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第10話:連合軍の影

1. 近衛師団長の陰謀

元国王に代わって息子が即位した。レンはギルドの屋根で赤い空を見上げていた。『黒龍と出会い、自分の未来を聞き、1000人を倒し、反転に制限は無くなった。だけど、心にざわつきがある。近衛師団長はどこへ行ったのか?黒龍から聞いてる能力キャンセリングのスキルはヤバい!制限が無くなった今、俺の力に敵は居ない!でも反転そのものを無くされるとおれはただの人間…黒龍の話しが頭を離れない。「国王はお前のスキルに目を付けている」近衛師団長の独断で1000人の兵がおれを……そう考えると近衛師団長は1000人を捨て駒に使ったと分かる……そこから近衛師団長は完全に元国王側だ…』

あれこれ考えていると、ミナがエアボードで駆け寄って来た!「レン、ヤバいニュース! 即位した今の国王がレンを呼んでるって!?」

「国王が…?」

レンはクールに返すが、戦術脳がフル回転。『現国王はおれをどう思ってる?でも呼んでるぐらいだから!?恐れては居ないと言う事!?それならそこまで心配しなくても良さそうかな?黒龍はお前の未来は明るいと言ってたから!もう危険な未来は無いのだろうか?』考えながら歩いているとギルド長が走って来て!『新しい国王がレンを総大将に任命したぞ。軍の会議室に来いとの事だ』

レンはニヤリ。「総大将? 雑魚相手じゃ退屈だが…行ってみるか」


2. 国王の任命

王宮の会議室は重厚な石の壁に囲まれ、現国王が玉座に座る。20代半ば、鋭い目がレンを捉える。「レンよ、父王の死は突然だったが、汝の力は頼もしい。わが軍の総大将を任せる」

レンは膝を付くが、内心アニオタ魂が「RPGの国王任命イベント、キター!」と叫ぶ。「光栄です。だが、俺のスキルは危険だと言われてますが?」

国王が笑う。「それが頼もしいのだ。わが国を守る盾となれ」

『はい。お受け致します。』会議室を出ると、黒龍の声が頭に響く。「レンよ、わしだ。お前の未来は変わったが、油断は出来んぞ!』

レンは周りを見渡し、小声で返す。「どういうことだ?」

「近衛師団長が他国に逃げ、能力キャンセリングのスキルを売り込み、お前の危険性を吹聴している。4カ国連合軍5万が組まれ、お前の国を攻めようと画策されておるぞ』

レンはニヤリ。「5万? ひっくり返すだけだ」

黒龍の声が笑う。「ワハハ、その意気だ! わしは近くにいる。必要なら呼べ」


3. 連合軍の襲来

数日後、国境から報告が来る。「4カ国連合軍5万が接近! 元近衛師団長が率いています!』

レンは軍の総大将として、王宮の戦略室で兵士たちに指示。「敵の数は5万!だけどおれが黒龍と対処する。皆は守りを固めろ」

レンは黒龍を呼ぶ。洞窟から黒龍が飛んで来、背に乗る。RPGらしいのキター! 黒龍の翼が風を切り、王国へ向かう連合軍5万の兵隊の頭上を旋回する。兵士たちが槍と剣を構え、近衛師団長が馬から叫ぶ。「雷のS級! お前の力は危険だ! 投降しろ!」

レンは黒龍の背でニヤリ。「雑魚5万? 俺の雷撃で吹き飛ばすだけだ」


4. 戦闘:雷撃の嵐

5万軍の矢が雨のように飛ぶ。しかし黒龍には効かない。魔法も多種多様に無数に放たれる。しかしこれも黒龍には魔法障壁が何重にもあるから効かない。黒龍は咆哮し、炎で焼き払い、レンは剣を握り、小声で呟く。「反転、キャンセル。反転、キャンセル…」一気に6回繰り返し、青白い雷光がバリバリ!と爆発的に全身を包む。体が震え、エネルギーを放出!雷撃が頭上から5万兵隊へ落ちる!

雷光が電流となってバリバリバリ!!と雷鳴を轟かせ、兵隊を一気に感電死させる。黒焦げの兵士!

「ワハハ、レンよ! やるな!」

黒龍が魔法で軍を吹き飛ばす。レンは黒龍の背から剣を振るう、雷撃が剣に宿り、次々と連合軍の兵士を倒す!兵隊達が叫ぶ「あの雷光は何だ! 怪物だ!」

近衛師団長が軍を再編。「お前の雷撃も黒龍も封じる!」

呪詛師10人に命令!呪いを放て!黒龍が頭上から落下!地面に落ちる前にレンが雷撃で瀕死する!落ちる時に、呪詛師の位置を確認して、超加速で呪詛師に近づき!雷撃で呪詛師を倒す!黒龍の頭上に魔法陣が出て黒龍は全回復!5万軍がパニックに陥り、復活した黒龍の地震魔法で地面が割れ、兵士が転落。レンは黒龍の背から雷撃を放ち雷光の嵐で兵隊を一掃。軍勢が崩壊し、近衛師団長だけが残る。

「これで終わりだ」近衛師団長はレンを見つめる!

戦争は終わったが近衛師団長との因縁が残った。


5. 締めの決意

平原の戦場、赤い空に煙が昇る。レンは黒龍の背から降り、剣を収める。連合軍5万は近衛師団長を残して全滅。黒龍が笑う。「ワハハ、レンよ! わしとの戦いは見事だったぞ!」

レンはニヤリ。「ありがとう、黒龍。お前の力もヤバいな」

黒龍が翼を広げ飛び去る。レンは剣を握り締め、ギルドへ向かう。俺の未来は変わったか? オタクの知識で、この世界をぶち抜く。

「次は近衛師団長だ』


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