キャンディとエキドナ
63話目になりますわ…エキドナが…記憶を洗脳で一時的にかえれる事が判明!新たな龍種、キャンディが登場…後半戦に向けて、動き始めています。
石垣山城にドラゴンが、舞い降りる。三匹の竜だ…
「アターナー姉様…お待たせしました。」ジャンヌが声をかけた。「ちょっと待って」
---ジン一郎?エキドナは見つかった?---
--まだですが…おそらく…一乗谷かと--
---徹底的に探して---
「ジャンヌ!久しいな…シモーヌも!笑いながら火ダルマにされた事を、思い出すわね!アハハハ!」リンは皮肉っぽく…笑った。
「へっ?あっ?えっ?あれは、んっうんん!…」シモーヌか苦笑いを浮かべた。
「アターナー姉様…あれは、エナ様からの命令でした。エナ様よりの下知…平にご容赦を…納得できなければ…この首差し上げます。ご存分に!」ジャンヌは、正座し、首を叩いた。
「ジャンヌ…その覚悟は良し!ならば、その首…貰い受けようかのぉ!」リンは、アイリスの刀に手をかけた。
「リン??本気なの?」アイリスが見つめる。
「覚悟は良いな…ヘスペリデス!」
「いざ!」刀が振り下ろされた。
ビフュン!……首は、落ちてない…
「ヘスペリデス?避けてどうする。」リンが、言った。
「あっ、いや…条件反射で!もう一度!」
ビフュン!
「躱してどうする?」
「いや…なんとなく…体が、勝手に…」
ビフュン!
「去なしてどうする。」
「……アターナー姉様…死にたくありません!」
ギャハハハ!ヴァネッサが笑い出した…。
「アハハハ!変わらないな…やはりこの寸劇は面白い…ヘスペリデス最高!」
「ヘスペリデスを石しちゃえば?」アシュラが言った。
「はてさて?!ペム姉!なにを言ってはりますのん?」
「姉様…私も石にすべきと具申します。」
シモーヌが言った。
「おい…おい…!ラドーンはん?本気でゆうてはります?死んじゃいますやん!」
ブッ!!アハハハ…アハハハ!ギャハハハ!
「可笑しい!笑える!ヘスペリデス!いいわ!いいねぇ!」
アイリスが涙目で言った。
「本物ね!このやり取り!懐かしいわね!ラドーン!ヘスペリデス…会いたかった!本当に…」リンが二人を抱き締めた。
「さて…ん??彼女は?誰?」アイリスが聞いた。
「童顔で!巨乳?じゃないわね?ペッタンコか…で?ツインテールに、半けつパンツにストッキング??」ヴァネッサが言った。「ミリム・ナーヴァのコスプレイヤーの方?」
そこに…小柄な女の子が立っていた。
「ようやく気づいたか!アハハハ!私はキャンディ!貴様ぁミネルヴァだろ?やはり…噂通り…淫乱の臭いがするなぁ!汚らわしい…」
「お前がエニューオーか?貧相だな?嘆かわしい!」
「おい…おい…!アターナー!くっ!うっ……神々しいな…まともに、見れないぞ?何かの結界か?」
「ペムプレイドーは…まぁいいや!」
「ハイハイ…ちびっ子は、お家に帰ろうね?一人で帰れる?ママはどこ?」アシュラが言った。
「おい…おい……私を子供扱いするとは…命のやり取りがしたいのか?あ〜ん?」
「おい…ヘスペリデス、ラドーン……ん?まさか…有り得ない…しかし…嘘!嘘だろ?嘘と言ってくれ…もしかして…ラドーンの子供か?」アシュラが言った。
「??嘘ですね。ペム姉様…言いましたよ!嘘です。」
「アハハハって…だから!この、生意気なガキは誰?」アシュラが、言った。
「だから…言っておろうが!私はキャンディ」
「おい…キャンディとやら!黙れ!」アシュラの目が赤く光った。空気が、変わる…黒龍達でさえ…固まった。
