盗みと兵器
村一番で様々な神技を持つ盗人リンキ。
元看守でリンキの盗みの情報を守った罪を犯したヴァルト。
国を揺るがすほどの王族の宝を盗み、脱獄した罪で追いかけてくる謎の生物兵器...キメラ。
リンキとヴァルトは巨大な体を持つ桜鳥ウーロンと共に、キメラを討ち取れるのか!?
お互いに空を飛び合う空中戦!
勝利は誰の手に!?
リンキは言った。「さて、宝は持ったし、そろそろ飛ぶぜ。空を!そこから見る景色はまさに絶景だ!」
ヴァルトが疑問に思い、問う。「飛行機もヘリもない。とにかくここには今、空を飛べるものが見当たらない。どうやって飛ぶんだ?」
ピュー!!!!
リンキは自慢をするように鼻で笑い、喋る。「あるわけねえよ…けどな!いるんだよなぁ…!お前は知らねえと思うが俺の地元の友達!!ピンクの羽も舞う。桜鳥!(さくらどり)ウーロンくんだ。」
全長10メートルのウーロンと目が合う。
ヴァルトは目を見開いた。「わあ…お前の地元ってすげぇんだな。びっくりして少しちびったかもしれん。」
………………………
.........................
リンキはウーロンに目で合図(こいつほんとにちびったのか?)ウーロンはヴァルトに近づき、合図。(マジだ。少し臭い。)
...
リンキは「すまない。ヴァルト...ウーロンは一人乗りなんだ。」と空を飛んだ!!ヴァルト「おい!!」
リンキ「ふー...またな!!!ヴァルト!!!」と一人で行った!
ヴァルトは訴えた。「おいおい!!!置いてくなよ!!!」
リンキは戻ってきた。「ちっ。仕方ねぇな。来いよ...今回だけだぞ!」
「おう。よろしくなのだ。」となぜか10歳程度の少女が乗っていた。
ヴァルト「は?」
リンキ「おう。しっかり掴まってろよ。」
ヴァルト「ちょ…!ちょっと待て!誰だお前!なんでお前が乗るんだよ!!!」
リンキは俺は間違っていないという顔をしながら「黙ってろ!おっさんは趣味じゃねえ!」と言う。
ヴァルトは「俺はまだ20代だ!!!!というか乗せろよ馬鹿!!!」と言いながら無理やり乗った。
???ピピピピピ。人間発見。直ちに殺せ。
シーーーーーーン................!?
リンキが迫り来る何かの気配を察知し、言った。「早く乗れ!死ぬぞ!」
キュー!!!!!!ウーロンくんは高く飛んだ。
ヴァルトは驚いた。「急にどうした敵なんてここ一体見渡しても見つからねえよ。」
リンキは怒鳴った。「何かしらの生物兵器だ...!じっとしてろ...。......。素早く仕留めるぞ...!!でなければ、死ぬだけだ!」と走り出す。
少女は言った。「黙れなの。ちょっとお耳に集中してんだこのかす。はっ!」少女はとても怯えた表情で言う。「3人。か…3人。…1匹。なにこれ…キメラ?」と。
リンキは「ああ…人間のキメラだ。こいつは悪
じゃない。この国の甘えに従った身分の高い贅沢な奴隷共(王族)により作られた元スラム街の住民だ…。」と言った。
リンキ「来た。半径10メートル以内に入ったら...!俺は目を潰す!そのうちにやれ!」
ヴァルトは答えた。「応ッ!やってやる!俺だってちゃんとできるんだ!!!おらああああ!!!!」
翼が生えていて、手が六つ、顔三つでブリッジのような姿勢で空を飛ぶ奇妙なキメラが半径10メートルを越した瞬間。
リンキはキメラの方へ飛んだ。長刀で振りかぶった。だが目は硬く、逆に長刀の方が折れた。「へぇ...目は頑丈なのね。潰せそうにないな。へへ。刃物は苦手なもんでよぉ....とっておきのものを見せてやるぜ!!!!」服から紐と火薬の入った玉を取り出し、足に巻きつけ体を捻り、回し蹴り!!!「おらああ!はーっはっは!」紐を眉毛に巻きつけ!キメラの顔を蹴ってウーロンの元へ飛び込んだ。「ばん!だぜ!!!」空中で銃を構え、引き金を引き、キメラの目を爆破!!!!
ヴァルト「すげぇあいつ本当にやりやがった。そして....次は俺だ!!!」銃を構えたが、
キメラは小さな女の子の生首を出して喋った。
「うあああかあああ!!!!助けてぇ。お姉ちゃん………………。痛いよ!!!」
ヴァルトは銃を落として動揺した。「なぜここに子供が!助けなきゃ..........。どうやって.........?????」
キメラは「罠にかかったな....死ね。」とキメラの舌は鋭く尖ったナイフのように硬くなった。それがヴァルトに向かって....ヴァルトに突き刺さる瞬間。
リンキは呆れて「クソ!最近のキメラはこんな卑怯な手まで使うのか!!!記憶の集合体で感情は生まれない..くせ...に........。」ヴァルトを庇った。そして腹に穴が空いた。穴から向こうの景色が見えるほどに...
