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カルキュレイション ワールド 119頁

ーークレアシオンベルク・中腹山小屋ーー

〝ゴゴゴゴゴゴ…〟

大気の揺れでコップが揺れる


(蒼)「何!?何!?じ、地震???」

(キャミィ)「嫌な空気の痺れ方」

(八戒)「キャミィ外に来てくれ」


八戒が小屋の外からキャミィを呼ぶ


(八戒)「冴刃の言っていた滝の方角に暗雲が渦巻いているようだが、この大気の揺れと関係ありそうだな」

(キャミィ)「かなりにおうわね、行くよ!」


キャミィと八戒が滝へ向かい走り出した


(蒼)「こ、コラ!私を置いてくな!」


急いで蒼葉も後を追う



ーークレアシオンベルク・滝ーー

空から冴刃と禅輝を見つめる白鳳


(禅)「くそ、上空じゃ手が出せねぇ!」


焦る禅輝を横に沈黙する冴刃


(冴)「……(今の白鳳に俺の氷じゃ決定打にならない、奴が今恐れているのは俺の能力、奴には全てを明かしていないからな距離を置ける上空が安全と踏んだか…しかし問題はこちらは白鳳の叩きようがない、せめて奴に触れられれば勝機があるが…)」

(白)「(冴刃め何を企む…奴の憑神ちからは〝サイバー〟この世のありとあらゆる物の構造構築を変える能力、触れられたら負け故に距離をとったが…まぁ先ずは小手調べといくか!)ヌル!!」

(ヌル)「お任せを!!」


ヌルは小高い岩から禅輝達に向かい跳躍し右手を巨大な出刃包丁へ形を変えそのまま振り下ろす


(禅)「うお!危ねぇ!!」

(冴)「面倒だな」


2人は二手に分かれ見事にかわし地面にヒビがはいる


(ヌル)「黒鉄覚悟!」


距離をとる禅輝に巨大な出刃包丁が迫る

〝キーン〟


(禅)「ー!くそッ危ねぇ!!刃物投げんなよ!!」


禅輝は憑神の拳で弾き飛ばす

地面に刺さる出刃包丁

しかし出刃包丁の右腕とヌルは繋がっており伸びきった腕を縮小させ左手を鎌に変え禅輝に迫る


(禅)「な、なんだこのゴム野郎!(カウンターで合わせる!)」

(ヌル)「単調だな貴様」


ヌルにカウンターを読まれ躱される禅輝

〝スパッ〟

ヌルの鎌が禅輝の服をかすめる


(禅)「お前の鎌も横振りなのは分かってたからなギリ避けれたぜ」

(ヌル)「不快な奴だ…」

(禅)「本気で行くぜ」


互いに構える



ーー白鳳VS冴刃ーー


(白)「上手く分断したか、なら私も仕掛けてみるか!」


白鳳は上空より冴刃に炎を吹く

迫り来る炎に砂を撒きそれを凍らせ盾にして凌ぐ


(冴)「くそ!なにかないのか!!こんなんじゃろくに防げねぇ!!」


冴刃は直ぐにその場を離れて次の炎にも同じ事を繰り返す


(白)「滑稽だな、これほどまでに防戦一方とは相性が悪かったな…ひと思いに消してくれる!」


白鳳が大きく息を吸い込む


(冴)「チャンス到来!領域サークル!」


冴刃が地面に手をつくと冴刃を中心に地面に巨大な円が現れ光る


(白)「消し飛べ!!」


白鳳が炎弾を放つ


(冴)「構築!隆起!!」


冴刃の足元が隆起し白鳳の炎を躱しそのまま白鳳の頭上を捉える


(白)「くッ!上空を取られたかッ!!」

(冴)「このまま終わらせる!!」


冴刃の手が白鳳に迫る


(白)「小癪こしゃくな!」

(冴)「ー!!」


白鳳が光出し二人を光が包み込み爆発が起きる

〝ドサッ〟

上空から冴刃が堕ちてくる


(冴)「うっ…くぅ…」

(白)「ハァ…ハァ…これしか方法がなかったんでな」

(冴)「まさか強引に〝アバター〟をバラすとはな…」

(白)「失うよりはマシだよ…また組めばいいさ…だが収穫はあったな、冴刃…」


倒れこむ冴刃は片腕を無くしていた

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