白亜の城
40話目になりますわ!ニライカナイの森で、武田との前哨戦が始まりました。結界が消え…運命の歯車は時を刻みます。
ニライカナイの森…
「頭痛い…」「胃痛がぁ〜」「吐き気がぁぁ…」「腰痛がぁ〜…」「いやぁ!お漏らししてるぅ!」全員が叫んでいた。
満里奈以外の全員がようやく動き出した。
「まっ満里奈様…あれは、なんでしょうか?」フランソワーズが聞いた。
「2重結界になってたから、強制解除したのよ…皆んなごめんね…」
「2重結界ですか…あっ…魔王エナの結界に対して、バイシャ様も結界を張っていたはず…満里奈様?」ハイラが聞いた。
「両方消しちゃったわ!あと、私の結界を張ったから…もう…誰も結界を張れないって訳」満里奈が自慢気にハイラを見つめた。
「あのぉ…満里奈様…魔王エナの結界はともかく、バイシャ様の結界が消えたって事は、魔王エナは、自由に西と東を行き来できるようになったって事でぇ…良いでしょうか?まぁ、バイシャ様達も同様に行き来できるんですげど…」バサラが皆んなの顔を見渡した。
「えっ、あっアハハハ…まぁぁ…私は、自由貿易を推奨していますし、関税の引き上げ戦争とかは、どうかと思いますので…ぇ…アハハハァ!」
「はぁ~〜っ満里奈…」全員がため息をついた…。
「まぁ…ドンマイ!頑張って行こう!アハハハ!!」
ベルサイユ…
「さて…ジャンヌ、シモーヌ、ヴァジュ…行こうか?」エナが、言った。
「エナ様…いきなりの少数での出陣…大丈夫ですか?」サマンが聞いた。
「わからんなぁ…ただ、アヴァロー、ハマーン、巴あたりの連合軍がここに来たら…流石にヤバいって気がするからね…留守を任せたぞ…サマン…」
ドラゴンに騎乗した、エナ達は、空に舞がった。「あっ…サマン…向こうについたら…ゲートを作る…兵を送れる準備はしておけ…狼がよいな…アハハハ!」
ー満里奈様、情報ですー
ーー何?ミツコ殿?ーー
ー魔王エナ本人が、ミーミル湖に向って出陣したようです。ー
ーーエナ自ら?ーー
ーはい、何故か、バイシャの結界が消えようで…魔王エナ本人が出陣したようです。ー
ーーあっ…あ〜あれね!アハハハーー
ー満里奈様?ー
ーー消しちゃった…私が…アハハハーー
ーえっえええっ?満里奈様がー
ーーだって、結界のせいで…私が森に入れなかったのよ!ーー
ーアハハハ…満里奈様…あなたって人は…ー
ーしかし…満里奈様か?入れなかった?ー
ーーどうしたのミツコ殿?ーー
ーいや、なんでもありません、なので、ミーミル湖に向ってみるのも良いかとー
ーーあのね…今から武田とぶつかる、私達にそんな余裕は無いでしょうがぁ!ーー
ーアハハハ!ですね…満里奈、加藤段蔵の幻術と、山本勘助の結界は、かなり危険です。全てがまやかしかもしれません。ー
ーーまやかし?ーー
ー武田を殲滅するのが、今回も目的ではありません。なのでほどほどにー
ーー了解したわーー
「満里奈?」レインが怪訝な顔で聞いてきた。
「あっ…ミツコ殿からの連絡、エナが自ら出陣したって、ミーミル湖に…浅井討伐ね…」
「ミーミル湖…エナの戦いを見てみたいですね…なにせ、検証や、暇も無く、あっさりですからねぇ」レインが笑った。
ーあっ満里奈様ー
ーー何何!ミツコ殿ーー
ーパンチャって奴が途中で合流するんで、よろしくお願いしますー
「満里奈様?何かありました?」ヴァネッサが聞いた。
「あ〜ミツコ殿から連絡で、パンチラ?パンチ?って人が合流するって…」
