決戦!武田の策略
42話目になりますわ!決戦の火蓋は切られました。武田信玄の狡猾な罠に…満里奈は苦戦を強いられます。あの男が命懸けの作戦に出ます。
翌朝…満里奈達は、出立した。
森は、深い緑…始めてこっちに来た日を思いだす。「ふっ…」満里奈は鼻で笑った。
グルファクシは、力強く…進んで行く。
「満里奈様…森が変わっています。」シンダラが告げる。
「変わった?」
「我々が往復した時の距離と合いません…復活のポイントにすら到着していません…かなり広がっています。」シンダラはあたりを見渡した。
あたりは代わり映えしない風景…お生い茂る木々…小川のせせらぎ…草葉…
「言われなけば…まったく気付かないわね」
満里奈は呟いた。
「グラン!ニション…ココル…警戒を…」
満里奈は3人に告げた。
ージン一郎?ー
ーーはい満里奈様ー!
ー何かいる?ー
ーーいえ…何もーー
ーそう、解ったー
「誰もいない…本当にいないのか?いないと錯覚させらているのか?」バサラは立ち止まった。空気が重い…何だろう…チクチクと皮膚が痛い…
「バサラ様…」
「グランどうした…あれを見て下さい。」
「あれ?」
「あの木々です…」
「ん?あの木々がどうした?」
「同じ角度から光が入っているのに…ズレていませんか?」
「…ん?!やられた!満里奈様!八門遁甲の陣に取り込まれました。」
バサラは叫んだ…叫んだと同時に、雨が振り始めた。
「クソ!にわか雨…か?」
見上げたバサラの目の前に…塊が落ちてきた…「??」
…「グッ?グラン?グ…ラン?」
そこには、さっきまでの表情のままのグランの首が…転がっていた。雨は、グランの血…
ー全員、念を張れ!空間の歪みを見定めろ!ー
ー全員無事か?ー
空気が震える…遠くから満里奈の声が聞こえてきた。
「絶界…陰…!」満里奈様の声だ…。
「勘助…気配が消えた…ぞ…」馬場信房が言った。
「隠れただけです。驚門から傷門にかけて…切り込みました。無傷ではいられないはずです。」
「景門から死門にかけて槍を放て!」勘助が叫んだ。
「満里奈様…無事でしたか!」レインが言った。
「早く私の領域に…全員集めて!」
「全員集まりました。」リンが、言った。
「満里奈様…グランがやられました。」バサラが言った。
「グランが……バサラ…グランの名前は?」
「聞いていません…」
「名前がないなら…まだ復活のチャンスがあるわね…」
風が吹いた…「ぐぼっ!!」
左近が後に飛び跳ねた…いや!飛ばされた。
「左近!!」ニションが叫ぶ!
左近の胸に大きな穴が空いている…
「だ、いじょう…ぷです。バサラ様…探して下さい…アハハハ!また…ご一緒出来る事を、望み…戦闘服…貰っておいてください…ね」
「左近!」バサラは叫んだ。
「仕留めました。徳川も終わりですね!」山本勘助が言った。
「あの結界の中では、前回の家康の術式も無意味!グライアイのギョロ目女共も無力…このまま…全員を串刺しだな」山県昌景が言った。
「しかし!若いな…家康…戦う前に勝利を決めよ!槍を交えるのは、自己処理に過ぎない…殺れ!」信玄は下知した。
「この八門遁甲の陣は、真ん中に中宮…休門、生門、傷門、杜門、景門、死門、驚門、開門、中宮を中心に、門が入れ替わる…中宮を見つけて解除しないと…永遠にでる事ができません。」バサラが言った。
「ただ…中宮を見つけるのは、難しいです。」
「誰かが、囮になって攻撃をうけ!攻撃の対角線の中央を見定める必要があります。」バサラが続けた。
「なら…私達が行こう…」リン、アイリス、ヴァネッサが立ち上がった。