「…………ハイ…黙ります!沈黙です…ハイ!ハイ!はーい!黙りましたぁ!」キャンディは背筋を伸ばした。
「アハハハ…キャンディ、解ったか?アターナー姉様達には…逆らうなって!」ジャンヌが言った。キャンディはガクガクと頭を上下に振っている。
「彼女は、キャンディ、一応…龍種です。黒龍三匹じゃないと…運べないだろう…とエナ様が遣わしました。」
「アターナー姉様…以後、お見知りおきを…」シモーヌが頭を下げた。
キュイィィィィン…空気が更に変わる…背景が歪む…木々がざわめく…重い…空気が重い…
「キャンディと…言ったかのぉ?小童、うぬは、われの仲間か?敵か?我々を蔑む者か?グライアイを蔑ろにする者か?そんな輩を…われは、赦さぬぞ!」リンが言った。
「がぁ…はっ!うっ……うっ!あっあっ…息が…息が…」
「答えよ…キャンディとやら…」リンの目が赤く光った。
「あっあっあ…アッターナー姉ぇ様…おっおっ…ゆ…るぅ…しぃ……くぅださい…わた…さぁ…は…キャンディ…アターナー様に忠節を…誓いまぁぁす。決してウラギリません…誓いまぁす。」
「あい…解った。」
キャンディは、涎を垂らし…失禁して気絶した。
「リン姉ぇ…終わった?」全員が岩陰に隠れている。
「シモーヌ?」リンがシモーヌを呼ぶ。
「ハイ…姉様…何か?」
「シモーヌ?キャンディって…スキュラでしょ?」リンが呟く。
「スキュラぁ???」全員が岩陰から飛び出してきた!
「嘘ぉ!キャンディは知ってるの?」アイリスが叫ぶ
「いえ…知りません…教えてもいません…」シモーヌが言った。
「ちょっとちょっと!シモーヌ?誰が解呪したの?海獣だったでしょ前は、…って事は、スキュラに毒を盛って、化け物に変えた…アンフィトリテ…もう一対の海獣カリュブディスも…エナ様の所にいる訳?」アシュラが言った。
「解呪って言うか、夜叉の中からの覚醒者です。エナ様が、見つけられて、可愛いがってます。もしかして…今回の小谷城攻めの夜叉の中から…アンフィトリテとカリュブディスも生まれてきてる可能性はありますね。」
ジャンヌが答えた。
「スキュラねぇ…なる程ねぇ…どおりで、生意気な訳ね!元々はニンフでしょ?ニンフ??これが?」ヴァネッサは、キャンディを見た?
「幼児体型にも程があるわね、アハハハ!アシュラとお似合いって感じね…」アイリスも笑う。
「以前も仲良かったし…なにかと懐いてたわよね…いつも一緒にいたわ!何より、涎とお漏らしの時の顔が似てるわね」ヴァネッサが笑いだした。
「アハハハ…アシュラ!キャンディを頼むわね!アハハハ」リンがアシュラの頭を撫でた。
「げっ…解りました。リン姉様…」
「さて…行くわよ!エキドナを探しに!………もし、従わない場合は、…斬る」
リンが言った。
4人を背に乗せ…黒龍が舞い上がる。
「おい…キャンディ!臭いぞ!」後に乗るアシュラが言った。
「スミマセン…ペム姉様…かなりお腹が冷えてきました。また…漏れそうです…」
「グワグワァァァ!」黒龍が吠えた。
「アハハハ!黒龍も嫌がっているわね!アハハハ!キャンディ…可愛い子!」アシュラが言った。
「ペム姉?……ん~~何処かで会いました?なんとなく、懐かしい感じがするんですけど?」キャンディが声を出した。
「エッ?あっあっ〜いいえ、逢った事はないわね?」
アシュラは、遠い昔、スキュラの背に乗った事を思い出し…笑いが溢れる。
「なんですか?ニヤニヤして…」
「可愛い妹が出来て、嬉しいからね!」
「私?可愛いいでしょ?かわいいんですよ!キャンディは!」