「パンチラ?!ハイラ!ハイラいる?…こっちに来なさい!」
「なんでしょうか?!ヴァネッサ様?」
ハイラが馬を寄せた。
「ハイラ、緊急事態よ」ヴァネッサが真剣に顔を寄せる。
「あなたに…刺客が放たれたわ…」
「えっ?私に?はぁ?何故?」ハイラが信じられ無いって顔をしている。
「その刺客の名前は、パンチラ!貴女と同じ名前…インラーメンキラーの弟子のハイラ〜この世界に…同じ名前の女は、要らない!チラリズムの魔女と言われた彼女…まぁレジェンド級の女ね…見えるか?見え無いか?絶対領域って結界を持っているらしい…その女がハイラを消しに来た…リン姉も、一度敗北したって噂が、スレ民の間で、話題になった事があったとか…なかったとか…」
「キャラが被るね…」アイリスが乗ってきた。「そして?巨乳なら…もう…ハイラの出番は無いって事か…」アイリスがしみじみ言った。
「リンとも引き分けた実力…美貌…巨乳…慈愛に満ちた表情…」アイリスがハイラを見て…「はぁ~」
「何ですか?仲間にすれば良いです。戦力の増加ですよ…嬉しい事じゃないですか…」ハイラは、気にしない。
「あっそうよね…戦力の増強…頼もしいわ…」
ヴァネッサが言った。
「まぁ満里奈の寵愛は、ハイラから無くなるぐらいか…夜伽は、二度と呼ばれ無いってだけね!」アイリスが言った。
「ウギャーウギャー!いやぁ~ギャーギャー!うぉぁー!バムバム!!どうらぁー!」
ハイラは意味不明の叫び声を上げた!
「アネさん!やっちゃていいっすか…殺ちゃっていいっすか?」キン◯ダムのバミュウのようにハイラは言った。
リンは笑いを堪えるのに必死だ…
「ハイラその声、岩田光央風で申し分ないわね!…殺るべきよ!」アイリスは、ハイラに馬を寄せ…言った。
「おぉ〜たっくみぃ〜!ドリフトドリフト!85でも、かっ飛ぶぜぇ!」ハイラは…グルファクシの手綱を引き締め!馬を回転させた。ヴァネッサは、全身を震わせて笑いを堪えている。
「どうしたの?」満里奈がハイラに声をかけた。
「あ〜まりなざまぁ〜どうじで…私を捨でるのでえすがぁ!」ハイラは泣きじゃくった。
「ハイラは、オッパイが小さいからですかぁ…」「ちょっと下の毛が濃いからでぇすかぁ!」
「何を言ってるの?ハイラ…?」
アイリス!ヴァネッサ!リンの笑いが炸裂した。ギャハハハ!ギャハハハ!「ハイラぁ〜冗談よ!冗談!」
「まりなざまぁ…すてないでぇ…」
「?何?よく解らないけど…ハイラ…じゃ今日は一緒に寝ましょう…」満里奈は笑いながら言った。
「はい!はいはい!はいぃ!」ハイラば馬上で踊り始めた。
「まりーなぁざぁまぁ〜今日は、一緒じゃないんでぇ〜すかぁ!」今度は、リンが泣き出した。
「まりーなぁざぁまぁ…すてないでぇ…」
「ギャハハハ!駄目もう腹がよじれる!死ぬ死ぬ!アハハハ」アイリスとヴァネッサは、笑い転げて…落馬した。「ぎゃワン」
一行は森を進む…
「バサラ様…」
「どうしたココル?」バサラが聞いた。
「我々は…進んでいないのでは?」ココルが言った。
「進んでない?どう言う事だ?」
「何かしらの結界に閉じ込められています。攻撃して来ない所をみると、こちらの戦力を探っているのでは?」ココルが周囲を警戒しながら言った。
「レイン隊長…気付いてますか?ここは、ニライカナイの森ではありません…」バサラが言った。
「あぁ気付いている…」レインは、森を見渡した。
