友とリンキ
昔ながらの友達マイトと己の持つ正義で対立する。
そこで流すのは果たして血か涙か。
友情のための友情による戦い...。始まり
政府の人間が何か話しいるようだ。
マイト「こんなの間違っている!?何が正義で赤子の人生をめちゃくちゃにできるんだ!!争いのためか!?いつまで俺たちは過ちを繰り返すんだ!!!」
ヤマ「頭を冷やせ。この戦争を打開できる可能性が最も高いのはキメラの生成だ。赤子を1人差し出せば最低でも50は殺せる。」
マイト「人道ってものがないのか…。気に入らない…。まったく変わっちまったよな。盗人リンキのようによぉ…。お前は犯罪者の思想と等しくなったな。」
ヤマ「なんだと?」
マイト「省略して言ってやろうか??お前はクズだ。」
ヤマは背中から鋼のように硬い黒い尾を出し、四足歩行で飛び回った。
ヤマは腕を龍のように変形させて殴りかかった。ヤマは尾で殴りかかり、マイトはそれを右手で受け止める。マイトは左手で腹に一発入れる。
マイトはヤマを押し倒し、言った。
マイト「いい気になるなよ?俺らのやっていることは悪だ。それを否定すんじゃねえ…。」
ヤマ「俺たちは正義だッ!!!この正義に従わないのであれば…。」
マイト「ズレた正義を押し付けてんじゃねえ…。あの盗人のように………。」
その頃リンキは………………。
リンキ「ハァァァックション!!!」
ヴァルト「風邪か?気をつけろよな全く。そういえば盗んだ宝はなんのために使うんだ?」
リンキ「これか?これは国の財宝だ。売ったりなんなりするとバレてしまう…。そこで天才の俺!リンキは考える!この国の上層部をおびき寄せたらいいんじゃぁねえの?ってことだ!!!」
エイリ「つまりそれは喉から手の出るほど欲しい餌以上のものとしては使わないということだな?」
リンキ「そういうことだ!」
ヴァルト「でも仲間はどうするんだよ。いくらなんでもこの数人で国家転覆は厳しいにも程があるぞ。」
リンキ「ククク…いるじゃねえかよ。俺たちを英雄扱いしてくれる革命家が俺たちに集まる。この国は今不安定だッ!!意味のない税!政策による格差の拡大!人権の対等性が無い!!!さらに法は無と化している状態だ!!!そんな世界に従う者は少ない…。」
ヴァルト「そんな上手くいくか?」
リンキ「行くさ。お前はそうしたんだろ?ヴァルト」
ヴァルト「ああ…。そうだったな。」
そして政府の人間は達の会議は
マイト「仕方ねぇ…リンキは俺が殺す。キメラなんかに頼ってられるか。」
マイトはリンキの元へ向かった。
ヤマ「…やっぱり勝てねぇ!!!」
政府の人間がゾロゾロと怯えながら出てきた。
「大丈夫ですか!?」
「処置を!!!」
そこに1人の老人が来た。「さてリンキとは誰じゃったかのぉ…。そしてヤマ。お前は龍の恩恵を受ける立場にいるんだ。マイトとは違う。お前の中に龍はいない。あまり争ってほしくない。」
ヤマ「ええ…わかっていますよ。必ず負けると…。」
老人「ではなぜ?」
ヤマ「友達だからです。喧嘩してでもこの世界に適応させないとアイツはいつでも突っ走ってしまうので…。だけど失敗した。その時はただ戻って来れることを祈るだけです。」
マイトは龍をの体を全身に纏い、刀を持った。青く燃える炎で羽を作り、空を飛び、かなりのスピードで向かった。
リンキはその気配を察知し、ヴァルトに見せた技の手で銃の形を作り、構える。「やはりな!来ると思っていたぜ!お前は必ず来ると信じていた…。俺の親友だからな!!!!!!!」拳を握り締め、マイトに言う。
「これは俺たち男の戦いだ!!!存分にやろうぜ!!!マイトォォォォ!!!!!!」
マイトに狙いを定め、撃つ!!!!!!!!
ー黒龍の瞬きッ!ー
マイトの半径3メートル内を爆破させた。
エイリ「急所だ。死んだか?」
リンキ「いいや?まだだッ!!勝負はまだ終わってねぇ!!!」
マイトが空中で立て直した。「ハハハハハ!!!!それでこそ我が親友リンキ!!!次はこちらから行かせてもらうぞ!!!」と爪をたててリンキの周りを飛ぶ。
ビュービュービュー!!
リンキ「見えない。やっぱおまえは速いなぁ…先生と暮らしてた時よりも速い。ま!当たり前だな。」
マイトはリンキの背後を取り、首を掻き切ろうとした。
マイトの攻撃は皮膚を削り、肉まで届いた瞬間。
リンキは拳をマイトの鼻に当てた。
マイト「くっ…」
リンキ「忘れたか?反応速度なら俺の方が若干速い!!!」
命を奪い合う為の戦いなのに、2人は共に微笑む。まるで生きる屍を2人で超えていくように…。
2人は立ち止まった。そして疾風が2人の間を渡る。まさに壁を作るように…。
マイト「リンキ。先生と暮らしていた時に教えていただいたことしっかりと覚えているか?」
リンキ「ああ。忘れるはずがない。」
マイト「そうか…。戻ってきてくれ…先生はそんなこと望んでいない!欲に目が眩み、弟子が国家の転覆を狙おうなんて!先生は…望んでいない。」
リンキ「それは確かだ。」
マイト「じゃあなぜ!そのような道へ進むのだ。お前は依然正義の盗人として生きていればよかったものを………。」
リンキ「そんな世界…。俺が許せないからだ。国が国民を見捨てるなどあってはならない。舐めてかかるのもあってならない。この世界を変えるには革命…。それしか見当たらない。」
「そうか…残念だ。清く正しい心を持ったままのお前を殺さなきゃいけないとわかった。」
マイトは覚悟を入れ直し、顔が強張った。
リンキ「ハハ。全力でかかってこいよ。今ならどんなことでも受け入れてやる。」
マイト「感謝する………。リンキ……!」
これはただの喧嘩ではなく、芯の通った2人によるぶつかり合いの会話なのかもしれない。
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日曜日書けなかったので時間のある今日に書きました!
ぜひ楽しんでください!