「あぁ~可愛いわね!キャンディ」
「さて…何処に向かうのリン?」アイリスが叫んでいる。
--アイリス?聞こえる訳ないでしょ?カフを使いなさいよ!--
---あっそっか---
「リン姉様…一乗谷のあの村…ステンノー達を探しに、行った時のあの村は、どうでしょう?」アシュラの声が頭に響く。
「あっあったわね!お風呂もあるし…良いわね…姫路城かと思ったけど…エキドナ探しには良いわね!」リンの声が全員の頭に響いている。
---リン様…
--エキドナをみつけた?ジン一郎?--
---いえ、エキドナはまだですが…姫路城に巴殿の手の者がいます。…
--手の者?誰…?--
---解りません。---
--ジン一郎、二郎は、エキドナの探索、三郎は姫路城の監視よ、了解?--
--了解しました。--
眼下に木々に覆われた…一乗谷城が見えてきた。
「降りるわよ!」ジャンヌが言った。
「ジャンヌ?この子達は、何を食べるのかしら?」リンがジャンヌに尋ねる。
「黒龍ですか?ん〜ん?人間?アハハハ」
「なら…ジャンヌを食べさせましょうよ!パクッて!」
「アハハハ!ナイスアイデアですね!って姉様!アポフィスと同じで、お腹に無限回廊を持ってるんですよ!この子達!マジでヤバいんですから!」ジャンヌが声を荒げた。
「肉ならなんでも食べますよ!人間や鬼は食べません…食えと命令した時…回廊に取り込みます。」ジャンヌが言った。
「…無限回廊か…さて…着陸地点を…」
「あのあたり?」そう言ってリンは黒龍に乗ったまま…レイヴァテインの矢を構えた。
ビィフュー!レイヴァテインの矢が放たれた。……………閃光と衝撃波…地鳴りと共に、火山の噴火を思わせる爆破音!!地上に巨大なクレーターの様な穴があいた。!!その穴は火口のように溶岩が溢れている。
バラバラと爆破によって飛ばされた岩が…雨の様に降ってきた。
「これは…」ジャンヌが目を丸くする!
先に降下していた…2頭の黒龍かかろうじて爆破を躱していた。
「コラァァァ!リン!またやりやがったなぁ!このアホォ!!」
「この馬鹿女ぁ!てめぇ!殺す気かぁ!死ね!!」
「攻撃以外でレイヴァテインを使うなって!!何度言えば解る!ドアホ!!」
「リン姉!むやみに射つなぁ!」
「アターナー姉様…私が何かしましたか?」
「何あれ?隕石?えっ?アターナー姉様の攻撃!えっまだ怒ってるんですか?」
「死ねぇ!リン!」
「殺してやるぅ!!!」
頭の中を様々な言葉が交錯していた。
「あっ…いや…黒龍の……着陸用の広場を……作ろうかと……本当よ!空き地をね…?狩り?狩りじゃないわよ…本当よ!嘘じゃないわ…そう!そうよ!アハハハ…ごめんなさい…」
姫路城…
「何事ですか?地震?」カリテイモが声を上げた。
「今確認していますが…有り得ないとは思いますが…隕石の様な物が落下したのではないと?」サカラが言った。
「私が調べてきましょう…か?カリテイモ様?」キルケーが言った。
「大丈夫よ…でも、警戒は怠らないで…」
「引き続き…エキドナを探して!」
「了解しました。」キルケーが退出していく。
「姫路は、黒田官兵衛の元々の居城…エキドナ…何処にいるの?」カリテイモが遠くを見つめた。
…黒龍達は舞い降りた。
「本当にごめんなさい…」リンは皆んなに頭を下げている。
「アターナー姉様…この爆発で…エキドナが逃げるって事は、ないのですか?」シモーヌが言った。
「逃げる?それはないわね…意外と向こうからやって来る事もあるかも?」リンが言った。