「満里奈様…これは…」レインが満里奈を守るように、下馬した。
「リン、アイリス、ヴァネッサ!アシュラ!ミッシェル!エマニュエル…陣形を…」
「満里奈様…私はこの状態を知っています。」ステンノーが言った。
「エウリュアレ!東は?」ステンノーが言った。
「その理りは…消されているわね、」エウリュアレが言った。
「リン様…北は?」ステンノーが言った。
「聞くまでも無いわ…時間が停止している。東西南北…時間…が無い…陰と陽が調和した…静的世界に取り込まれたわ…」
「停止した世界?」フランソワーズが言った。
「リン姉様…これは?いつから?」アシュラも動揺を隠せない。
「ステンノー?知ってるのか?この世界を…」レインが叫ぶ。
「はい……メドゥーサ!もしかして…これは?アポフィスのお腹の中と…同じじゃない?だよね…」
「そう…完全なる牢獄…正天八卦の結界」メドゥーサが呟く…「やられた…抜け出せないわ…」
「勘助…奴ら、やっと気付いたぞ!もう遅いわ!」高坂昌信が笑った。
「先天八卦の結界…いまだに…誰にも破られた事はない…」勘助がニヤリと、笑った。
「お館様に斬られたろうが!」昌信が言った。「お館様は別物だろーが!アハハハ」
突然…笑い声が上がった。
「アハハハ…これは、これは!山本勘助か?見ているのか?我々を…」満里奈が、叫んだ…「見ているのか?探っているのか?測っているのか?我々を…」
「たわけ者がぁ!私をこの程度の結界で測ろうとは!笑止!」
「誰に習った?誰がお前にこの力を与えた?良く考えろ…アハハハ」
森の奥…山本勘助と高坂昌信は、身を伏せていた。「あれは?誰だ?家康か?」勘助が、言った。
「おいおいおいおい!勘助ぇ!」高坂昌信が叫んだ!
「なんだよ…!違う結界で壊される、魔剣やら何やらで…斬られるは…あるが!上書き?じゃ無いな…より精度の高い結界を張るのか?冗談だろ?」
「乾 … 坤 。震 … 巽。 坎 … 離。 艮 …兌…先…世の本質…構築せよ先天八卦の陣!!!」満里奈は叫んだ…空間が歪む…
時空が回転し始める。
キイイイイイイーン!
「勘助ぇ!なんだこりゃ!嘘だろ?」高坂昌信が腰を抜かしそうになった。
「有り得ない!あり得るはずがない!」勘助は、震え始めた。
「東…震! (春・始動)。南…離! (夏・盛)西…兌! (秋・収)。北…坎 (冬・蔵)…中に坤…そして…乾…理りを与える…後天八卦の陣…極刑…乾坤…!」
言葉ではない…祝詞か?でもない…淡々と満里奈が言葉を紡ぐ…
空間が回転した…時間が、動きだす…
「ウゥウウウーーー嘘だぁ!!有り得ない!…昌信!撤収だぁ!」
「ヤバい奴だ!段蔵ぉ!退けぇ!」勘助は、脱兎の如く退却した。
「アハハハ…きけ!山本勘助ぇ!先天八卦は〈なぜ世界があるか〉後天八卦は〈世界がどう動くか〉…私は知っている。信玄に伝えよ…私を舐めるなと…」満里奈は天を見上げた。
「満里奈様…これは?なんなのですか?…そして…貴女は…神なのですか?」
レイン、リン、バサラ、フランソワーズ…全員が平伏した。
ニライカナイの森に戻った。あたりはもはや日暮れ…
「意外に時間がたっていたわね…」フランソワーズが言った。 「満里奈様…夜の移動は、危険です。先程は、不覚にもやられました。不可視の結界を張れる武田軍…夜にこそ注意すべきです。」
フランソワーズは満里奈に告げた。
