ホットケーキとワッフルで出来上がる私の好きなもの
私は恋をしている。
それは小さい頃からずっと、
目の前にあるのに、もう無いもの。
それはよく行く公園で出会ったもの。
あんなに見えているのに、皆は気にも止めないもの。
それに私は恋している。
家の近くにある商店街には喫茶店がある。
その喫茶店に行けば私が恋するものに出会える。
カラン、
喫茶店の扉を開けて私は店内に入る。
綺麗な女性のマスターに
「いつものアレ」を注文し
私はテーブル席に座る。
しばらく待つと綺麗な女性のマスターが来る。
注文したものをテーブルに置いて一言、
「どうぞごゆっくり」
目の前に置かれたものに私は目を輝かせる。
「そう、これが食べたかったの」
それは
ホットケーキと
半分にカットされ三角形となったワッフル
お皿の上で綺麗な○に△がくっついたその形
それはまさに
前方後円墳!
そう、これが私の大好きな古墳!
近所の公園には古墳がある。
その大きさは100メートル近くある
古墳の上には木が生い茂っており、なおかつ柵で囲われている為に公園で遊ぶ人には小高い丘ぐらいにしか思われていない。
だからあんなに見えているのに、皆は気にも止めない。
あんなに大きな存在感を放つのに、今はもうそこにあることすら気付かれない。
そんな古墳が私は大好きなのだ。
この喫茶店では、その大好きな古墳を食べることが出来るのだ!
先程注文したもの、そのメニュー名は
「焼いた古墳」
大好きな蜂蜜をたっぷりとかけて私は味わう。
表面はこんがり焼けていて中はしっとりふっくら
かぐわしく食欲をそそる香ばしい香り、
口一杯に広がる甘味、
「ぅ~ん、これが古墳の味なのね」
これがホットケーキとワッフルで出来上がる私の好きなもの。
わたしは古墳に恋してる。
古墳時代と縄文時代が大好きな、とある女子高生のお話でした。
うなぎちゃんのカチューシャの活動報告か
pixivにあるうなぎちゃんのカチューシャ漫画版で確認出来ます。