「駄目です。対人戦ならリン様達におまかせしますが、ここは、念動力を使える私達がやります。ハイラ!シンダラ!良いか?」ハイラとシンダラが立ち上がった。
「まて!私もやろう!レインが立ち上がった。」
「兄様!良いのですか?」バサラが言った。
「あたり前だ!」
「なんか仕掛けて来そうだな…アハハハ!八門遁甲の陣を知ってる輩がいるな…破れる物ならやってみろ!」
「その意気や良し!一斉攻撃だ!一気に皆殺しよ!」山本勘助が言った。
「作戦はこうだ!多分…奴らは一斉攻撃をしてくるだろう…攻撃が来た所、消えた所を念糸でマークする…1番交差している所が中宮だ!見つけたら…俺がグングニルを放つ!俺の槍は、絶対当たる!それで終わりだ!攻撃を耐えろ!」
「フランソワーズ!無傷じゃすまいだろう…治療の準備を、」レインが言った。
「任せて…死なせはしないわ!」
「やるぞ…」レインが言った。
「やるぞ!一斉攻撃だ!」山本勘助が言った。
「…前方一時の方向!」矢が飛んでくる。
「3時!」槍が!「6時!」槍
「後方4時」レイン達が叫ぶ…
全員が念で、かわしながら…マークをしていく…無数の攻撃…
「ヤバい!交差点が特定出来無い!」シンダラが叫んだ!
「数が多すぎる…」
「満里奈様…無事ですか!!」バサラが叫んだ!……返事が無い…
「クソクソクソぉ!クソがぁー!」レインが、叫ぶ!
「このままじゃヤバいわ!」ハイラが叫んだ!
……「バサラ?何をしている?」レインが言った!
「バサラ?」ハイラが叫んだ!
「バサラぁやめろ!!」シンダラも叫ぶ!
「アハハハ英雄バサラのこに見参!信玄!ガハハハ!俺の命取れる物なら取ってみろ!」
「結界内に巨大な反応…家康か?見つけたぞ…これで終わりだ!放て!!」勘助が、叫んだ!
びゅ!槍がバサラの体を貫く!「違う!」
ビュ、また一本…ビュ!また一本「違う」
「ここだぁ!レイン隊長私に槍を!早く!」
「バサラ!バサラァ!」ハイラは泣き叫んだ
「必ず戻って来い!」レインが叫ぶ!
「えぇ!レイン隊長…クビラ兄様…ご武運を!」
キュィィィ!グングニルが……バサラを貫いた。八門遁甲の陣が、崩壊し始めた。
グワン…天地が逆転する…先程までの森…そして…また森……砂漠…山河…そして…平地……そこには、広大な草原が広がっていた。
「アハハハ!家康…これで詰みよ!」
そこには、鶴翼の陣をしいた軍団…風林火山の旗…およそ10000の武田軍が布陣していた。
「これは……」満里奈達は驚愕した。
「200程…と聞かされていた…はず」やられた。初手からはめられていた。レインは吐き捨てた。銃部隊を置いて来たこと、少数で来た事…武田信玄の作戦に、まんまと乗せられた。
「盾兵前に…」山県昌景と馬場信房が号令を出した。
鏡の様な盾を、装備した重騎兵が前にでる。
おびただしい数の鏡の様な盾…
「アハハハ…ギョロ目娘共ぉ!!鏡が弱点何だろうぉ!…」真田幸隆が声を上げた。
「たわけがぁ!クソ虫共…そんな物でぇ!わらわに勝ったつもりかぁ!」リンが前に飛び出した。「砂利になって生まれて来た事を後悔しろ!」「極刑…獄!」リンの目が赤く光った。巨大な波動があたりを飲み込んだ!
「ギャハハハ!死ねぇ!極刑…縛」ヴァネッサの目が赤く光る!
「アハハハ!私を見ろ!極刑…殺!」メドゥーサの目も赤く光った。
「極刑…激!」アイリスも叫ぶー
あたりは石…鏡の盾すら石になっている。
「鏡?われらに、効くかぁ!たわけ者!」リンが吐き捨てた。
ゴッ、ゴッ…ゴッ…「えっ?なんで?どうして?」リンは叫んだ!
