小谷城を見上げて…
51話目になりますわ。満里奈とエナは共闘し、小谷城攻略に乗り出しました。満里奈達は、エナと対面します。そして…夜、ハイラは…エナと対峙する事になりました。
満里奈達、巴、エナ、サマン、マンジュで軍議が始まった。
「満里奈様…皆様を紹介してはもらえませんか?」レインが耳打ちした。
「そうよね…信長殿…始めて顔を合わせる者もいます。自己紹介をしては?」
「そうだな…私が紹介しよう…まず…巴だ、そして…副官のカルラ将軍…巴の軍は面白い奴らが多い!アハハハ、次に、満里奈…三河守家康殿だ…副官は2名、クビラ……いや…レイン大将…!、そして…グライアイの長女リン- アターナー将軍だ!三河殿のは今や最大戦力だろうなぁ…そして…私の参謀でもあり、三河殿の参謀もしておる…サマン!…そして…マンジュ将軍…こんな…所か?…宜しいかな?三河殿…」
「ありがとう御座います。満里奈は頭を下げた。」
口火を切ったのは、マンジュである。
「さて、この四獣結界…クーベラの結界であると考えられます。ディーノにも可能ですが、魔導兵の事を鑑みるに…クーベラに間違いありませんね…」
「満里奈?この結界内の気の循環は、どんな感じに見えた?」エナが聞いた。
「リンとも話しましたが…滞り無く…完璧です。おそらく、ここ、この場所が龍脈を含めて…最適と考えた上での築城ですね」満里奈がテーブル中央の立体地図を見ながら呟く。
「流石!クーベラとディーノですねぇ…四面攻撃を行って…気の循環を見極めましょうか?」サマンが言った。
「そうすれば、どの順番で攻撃すれば良いのか、見極める事が出来るか?」エナが呟く…
「あの…敵意無き者には、結界が、発動しないなら…忍び込んで…敵将の首を狙うのはどうでしょうか?」レインが呟く。
「ディーノの所に行く?出来るよ…でもね…首を切ろうが、石にしようが、燃やそうが、結界内では、ディーノとビカラは不死だよ…攻撃が届かない…死すらなかった事に出来るんだ…アハハハ」マンジュが笑った。
「向こうの攻撃は、何倍増し?いや、何十倍増しかな?かなりのバフを貰える、まさに無敵だよ…エナ様、満里奈様でも倒せない!」
マンジュが真剣に呟く。
「でも、過去に四獣結界の敵を倒した経験はあるのでしょう」カルラが尋ねる。
「あるよ…何度も…なぁ家康殿…」エナが満里奈を見て言った。
「結界は、より洗練された物の勝ち!以前は私が敵の四獣結界の上に、包む様にさらに…四獣結界を張った…それで…決まり!私達の勝ち…瞬殺!」満里奈が言った。
「実際張って見たけど…何も変わらない…私の結界と同等かそれ以上よ」満里奈が言った。
「明日から攻めてみるか…今日は休もう…サマン…彼らが外にでて来る可能は?」エナが聞いた。
「ほぼ皆無かと…魔導兵は、結界内にいてこそ…術者のディーノは出てこれない…ビカラか…あり得るとすれば、ビカラの単騎ですね」マンジュが言った。
「無いとは思うけど…警戒は必要だな…巴…少し下がって陣を引け…満里奈、パンチャに言って…夜叉を巴の陣に配置しろ…」エナが言った。
「了解しました。」巴、満里奈は頭を下げた。
「明日…日の出と共に攻撃開始だ…サマン…気の循環を記録しろ!……」
「東は…マンジュ…お前が担当しろ…!」
エナはサマンとマンジュに指示を出した。
陣に戻った満里奈は全員を集めた。
「皆も理解していると思うが、ディーノの四獣結界を壊さない限り…我々の勝ちは無い…明日から…攻撃を開始する。四獣は、気を循環させている。その気の循環を踏まえて攻撃しないと駄目…その為の攻撃と考えよ!各自、指示を遵守だ!」
「さて…ご飯!ご飯!お風呂!お風呂!」満里奈が叫ぶ。
「おまかせ下さい満里奈様…宿泊施設と浴場はすでに作っております。」アシュラが言った。
