわね、今日はここで休みましょ、もぅ朝からクタクタよ」

(八戒)「そうだな、休息も必要だ」

(ヒガマル)「手続きはしときます、皆さんはお部屋へ」

(蒼・八戒)「ありがとう」「すまんな」


一同は部屋へ着くと疲労によりすぐに眠りについた






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