「動いている?なんで?石化していない…」
リン達は、青ざめた…困惑の色が隠せない!
「有り得ない!起こり得ない!理解し得ない!!極刑…獄!」再びリンの目が光る!
ゴッ…ゴッ…ゴッ…重騎兵は進軍を続ける。「アハハハ!ギョロ目娘!何発で!失明するんだぁ!アハハハ!」山県昌景が叫ぶ
「さぁ…蹂躙の開始だ…」内藤昌豊が号令をかけてた。「銃総隊!撃て!」
ダダダァ…連続発射音…無数の連射式銃から炸裂音が響いた。リン、アイリス、ヴァネッサ、メドゥーサは銃弾を喰らって…後に吹き飛んだ!
「ほう、死んでないのか?頑丈な服だな!」真田幸隆が叫ぶ!
「やめろ!虎眼…陰絶」レインの目が黄色に光る!
空気が突然…重くなった…
ドン!武田軍の前衛が膝をついた。
「アハハハ!術式展開!風林火山陰雷」山本勘助が印を斬る…
ガン!超重力が弾かれた。
「なんだと……」レインは、後に吹き飛んだ。
「家康…終わりだよ、諦めろ…我々の配下となれ…」信玄は言った。
「お前達の攻撃など…効かぬ!届かぬ!感じぬ!」
「フランソワーズ…皆んなの手当てを急いで…」満里奈が、叫んた。
「させぬ!撃て」信玄が言った。
満里奈達に向って…無数の弾丸が飛んだ…
「アハハハ…なんとも!なんだ?その服は?アハハハ、なかなか死なぬなぁ!」
「槍!弓!銃!一斉にやれ!そのうち瀕死になるだろう…!アハハハ」信玄が言い放った。「放て!」
無数の矢弾!槍が満里奈に振り注ぐ!
「さぁ…死んで悔い改めよ!」
ガキューーン…巨大な!光があたりを包んだ!
「たわけが!控えろ下郎!!」耳をつんざく
怒号!
「おい!スドリシュティ…誰の許可を得てここにいる?」
「おい!タンロウ!ユモン!ロクゾン!ブンキョク!レンテイ!ブキョク!ハグン!聞こえているか?聞こえているのか?こたえろ!!」徳川家康が叫んだ!
「答えろ!!」再度…家康は、叫んだ!
裂帛の声!立っているのが…やっとの波動!武田七星君は、固まっていた。
その、沈黙を破る声がした。
「誰の許可だと?天下を治めるのに…許可がいるか!田舎者!」板垣信方が言い放った!
「お前達は負けたんだ…敗北したんだよ!生殺与奪は勝者の特権…黙って従え!たわけ」内藤昌豊が言った。
「満里奈様…私が…」リンがかろうじて、立ち上がった。
「控えおりゃー!身の程しれ!」
その、声にリンが吹き飛んだ…
「負けた?誰が?私が?オホホホ!これは面白い冗談だ…愉快!だか…笑えぬなぁ…」
「強がりはよせ!家康…もう詰んでおる…無駄な足掻きだ…降伏しろ!」信玄は呟く。
「これはこれは…面妖な?はて?詰んでいる?何が詰んだのかな?おお!そうか!信玄自ら…敗北を認めたのか?そうかそうか!」
「乱心したか?恐怖のあまり気が狂ったか?家康?」
「雷撃!」信玄が言った。
雷が満里奈を直撃した。
「この程度では、死なぬだろう…家康?目が覚めたか?…………ん?」
「アハハハ!効かぬなぁ〜信玄…まったくもって効かぬなぁー!」
「今度は私の番か?………極刑…煉獄」
巨大な火柱が武田軍の中に立ち上がった。
「あれは…あれはなんだ!」アシュラが叫んだ!「レイン隊長!あれは…?」
「成る程…そうか…そうか…!アハハハ」
「加藤段蔵!そこだ!」
レインは、空中に向けてグングニルの槍を飛ばした。
空間が割れる…10000の兵は、消え失せる…残りは100人.程か…
燃え盛るゴーレム達…
「石のゴーレム…だからか!」アイリスが言った。
石のゴーレムは溶岩のように溶けていった。
「お遊びは終わり?」満里奈は信玄に向って言った。「後を見ろ…信玄…」
「何?」
後には、般若の面を付けた軍団が現れた。
「おいおい!夜叉じゃねーか」高坂昌信が言った。
「蹂躙の始まりだ!やれ!パンチャ!」
「極刑…陰解」満里奈が叫んだ。
「極刑…殺!」
武田兵がバタバタと倒れていく!
