カルキュレーション ワールド 124頁
(冴)「これであとは俺の能力で天琊から神矢のデータを取り出せば事が進む」
冴刃が白鳳に向かい歩きだす
(白)「やれやれ、勝手に終らすなよ」
(冴)「ー!」
仰向けの白鳳が話す
(八戒)「くそ!やつは不死身か!?」
(蒼)「なんてやつなの!?」
八戒が武器を構える
白鳳はゆっくり立ち上がる
(白)「雷霊・雷轟電撃」
白鳳の掌から無数の電撃が八戒を襲う
(八戒)「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」
蒼葉直ぐ様矢を構え放つ
(蒼)「八戒!!」
(冴)「カスタムポイント・ダウンボム」
冴刃は放たれる瞬間蒼葉の弓に触る
放たれた矢は白鳳の足元に軌道が反れる
(蒼)「えっ!?なんで!」
(冴)「問題ない!軌道を書き換えた!」
〝ドーーン〟
地面が爆発するも白鳳は距離を取り爆風をしのぐ
(白)「ぐぅぅ!」
電撃から解放される崩れる八戒
(八戒)「ハァハァ…助かったぞ」
(白)「小賢しい真似を!雷霊・放電針!」
白鳳の放つ無数の電撃が冴刃と蒼葉に迫る
(冴)「おいおい、女とケガ人にする事かよ!」
冴刃は地面を隆起させ壁を造り障壁にする
(冴)「くそ!さっきの雷も誤算だった!!まさか精霊術が使えるとはなァ!」
(蒼)「そうよ!神術が切れればチャンスだったのよね!あいつ全然元気じゃない!?」
(冴)「神術は本来、技の大きさに比例して体力を消費する!それに対して精霊術は精神力を削り技を繰り出すからな、あいつ程になれば半端な精神力じゃないだろ!」
(蒼)「それじゃ困るのよ!勝ち目無いじゃない!!」
(冴)「だが精神つうのは体力からの影響も出るからな、どちらにしろ限界は近いはずだ…」
放たれ続ける放電により二人の隠れる障壁はボロボロになってゆく
(白)「ふぅ、そろそろ一思いに消してやろう!雷霊・充雷あッぅぅー!」
白鳳がひざをつく
(白)「うぅ、身体がー!」
(冴)「倅ー!!」
冴刃の叫び声より早く禅輝は白鳳に拳を繰り出していた
(禅)「おらぁぁぁぁ!」
(白)「ぐッお!」
禅輝の拳が白鳳を殴り飛ばす
(禅)「さぁ!決着つけようぜ!」
(白)「ハァハァ…貴様などこの身一つで充分だ」
白鳳がボロボロのスーツとワイシャツを破り捨てお互いに拳を構える