「でかした!アシュラ!アッパレじぁ!」
「満里奈様…部屋は、…1人用、 2人用、3人用がありますが…満里奈様は…二人用で??当然私と…」ハイラが目を輝かせている。
「たわけ!石になって夜を過ごしたいらしいな…ハイラ…お前はシンダラと二人部屋だろ!」リンが言った。
「リン様…シンダラはもう…ココルとラブラブで…」ハイラがココルを見た。
ココルは真赤になっている。
「満里奈様…私達は三人で!」ステンノーが言った。
「良いの?」満里奈が尋ねる
「我々以外の者は…多分…朝には、即死しているかと…アハハハ!ねぇ…メドゥーサ??」ステンノーが言った。
「げっ!マジで」全員が目を伏せた。
「レイン隊長は、フランソワーズ様と二人部屋でしょ?」えっ?フランソワーズが赤くなる。 「やっだぁ~もう!」
「アイリス様とミッシェル、ヴァネッサ様とエマニュエル?」ハイラが言う。
「リン様…」アシュラが泣いている。
「リン様と、忠犬アシュラ?…」ハイラがアシュラを見た。アシュラはリンにまとわりついている。「あ〜解った解った!アシュラ」
「パンチャ殿と右近?」ハイラが、吹き出した。「俺は別に構わんぞ!」パンチャが言った。
「あ〜あ宜しくお願いします。」右近が頭を下げた。
「この陣に来てからずっと女だからなぁ…男に戻るか…ガハハハ!ただし!風呂は女湯だそ!リン!お前の背中は俺が洗ってやるからな!ガハハハ!覚悟しろ…全身をくまなく洗ってやる…お前の全てを見せて見ろ!そして…私はリンを超える!ブァハハハ!」
「ただ…私は警備につくので…詰所でねるから大丈夫だよ!ニション、右近と寝ろ!」
パンチャが叫んだ。
「右近君…ニション君?…今まで何も無かったとは…言わせぬぞ!」パンチャが笑っている。
ニションは真赤になった。
「満里奈ぁ…私とじゃいやですか?」
「ハイラ…じゃ一緒に寝よ」満里奈が笑う
「ウッシャー!タックミー!俺達が秋名最速だぜぇ!本当は、榛名山だぜぇ!今夜はドリフトだぁ!ドルルン、ドルルン!楠雄〜私はママとラブラブなんだよぉ!アハハハ」ハイラか叫ぶ。
…岩田光央の真似は、プロレベルだな…
夜…レインは城を見上げていた。
「フランソワーズ…ビカラを覚えいるか?」
「レイン…残念だけど…覚えてないわ」フランソワーズが目を閉じる。
「フランソワーズ…最近…あの時の記憶が蘇る…」レインが言った。
「記憶?あの時?もしかして…100年前の事?レイン?」
「そう…フランソワーズ…記憶…何があっのか?起きた…のか?」レインが言う。
「フランは何処まで覚えいる?誰と誰が戦っていたとか?」
「…レイン…何故か思い出せ無い…どうしてなの…でも…レイン、クリスチーヌ、ランスは覚えているわ…仲間だった…敵は…敵は…そう!エナ様では…無い…えっ?ぼんやりと……リンは仲間…だったね…ハイラ達は、思い出せ無いわねぇ…」フランソワーズが頭を抱えた。
「ねぇフランなんか…この戦いが…俺の記憶の中だと、2度目って感じがするんだよ…」
レインは続ける。
「グライアイの皆んなってなんと無く記憶にあるんだ…そして、バサラ達…でも、メキラやインダラ、マコラ、ショウトラ達は…敵だったのか?」
「そして…ビカラ…ビカラ…アンチラ、アニラ、サンチラ…我々は12人…アニラかぁ…ビカラが末妹って記憶?アニラは男だった?…アハハハ…」レインは笑った。
「あっフラン…感嘆な質問…魔王と言えば…誰?」レインは笑いながら聞いた。
「魔王ですか?…魔王…魔王…秀吉…!?……………豊臣秀吉!!忘れていたわ。第六天魔王織田信長殿…魔王豊臣秀吉!!!」フランソワーズは膝をついた。
「そうよ、そうじゃない…私達は秀吉と戦っていたわ。」フランソワーズが叫ぶ…
