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カルキュレイション ワールド 102頁

疲労が見え始める禅輝達は中腹を目指し山道を進む


(禅)「八戒、中腹まではあとどれくらいだ?」

(八戒)「そろそろ山小屋が見える頃だが…」

(蒼)「あっ、あれじゃない⁉︎」


蒼葉が山小屋を指差す


(八戒)「ん?確かにあれだ、黒鉄止まれ!」

(禅)「どうしたんだ八戒?」


進行を止める禅輝達


(八戒)「それより一歩は砂海さかいだ」

(禅)「砂海?」

(キャミィ)「砂海は通常の砂よりキメが細かく軽い砂だ、故に足がとられて次第に身体が沈む」

(禅)「渡れるのか?」

(八戒)「よく見れば、その一歩より小屋の手前までが砂海だな、渡るには沈むより早く次の一歩を出し、歩くだけだ」

(蒼)「問題はアレね」


蒼葉が指さす砂海の中を背ビレを出して回遊するアニマがいる


(キャミィ)「〝モグラザメ〟ね、砂海に生息する獰猛どうもうな猛獣種、あいつのせいで砂海なのね」

(禅)「砂に棲む鮫か…よし!俺が捕まえてぶっ飛ばす作戦で行くぜ!」

(八戒)「全く無茶苦茶な奴だ…コレを持っていけ黒鉄」

(禅)「サンキュー八戒!」


八戒が禅輝に薙刀を渡す


(蒼)「禅輝!安全の確保任せたわよ!」

(禅)「任せろ!サメの1匹や2匹直ぐに片付けてやるぜ!」


禅輝は砂海に歩み出る


(禅)「うお!足が埋まってくぞ!」

(八戒)「駆け抜けろ!身体まで埋まるぞ!」

(禅)「うおーーーー!」


禅輝が砂海を進んで行く


(蒼)「禅輝!鮫が来たわよ!」


モグラザメの背ビレが禅輝に迫る


(禅)「来たなサメ野郎!返り討ちに…⁉︎」


〝ザバーーン〟

砂海から飛び出して来たモグラザメは禅輝を丸呑みにしようと頭上から口を開く


(禅)「でけぇー!!」


咄嗟に禅輝は薙刀を頭上で横に構えてモグラザメの口を受け止める


(禅)「くっ…丸呑みかよ、コレなきゃ死んでたぜ…」


〝サッサッサッサッサッサッサッ〟

キャミィが砂海を駆け出す


(キャミィ)「(この足場じゃ踏ん張りがきかない…それなら!)」


キャミィが飛び上がり空中で身体を高速回転させる


(キャミィ)「フルトルク・オーガブレイク!!《全回転・鬼撃》」

(モグラザメ)「ピギャーーーー!」


キャミィの拳がモグラザメを吹き飛ばす


(八戒)「弓城いまだ!」

(蒼)「今しか無いわね!」


八戒と蒼葉も砂海に入り禅輝達は砂海を渡りきる


(禅)「やっと休憩小屋だな、先ずは身体を休めようぜ!」


〝ガチャ〟

禅輝が扉を開ける


(禅)「⁉︎…す、すげぇ生活感だな」


禅輝の目の前には洗濯物やソファー観葉植物などが広がる


(???)「いやぁ悪い悪い、まさかこんな所まで来る奴が居るとは思わなくて…」


部屋の奥から無精髭を生やし髪はボサボサの男が出てきた



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