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カルキュレイション ワールド 125頁

互いに走り出し二人の激しい打撃戦の攻防が始まる


(冴)「白鳳は再構築するまでは神術は使えない、対して(せがれ)は大技は使えないが打撃に纏わせる程度の余力はあるが、互いに体力勝負って事だな…」

(蒼)「私の援護もあれだけ接近戦だと白鳳を狙えない」


禅輝が拳を繰り出すが白鳳は(てのひら)で受け流す


(禅)「ハァ…決まらねぇな」

(白)「今度はこちらからいくぞ!」


白鳳は禅輝の顔面めがけて蹴りを放つ

禅輝はそれを両腕で防ぐ


(白)「隙だらけだな!」

(禅)「ぐふッ!」


禅輝のがら空きの腹部に白鳳の拳が決まる

禅輝は腹部を抑え前屈みになる


(白)「オラァ!!」

(禅)「ぐぁー!!」


禅輝の顔面へ蹴りが決まる


(白)「(つぶ)れろォォォ!」


倒れ込んでいる禅輝に拳を繰り出す


(禅)「ー!!オラァ!」

(白)「ぐふぅ!」


迫る白鳳の拳を禅輝は跳ね起きの勢いを使い蹴りを食らわせた

〝ドサッ〟

二人とも倒れ込む


(禅)「ハァ…ハァ…」

(白)「ハァハァ…」


満身創痍な二人

ーー蒼葉と冴刃ーー


(冴)「おい、姉ちゃんこれを」

(蒼)「それは?」


青白く光る弾を渡す

(冴)「〝修復弾〟だ、俺の〝波〟を倅に分ける、俺の波ならどんな奴にも適合するからな、姉ちゃん弓作れるか?」

(蒼)「こう?」


蒼葉は弓を作り出す


(冴)「ありがとよ」


冴刃がそれに触れると回転式拳銃に型を変える


(冴)「リコイル(反動)の心配はしなくていい、へビーウェイトで調整してある、軌道計算も織り込み済みだ」

(蒼)「??なんだか分からないけど任せて!」


蒼葉は拳銃に弾を込める

一ー禅輝と白鳳ーー


(禅)「ハァハァ…やるなおっさん、こんなボロボロなケンカ久しぶりだぜ」

(白)「こんな所でここまで追い込まれるとは思わなかったぞ」


二人はフラフラな状態で立ち上がる


(禅)「ただの打撃じゃ受け流されちまうからな、これでいくぜ…スゥーーフーーフーー」


禅輝は息を右腕に吹き掛けると霜がつき始める


(白)「ほぅ、〝転波(てんぱ)〟か」


白鳳が呟く


(蒼)「ねぇ、てんぱ?ってなによ?」

(冴)「波が属性や性質を転換する事だ、まぁさっき姉ちゃんの弓を拳銃に変える程の規模は俺しか出来ないが、あれは〝鉄〟の性質をうまく使って属性を変えたな、波のコントロールも本能で調節してやがるか」


冴刃は禅輝に関心する


(禅)「さぁ!続きといくか!!」

(白)「…(構築完了までもう少しか…)」









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