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チカラ  作者: 灰田 美夢
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自分が神だなどとは思わない。

残念ながらただのニートだ。


世界平和だって、偽善が入っているだろう。

仕方がない。私の本心はちっとも優しくないのだから。



それでも、世界が血で溢れるよりは、平和を願う方がいい。

そう思う。



今日も、宗教について調べていた。

もう、15年も昔に事件を起こした宗教団体。誰もがしっている新興宗教だ。



私がそれを調べたのは、世界が平和になるためにはある程度人が死なないといけないと思ったからだ。

これでは戦争と変わりないと思われるかもしれないが、人が増えすぎたせいで争いも増えるという単純な答え。


その、調べていた宗教もそれを悟って、大量殺りくを行ったのではないかと思った。



平和のために人の血を流すなど、本末転倒おかしな話だと馬鹿にしていたが、今ではその気持ちが分かる。

人を殺して、その先に平和な未来が存在するならば、私は人を殺すだろう。



多くの戦争はいつもそう信じてされてきた。その末にあったのは、ただの灰色の空だけだと歴史に描かれていても、新たな未来を信じて、戦争をする。




私がするのは戦争ではない。

時間をかけた不特定多数の暗殺だ。



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