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それさえや。   作者: 源 俊一
第二期
16/27

捨てた謙虚が私の切り札


悔しい。本当に悔しい。


なんで自分を分かってくれないのか。不思議だ。

こんなに自分を発信しているのに、誰も受信しない。


初めは身近のものから初めて、お金に余裕が出てきたから機材を買って

技術を身につけていって、高性能になったつもりだった。


だから自信があった。だけど現実は違った。


私が作ったものは誰にも見られなかった。

今でも数人の視聴者がいるだけ。私の自信は空回りだったのか?


「あぁ~!違う!悪いのは私だ、私が自分の能力を過信していただけだ!」


そうやって言うことで、落ち着くと思っていた。

だけど、募る怒りは心のずっと奥底に眠り続けている。

野太い根っこのように、張り巡らされる。


私は認めてもらいたい。見てもらいたい。

拒否されても構わない。・・・いや、それは栄えある日本人の癖だ。

謙虚心なんていっそ捨てて本気で叫んでみようか。


「私は人気になってみたい!!」


そうそれだ。

私だけじゃないのは分かっている、私以外にもいっぱいいるだろうし

私以上に努力している人もいるだろう。


今人気になっている元素人であろうと、努力と技術と数少ないチャンスに恵まれた結果であろう。


「くっそぉーー!!」


憎くてたまらない、わかっててはいてもただの運とでしか思えない。

私のほうが努力しているし、努力しているし・・・


「むぅ・・」


自分が哀れで。はしたない。


だけど、がむしゃらに。貪欲に。追い続ける。


たとえけなされたって、私が進む道は曲げない。

茶枝という本名である私の情報社会上の名は貫かれる。



それに・・本当は少し嬉しいこともある。


数人、いる。私を見てくれている人が。

例え立て続けて見ていなくても、私にめぐり合えたチャンスだ。

少なくてもゼロではない。大事にしなくては。


でもせめて、なにか・・。証拠が欲しいとは思っちゃう。

それはほら・・コメントとかそういう・・あぁ、いや。別に。


・・いらないんだから。



どんなに憎んだって、自分を哀れんだって。

諦められないのが、私。


私は私が悔しくて。


それでいて、大好きで。たまらない。



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