ヴァルトは長刀でリンキに突き刺さった舌を切った。「クソ!!!なんだよ....これ。俺のせいか.....俺のせいじゃねぇか!!」ヴァルトの目から友達として資格を失ったと絶望感に祟る涙が.....。
少女は言った。「これはひどい...。判断能力の不足によってリンキの腹は空いた。お前のせいだぞ無能ヴァルト。」
ヴァルト「はぁ!!!!!!!うるさい!!!お前も何もできなかったくせに!!!!クソ!!!なんで当たらないんだよ!!!!」ヴァルトは自暴自棄になり、ひたすら当たらない長刀を振り回した。
少女「失敗は誰にでもある。大事なのはそのあとだ。辛いだろうが、この責任は胸に閉まって受け入れろ。今から話すプランを実行すればわずかにでも息があれば、100%生き返る。」
ヴァルトの目には希望が広がった。「その方法は?」
少女「キメラの体をウーロンくんがスレスレにキメラの横を通る。その勢いを利用し、お前が長刀で内臓をえぐりとる。再生能力付与のため、キメラの再生器官である心臓をリンキに食わせる。だから、私はリンキが少しでも長く生きれるように処置を試みる。次こそ勝てる。共に戦おう。」
ヴァルト「わけわかんねえし、信用できる策でもないが1%でもこいつの助かる道を作れるならやってやる。やるぞ!!!ウーロン!!!!」
ピューーーーー!!!!!!!!!
ウーロンはスピードを上げてキメラの後ろに潜り込んだ。そしてキメラもこちらに近づき、ウーロンが威嚇する。「ピュウアアアアアアア!!!!」真っ向から戦うと言う合図である。ヴァルトは長刀を用意し、構えた。そして切りつける!!!だが浅い。「クソ!浅い……………。へっ!だけどよう!その刀には毒が塗ってあるんだぜ!!!!!」
キメラの動きがより単調になった。
「そりゃあ体が痺れるはずだあよな....!なんてゾウも気絶するほどの品物だからよぉ...!」
ヴァルト(多分リンキならこう言う..!)「そう。人を騙すときの基本ッ!それは人間性を捨てた小細工だッ!!!」
キメラが体当たりで向かってきた。ヴァルト「次で終いだ。あばよ…。」長刀で切り裂き、心臓を奪い取った。
キメラが喋った
キメラ内の女の子「助けて。殺せだから生きる。つまり死。」警戒し、ヴァルトはキメラを睨みつけ、長刀を構えながら、リンキの元へ向かった。キメラ内の男性「生きて死ぬだから死。つまり死。」キメラ内の女性「生物こそ生まれることよ死。つまり死。」キメラはウーロンの上に乗った。
キメラ「ぁァアッッッッアアァァァァァァァァァアアァウ…マ…レ…ルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥグゥゥゥゥ!!!!!!!!!。ァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」キメラの内側から断末魔が発せられる。その瞬間ヴァルトは言葉より先に体が動いていた。それはなぜか?本能的に死を感じ取ったからだ。
…………………
少女は(まさか…これは…自爆か!?ヴァルトに知らせなけれ…!?)ヴァルトがこちらへ走ってきた!!(本能が危険を察知したか。全く…。君は本当に逞しい男になったな!)「自爆だ!!!気をつけろ!!!!」
キメラは赤ん坊の姿となり、四足歩行。黒い腕をたくさん生やしてヴァルトの胸を貫いた。「ぐばっ。」キメラ「こっちか…………?こっちだよ…こっち…………………!みつけたぞ……!!!」キメラの黒い腕が無数に絡む。
だがヴァルトの力が増す。歩みは止まらない!!!(フハハハハハ!!!!!)「うああああ!!!!」(はっーはっは!!!!)「はああああああああ!!!!」「ハァーハハハハハ!ハッハッハッハ!!!!!!!」10トンの力にも耐えゆくその精神は異常そのものであり、それが彼の死の瞬間に持つ最大火力であり、人はそれを火事場の馬鹿力と呼ぶ。
キメラ「何だこの力負ける…!!」
ヴァルトは心臓を少女に渡し、「いてぇ!!!けど前へ進め!俺!!!!!ああ....あと4歩...あと3歩...あとに2歩...あといっ、、ぽ。」最後のちからを振り絞り、気絶。
「あとは頼む。」
少女「…うん。ゆっくり休んで。」少女はリンキの口にキメラの心臓を入れた。
リンキの体がみるみる再生。「へぇ、これがキメラの再生能力。いいね。さて死ぬ準備はしてきたか?クソキメラぁ!」
次はリンキの番です!
楽しんでくれたら嬉しいです!気軽に推してもらえたら幸いです!ところで、、
僕も火事場の馬鹿力は経験したことがあります!!死の直前とかそんなものではないのですが、兄弟喧嘩の時に怒りが最高到達点に達した瞬間小さい頃に、トイレのドアの鍵をぶち壊しました!!
人はそれを火事場の馬鹿力と呼ぶ。 ではなく、
人はそれを火事場のただの馬鹿と呼ぶ。になりますね!
面白かったらブクマや感想などよろしくお願いします!