表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
127/163

カルキュレイション ワールド 127頁

冴刃は禅輝を担ぎ上げ川から上がる


(冴)「ハァ…ハァ…だいぶ流されたか、あいつらも無事だといいが…でもまぁこいつを落として幕引きにしたって事は戦意の消えた行動…か、だとすれば無事だろうな…よいしょ!」


冴刃は禅輝を肩から下ろす


(冴)「ここらでいいか…おっ、この岩なんか丁度いいな」


冴刃は巨大な岩に手を振れる


ーー蒼葉&八戒ーー

二人は麓の分岐点に来ていた


(八戒)「ここが〝マセン地方〟と〝イウン地方〟への分かれ道だ」

(蒼)「それで羊王はマセン地方にいるの?」

(八戒)「いや、羊王はドサ地方に城を構えている」

(蒼)「ドサ地方ってことは此処(ここ)からだとどちらのルートが近いの?」

(八戒)「ん~、イウン地方からのルートでは〝犬〟〝鶏〟〝猿〟の三つの国を(また)ぐのに対し、マセン地方からなら〝蛇〟〝馬〟の2つで済む」

(蒼)「ならマセン地方からが最短って事ね」

(八戒)「だが一つ問題があってな、橋の先が縄張り意識の強い蛇王の領土を通る事が気掛かりだ」

(蒼)「蛇かぁ~確かに縄張り意識高そぅ…」


蛇王のイメージで落胆する蒼葉


(八戒)「しかし通れない訳でもないだろう、先ずは向かってみるとするか」

(蒼)「そうね、合流する事が先決ね」


蒼葉がマセン地方のルートへ目を向ける


(蒼)「ん?」

(八戒)「どうした?弓城」


八戒も目を向ける先に腕を組むG-3ライダースの三人組がいた


(バンダナゴリラ)「親分!先の死闘感銘しました!あの四聖獣白鳳を退ける戦い、あれを見て心を掴まれない者はいない!この先の蛇の領土お困りじゃないですかい?俺達が手を貸すぜ!」

(八戒)「お前達付けてきていたのか」

(バンダナゴリラ)「いやいや、あの後一晩小屋で過ごしゲッコーとは金の関係抜きでチームになり、再出発って時に不自然に暗雲が立ち込める場所があるからよ行ってみたら驚いた次第よ!」

(八戒)「所でそのゲッコーの姿が見えないが奴は何処に」

(バンダナゴリラ)「ゲッコーなら死闘を納めた映像を新聞社に売り込みに行ったぜ、四聖獣の生の戦いなんで貴重だからな」

(八戒)「余分な事を…」

(蒼)「あんた達蛇の領土通れるの?」

(バンダナゴリラ)「もちろんだぜ、元々〝渡り〟を生業(なりわい)にしてたからな、けど思ったより景気悪くてな、そこで賞金稼ぎになったのよ」

(蒼)「八戒力を貸してもらいましょ、トラブルなく羊王の所へ向かえるのが理想よ」

(八戒)「しかたあるまい、ライダース達力を貸してくれ」

(バンダナゴリラ)「もちろんだぜ親分!あんたに一生ついてゆく!」

(ゴリラA・B)「俺達もだ!」

(蒼)「あんた達名前は?」

(バンダナゴリラ)「俺の名前は〝ヤマト〟そしてこいつが二男の〝ニシオ〟と三男〝ヒガマル〟だ、よろしく頼む」

(蒼)「こちらこそよろしく」


蒼葉はゴリラ達と握手を交わす


(八戒)「よし、改めて羊王の所へ向かうぞ」

(蒼・ゴリラ達)「おう!」


蒼葉達はマセン地方へ向かう橋へ歩きだす

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