「そうね…右近!左近!今のうちに、何か食べ物を狩ってこれる?」満里奈は言った。
「満里奈様…最低でもスリーマンセルで動くべきかと…グランとニションも行かせましょう。」
「そうね…バサラ…迂闊だったわ!」
「4人で行って…警戒は怠らぬように…」
「かしこまりました。」4人は平伏した。
「大物を狙います。」
「さて…私は…宿泊施設を作ろうかな?」
「フランソワーズ!リン!どんな感じの宿泊施設が良い?」
「わたしは、エステとプール…あと…ジムとお洒落なバーかな?」フランソワーズが言った。ゴン!!「満里奈様ぁ…痛い」
「リンは?」
「私は満里奈とのゴージャスな二人部屋…あとの有象無象は…野宿で良いんじゃないですか?あっレイン隊長用のテントかな?」
ゴン!「痛い!」
「あなた達ね!ふぅ~」満里奈がため息をついた…。
「シンダラ!あなたは?」
「そうですね!強固な外壁!亀の甲羅の様なトーチカ…塹壕…櫓…あとは、水堀ですね…」へブラボぇーーシンダラが謎の回し蹴りで吹き飛んだ…
「私におまかせ下さい!このハイラに!オホホホ!」…「満里奈様とのエレガントな二人部屋…あとの十把一絡げは…野宿で!あっレイン隊長用のテントかなぁー!」ゴン!「痛い!」
「私の出番ね!このヴァネッサ様に!おまかせあれ!」
「この当然!外壁は必要ですね!この豊富な木材を利用しての…日本古来の建物といえばぁ!ザッ姫路城ぉ!連立式天守の真ん中には!お風呂ぉ!今回は男風呂!女風呂ぉ!&バーベキュー場ぉ!なんて事、誰が想像出来るの?巨大な風呂とバーベキュー場がある…姫路城をぉ!」
「いいわ…ね!姫路城!作っちゃいますかぁ??アハハハ!武田信玄もびっくりの姫路城ぉ!」
「やーれ!やーれ!あっまりな!まりな!まりな!」掛け声がこだまする。
「木々よ土よ!石よ!聞けぇ!我は理りを与える…紡げ…形を…石を編め!土を描け!我に従え!我の為に立ち上がれ!我は命じる…姫路城…を!」
「まさか…本当に出来きたの…嘘ぉ!」全員が腰を抜かした。そこには、白亜の城…
「着工は、関ヶ原の翌年だったか?…万千代?万千代ぉ!輝政と督姫の城だぞ…八年かかったらしいぞ!!」
「白鷺城…嘘だろ…アハハハ…」直政=フランソワーズは桜門を前に涙した。
「姫路城……あはは…姫路城…か…」シンダラは桜門を前に…涙をこぼした。
「輝政ぁ!輝政ぁ!」満里奈が呼んでいる。
「大御所様が呼んでいる…」シンダラは歩き出した。
「大御所様…輝政参上致しました。」
「えっ!シンダラ?」ハイラが声を上げた。
「どうじゃ!どえりゃーいいだらぁ?」満里奈が、三河弁で話しかけた。
「ははっ…ありがとうございます。」
「で?輝政?督姫は、どうした?」
「督姫!督姫!」満里奈が声をだす。
「父上…お呼びでしょうか?」
「ココル?貴女が督姫だったのか?」シンダラは声を上げた。
「今日はめでたい日だな!アハハハ」
「姫路城…あはは…なかなか趣味が良いな…どうされます?お館様…」板垣信方が言った。
「武田信玄が姫路城を攻めるって言うのもありだな…いやぁ~無いな!あはは…姫路城を壊していまうのは…流石に偲びない…野戦で勝負よ!帰るぞ!」
「満里奈か…不思議な奴だな…あはは…天下人とは…かくあるべきか…徳川家康か…一度…飲み明かしてみたいものだな。」
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