仲直りからの絶望
「ここがお前の父親が居る所か?」
「そうだよ。なんで来たいと思ったの?」
「回復魔法の研究を一目見たくてな」
「あぁ…そういう事ね」
「ここが回復魔法の研究をしてる場所か…」
「なんで居るんですか?」
綾瀬詩織と白崎透花が現れた。
「あぁ…話に来ただけだ」
「なんの話ですか?戻りませんよ?」
「条件付きだが、回復魔法の使用が現状の回復魔法でも認められる。だがお前等二人が戻る事が条件らしい」
「なるほど…」
「一応そっちで開発は進んでるんだろう?ある程度は、だから戻ってこい」
「どうする、詩織」
「悩むわね」
「隣に居る子は?」
「知らないのか?教祖様の子供だぞ。神谷禅って言った方が良いか」
「莫大な魔力量を持ってますね」
「そうだな」
「戻りますか」
「そうしましょう」
「案外素直なんだな」
「どうせ他のフリーデンも来てるんでしょ?勝ち目無いし」
「それは困りますね」
三人の足元から棘が生える。直前の魔力の気配を察知して躱した。
「父さん、何してるの?」
神谷禅が神谷宿の肩に手を置く。
莫大な魔力が渦巻く。
「お前等!?来い!」
黒崎雷堂が落雷を神谷禅に放つが、地面を繭の様に変形させて自身を守る。
「何があった?」
「恐らく…莫大な魔力を持つ自分の子供を取り込むつもりだ」
繭が割れ、中から出てきたのは異形の姿を持つ神谷禅。
「あぁ…あの子の魔力があってようやく出来た」
他のフリーデン達も集合する。
6体1だが…勝てる気がしない。




