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カルキュレイション ワールド 100頁

小屋で待ち構える禅輝ぜんき


ぜん)「残念だったなゲッコー」


腕組みをする禅輝が言う


あお)「観念しなさい!」


ゲッコーの背後には蒼葉あおば八戒はっかいそれとキャミィが取り囲んでいる


(ゲッコー)「……」

八戒はっかい)「安心しろ、全員無事に開放するつもりだ、ただゲッコー…俺たちの賞金、つまり金の出所は〝猿王えんおう〟か?」

(禅)「ん?猿王って正規軍だろ⁉︎」

(ゲッコー)「……」

(八戒)「黙秘か…確かお互いに〝見猿〟〝言わ猿〟〝聞か猿〟がルールだからな尻尾が掴めないのが実態だ…だが俺は正規軍でありながら裏で暗躍する猿王を黙って見ている事は出来ない!…頼む!どんな些細な事でもいい、情報を…力を貸してくれ!」


八戒は薙刀を強く握りしめ頭を下げた


(ゲッコー)「…ゴイーダの酒場」

(八戒)「…⁉︎」

(ゲッコー)「そこのマスターに、このコインを渡せ、ハンターの証だ」


八戒はゲッコーからコインを受け取る


(八戒)「…恩にきる、手荒な真似ですまなかった」

(蒼)「そのコイン以前、百束ムカデが…」

(ゲッコー)「やつもハンターになっていたか…」

(禅)「よしッ!落着だな!おめぇらも悪かったな」


そう言ってゴリラ達を解放する


(ゲッコー)「お前達、それでどうするつもりだ?相手はあの猿王グループだぞ⁉︎」

(禅)「…関係ねぇよ、相手がデカかろうと小さかろうと、俺たちを狙ってくるなら本丸を叩くまでだ!」

(ゲッコー)「フン、大した威勢だ…気に入ったぞ、一つ情報をやる」

(禅)「⁇」

(ゲッコー)「もちろん猿王グループのボスは十二支柱の一角いっかく、〝陽炎かげろうエンマ〟奴の居る十二主塔に行ってもまともに取り合ってくれないだろう、だが奴はかなりの遊び屋でな、〝マセン地方〟蛇王じゃおうの領内にある〝GOLD RUSH〟って言うカジノに行ってみろ、運が良ければ会えるだろ」

(禅)「サンキューな」

(蒼)「ならとっとと〝冴刃さいば〟さん見つけて下山しましょ!」

(ゲッコー)「これより上、中腹、山頂は危険だ、心して掛かるんだな」

(八戒)「では、登るとしよう黒鉄」

(禅)「おう!」


禅輝達はゲッコー達を背に山道を進んで行く

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