「やはりな…豊臣秀吉は誰だとは思う?フランソワーズ?あと…明智十兵衛光秀かな?…」レインがフランソワーズを見た。
「……………バイシャ様?…かしら?光秀殿か?…バサラ?」
「やはり…そう思うか?フランソワーズ!秀吉は、アヴァロー様かと思ったが…なんかピンと来ないんだよな!…で?バサラねぇ…まだ解らないな…違うとは思うが、」レインが言った。
「…取り敢えず…目の前の敵だな…出来ればビカラは仲間として迎えたいな…ディーノもそうだが…な」城を見上げながら…レインは言った。
「レイン…寝よ…疲れたでしょ…ねっレイン…よしよししてあげるわ…特別よ!」フランソワーズの目が潤んでいた。「あんまり激しく…しないでね…レイン」
リンの寝所…
「風の精霊さん…今夜も甘えて良いの?」
リンがアシュラを見つめて言った。
「リン様…私は、リン様だけの精霊です。」
アシュラが言う。
「もう…私の体で、精霊さんの指と唇が触れていない所がないわ…精霊さん…」
「あっ…精霊さん…もう我慢出来無いわ…」
リンが喘いだ。
「今夜は、何処からなの?精霊さん…早く頂戴…早く…もう、こんなになってるわ」
「お互いに求めあうの…精霊さ…ん…いいわ…何処でもしてあげる。私が上になるわね…恥ずかしけど…愛して!私も愛してあげるわ…」リンが口を開いた。
「私の、体は…あっ…あっ満里奈様だけの物なのよ…命も全て…あ、あっ!精霊さん…私…あっいい!幸せよ…精霊さん…私の喉の奥で…熱くなってるわ…」
「…リン様…リン様…リン様は、満里奈様の物です。私もそうです。でも、リン様…愛してます。毎日…リン様を抱いていたい…」
アシュラが言った。
「あっ…こんな、あっ…ダメ!あっ、早く…早く…えっ四つん這い?また、動物の様に攻めるのね…声を上げさせて!私を屈伏させる。私は、グライアイの長女…負ける事は許されない!私は、支配する者…破壊と死をもたらす者!でも…精霊さんと満里奈様には、負ける事が許される…ほんのひと時、解放される…だから、いいわ!早く頂戴、早く早く…入って来て!前でも、後でも…好きして…精霊さん…精霊さん…もっと…私を支配して…命令して…懇願させて…精霊さん…あっ…いい…もっと!なんでも言う事を聞くわ!精霊さん…!あ〜っあっあっ!幸せよ!いく…いっいっいっ!」
リンは涙を流しながら…絶叫した。
満里奈の寝所…ハイラは、一応の巡回を終えて部屋に戻って来た。
「満里奈様ぁ〜満里奈様ぁ…満里奈様のハイラが戻りましたよぁ…部屋の明かりを消して…何処………です………か?」
……………ハイラは、全身を針で突かれるような感覚に襲われた…何かいる…とんでも無い化け物がいる…何処?この気配と波動…満里奈様に匹敵するわ!…満里奈様は無事なのか?メキラ?メキラなの?
ハイラは、念の触手を無数に展開した。
……?部屋……?こんなに広かった?…えっ…うそ!うそ!果てが無い??えっえっ?私の念手が届かない…満里奈様!、声が出ない…違う…出てるけど…響かないんだ!喉に何か入っいるの…これは…!私の体の中に…無数の針金が入ってくるみたい…何?なにこれ?支配されている…逆らえない、抗えない、引き返せない!あっ引き寄せられる…何処かに…怖い怖い怖い怖い…このままじゃ…無数の針金が…私の体の中で動いているわ。何をしてるの!何をしてるの!私の体が作りかえられる…違う何かに作り変えられてしまう、変わってしまう!私じゃいられない!これが?"死"なの…消滅……しょ…う…め……つ…な…の?…ま……り…なぁ……さまぁ……助けて……ま……り…なぁ……ま…り…意識が…
「ハイラ!!ハイラ!!大丈夫?」
声が聞こえた!ハイラは目を覚ました。
……夢?………?