「リン…この爆発で死んだって事もあるわよぉ…」アイリスが言った。
「…それはぁん〜ん…あるわねそれは…アハハハ…死んだなら死んだで…結果オーライって事で」リンが頭をかく。
--ジン一郎?--
---ハイ、リン様---
--エキドナはいた?--
---住んでいる集落は見つけました。---
--集落?あ〜あったわね…獣人達の村ね--
---ただ…その集落で、エキドナは見つけられません。---
--了解よ、ありがとう、引き続き探して--
---リン様…ジン三郎です。---
--姫路城で動きがあった?--
---姫路城にいるのは、サカラ、カリテイモです。--
---サカラとカリテイモ?会ったことはないけど…巴殿の側近ね---
--引き続き監視を--
---了解です。---
「アイリス?カリテイモとサカラって知ってる?いま、姫路城には、サカラとカリテイモが詰めているらしいわ…」リンが聞いた。
「巴殿の配下でしょ。サカラはヤバいヤツよ…藤堂高虎!仲間にしたいわね…でカリテイモ?…カリテイモって…あれね…あれよ…うふっ!」アイリスが笑った。
「何ですか?アイリス姉ぇ!」アシュラが食いついた。
「巴様とカリテイモは、ハイ…出来てます。」アッサリとシモーヌが言った。
「出来てるって…??この世界の女と男のモ関係って!アハハハ?奇々怪々でしょ?曖昧って言うか…」アイリスが言った。
「えっ知らないんですか?エニューオー姉様!遅れてますね!特にカリテイモは、巴様一筋ね」ジャンヌが薄ら笑いを浮かべている。
「何よそれーどう言う意味?」ヴァネッサが聞いた。
「性別の固定って?そのうちに固定されるって…あれはね…置かれた立場や、状況とかもあるけど…違う要因で、固定する事もあるんですよ…」ジャンヌが言った。
「何?何?」ヴァネッサが目を輝かせる。
「前世の影響…とか…例えば…前世で夫婦…とか?兄妹…とか?……この世界での…ウッ!!レアケースだと…愛するが故に固定?」ジャンヌがニヤリと、笑った。
「えっそうなの…?」ヴァネッサが目を輝かせる。
「なので…ディーノ様は、女性固定…決定…お市様だからね。あと…ビカラ?グフッ!あいつも女ね!!ビカラはあの子は、かなり前から女固定!ウフフフ……あと…カリテイモは、女でしょうね…」
「…なる程…カリテイモは……寧々殿か?」
リンが呟く。
「ビカラ…は…まぁ…あれね!あれでしょ?」リンが更に…呟く。
「ピンポーン!当たりです。」ジャンヌが指を上げた。
「…巴殿は、ミーミル湖か…で?姫路…姫路…かつての黒田官兵衛の居城?……エキドナはもはや……やられたかな?」リンはため息をついた。
「まずは、泊まりの準備ね…アシュラ!整備をお願い。」リンが言った。
「リン…所で、エキドナが、何をしたの?」
アイリスが聞いた。
「食事をしながら話そうと、思ったけど…ビカラからの情報で…自分の転生前の情報を偽れる…事が解ったのよ」リンが、言った。
「どう言う事?」アイリスが首を傾げた。
「つまり、クーベラが良い例ね…本当は松永秀久なのに…私は津田監物って名乗れる…ディーノも浅井長政と言えた。」リンが言った。
「えっそんな事出来るの?……あっ!なる程…エキドナね…エキドナの洗脳か…あいつ…厄介ね…これを使われたら…明智十兵衛光秀…探すのは、更に難しいって訳か…」
「……エキドナ…何処にいるの?」リンは暮れゆく太陽を見つめた。
不定期でアップします。満里奈達の活躍に、ご期待下さい。ブックマーク、評価!宜しくお願いします。