パリン!「お館様…お早く…ゲートが割られ始めました。」山本勘助が言った。某が殿を務めます。
「逃すか!愚か者がぁ!わらわに弓引いて…楽に死ねると思うなよ!」
「アシュラ!ヴァネッサ!アイリス!ミッシェル!エマニュエル!生きて返すな!」
リンが叫んだ!
「愚か者がぁ!」板垣信方が剣を振るう!
「死に損ないがぁ!」
「誰が死に損ないだって?みんな元気だけど…」ハイラが言った。
「なんだと?」板垣信方が言った。動揺が隠せなない。
「八門遁甲の陣の休門を使ったわ!満里奈様は攻撃の陣では無く…守りの八門遁甲の陣を引いたのよ!愚か者がぁ!」ニションと、ココルが言った。
「戦う前に、勝負を決めろ!戦は事後処理に過ぎない…あんたの頭のセリフでしょ…」ココルが言った。
「八門遁甲の陣?まさか!お前達が?嘘だろ?」板垣信方が絶句した。
「板垣信方!山本勘助!極刑…獄」リンの目が赤く光った。
「お館様…お逃げ下さい。」
ギュワン…ゲートが閉じた。
山本勘助と板垣信方は石化している。
「信玄!!逃したか…ミッシェル、エマニュエル、砕け!」
「ははっ…」
「まて!エマニュエル、ミッシェル…埋めろ!」リンは言った。
「埋める?2体を?…」
「そうだ…砕けば…信玄の元で復活する。未来永劫…暗い地中で嘆きの詩を歌え!」
板垣信方、山本勘助は、地中深く埋められた。
「バサラ、グラン、左近の敵だ…我々に楯突いた事を地中で悔いろ!」ミッシェルは唾を吐いた。
「フランソワーズ…お疲れ様…」満里奈が言った。
「治療ありがとう…助かったわ!」
「みんな無事かしら?…」満里奈が聞いた。
「はい…バサラ、グラン、左近…以外は…」レインが答えた。
「大丈夫よ…復活してるわ!絶対に…ジン一郎達に捜索を頼みむから!」満里奈が耳に手を当てた。
「しかし…かなり精神が枯渇している。一度…姫路城に戻りましょう…満里奈様…治療が必要な者もいます。フランソワーズのお陰で一時的に回復しましたが…アハハハ…」レインが言った。
「そうね…こっちが八門遁甲の陣を使えるってブラフも効いてるわよね!撤収よ…」満里奈が言った。
「ところでパンチャは?」満里奈が聞いた。
「陰に潜むそうです。」リンが答えた。
「パンチャには礼を言わないとね」満里奈が森を見つめた。
「姫路城に戻るぞ!勝ち鬨を上げろ!」
ーエナ様ー
ーーパンチャか?満里奈は無事か?ーー
ーはい…ただ…バサラが滅しました。ー
ーーバサラが?あと、被害は?ーー
ーバサラ、左近、グランー
ースドリシュティは逃げましまた。
ーーそうか、パンチャ引き続き護衛をーー
ー了解しました。ー
「聞いたか…サマン、バサラが死んだそ…」
「復活するでしょう…ただ、満里奈様には残酷な事になるかもしれませんね」
「さらに…左近…グランか…いやな感じがする」サマンは眉間にシワを寄せた。
「あぁ~…スドリシュティはまぁ…私が…引導を渡すか?アハハハ…」エナは笑った。
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