「満里奈様!!満里奈様!!満里奈様ぁ!!怖かった怖かった怖かった!怖かった怖かった怖かった!怖かった!満里奈様、満里奈様ぁ本当に怖かった」ハイラは号泣した。
ハイラは周りを見渡した…部屋だ…普通の部屋だ…目の前に…満里奈様がいる。
「大丈夫よ…もう大丈夫…ハイラ…可愛いハイラ…」満里奈はそう言って ハイラを抱き締めた。「満里奈様…夢?夢じゃ無いよ!誰かが攻撃を仕掛けてきました。化け物です…ビカラかも…!危険です。みんな殺されます……早く逃げないと!」ハイラは半狂乱になっている。
「ハイラ、落ち着いて…大丈夫よ…安心して、大丈夫!ハイラ…落ち着いて…大丈夫…大丈夫…」満里奈はきつく抱き締める。
「…安心なのですか?満里奈様…大丈夫なのですか?夢?だった…のですか?満里奈様本当に怖かった…本当に本当に怖かったんです。広い広い部屋で…何かが…私を侵食してきたんです。私を私じゃ無い何かに変えようとしたんです。針金?コード?なんだか解りませんが!……………そう…こん…な…かん…じで!…まり……な……さま?…これは…この感じは…」
…夢じゃない…夢じゃなかった…
空間が歪む…痛い…さっきの痛み!何…なんなの?
……「ハイラ…?少し話しをしようか?」
強烈な波動が、ハイラを突き抜ける。そこには、黒い仮面の女…黒い鎧…赤いマント…魔王エナの姿があった。
「あなたは……あっあっあっ」
声が出せ無い…息が出来無い…
「あなたは、あなたは…エナ様…」ハイラは、後に飛び退いた…涙、よだれ…鼻水を垂らし…おしっこ漏らした。絶望の空間…魂が、バラバラになる…
魂が消える…体が、生を拒絶している?
震えが、止まらない…全身の筋肉か弛緩する…心臓が止まりそうだ…
そして…その姿を間近にみて、そのオーラを感じて…ハイラは悟る。有り得ない…そう有り得ないよ!私達がエナを斬った?織田信長を?有り得ない!出来得ない!無理、不可能よ…この領域の中で?生きる事すら、ままならないこの空間の中で?…剣一本で?正面から?エナを殺した?バサラなら出来る??いいえ無理、絶対不可能、拳銃の弾で都市を破壊するぐらい無理…今の我々の中では、可能なのは、レイン隊長ぐらいよ!レイン隊長でも…無理じゃないの?リン様なら…あるいは可能なの?満里奈様なら…
……「ちょっとエナ!!ハイラを許可して!!…私のハイラが怯えているでしょーが!」満里奈がエナを小突いた!
「アハハハ…ごめんなさいハイラ?どうだった?私の世界は…感想を聞かせて…ハイラ!」
「私はいつも…この世界の中にいる…私が生きる事を許した者だけが…存在できる。例外は無いの…絶界…赦!」エナが笑った。
「ハイラを、許可します。」
空間が変わる…いつも…世界…
「で?感想は?ハイラ?何かあるんじゃない?…例えば…100年前とか?……そうねぇ…例えばぁ…バサラとか?クビラ大将とか?アハハハ…」エナはハイラの顔を覗き込んだ。
ハイラは意を決した。
「エナ様…お聞きしたい事があります。100年前…私、クビラ大将、バサラ大将、シンダラ大将…4人でエナ様を斬った、…これは、事実ですか?いえ、あの戦いで何が起きた…のでしょうか?」
ハイラは、エナを見つめた。
不定期でアップします。満里奈達の戦いを応援して下さい。感想など頂ければ幸いです。寒い日が続きます。皆様、御身御自愛下さいませ。




