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“俺はお前を心から愛している” とどの女性にも言う男!

作者: 七瀬





“俺はお前を心から愛している” とどの女性にも言う男!



私は知り合って3回しか会ってない男にこう言われる。

物凄く真剣な目で私に、“俺はお前を心から愛している” 

お酒を一滴も飲んでない、素面な男がバカ真面目な顔で私にこんな

事を言い出したの!

正直! 鳥肌が立つぐらい私はこの男にドン引きしたわ!



『まだ会って3回目だよね? 想ってないくせに適当な事、

私に言わないでくれる?』

『いやいや? 俺は本気だよ!』




私が余計な事をこの男に言ったせいで、1時間もこの男に

私は捕まってしまった!

私からしたら、どうでもいい話を私の目を決して話す事なく、

真面目な顔で愛だ好きだとずっと言い続けているこの男は一体ナニ?

私はこの男の話を聞くのがもう嫌で、トイレに行きたいと言っても

まだ話が終わってないから、終わったらトイレに行きたいだけ行けば

いいとか言ってるし......。

“なんだ、この男!? ウザいわ!”






 *





・・・別の飲み会でまたこの男と私が会った時に、

別の女性ひとに、私に言っていたような事を混沌とその女性ひと

にこの男が既に話していた。

私はこの男にバレないように、そっと違う男性ひとと話をしていたら、

どこでバレたのか?

また私の所に来て、私に真剣に話したい事があるから今いいって言ってきて、

当然! 私は、“他の男性ひとと話してるからムリと答えたわ!”

彼は私が話していた男性ひとに直接、交渉して私と二人きりで話したい

から、そこをどいてくれないかって言ってるのよ!

私がいい加減にしてとこの男に言うと!

彼は何も言わず、スッとまた最初に話していた女性ひとの所に戻って

行ったわ。

たぶん、この男は私に可能性がないとやっと分かり諦めてくれたのだろう。




・・・でも? その分、最初に話していた女性ひとをこの男はロックオン!

淡々と彼女に、“俺はお前を心から愛している、どれだけ君の事を俺が好きか?”

ずっと彼女の目を外すさず、言い聞かせるように彼女に訴えかけていた!

“これって? この男、サイコパスで彼女を洗脳しているのか?“

第三者として、二人のやり取りを見ていたら? 凄く怖くなったわ!

だんだんと彼女もこの男の言葉に抵抗できない状態になっていっくのが、

目に見えて分かったからよ。

彼女の意思が迷いはじめているのがよく分かる!

私はさすがに、もう見ていられなくなり。

彼女をこの男から救う事に決めたの!



『“アンタね、いい加減にしなさいよ! 彼女はアンタみたいな男の事なんか

好きになる訳ないでしょ!”』

『はぁ!?』

『“貴女も目を覚ましなさい! しっかりしないとこの男にのみ込まれるわよ!”』

『・・・あ、ありがとう、』

『会う女性に誰にでも、俺はお前を心から愛しているなんてあり得ないわよ!』

『気持ち悪ぃ~』

『口挟むなよ! せっかくいいトコロだったのに、、、!』

『彼女にもうこれ以上! 要らない事を吹き込まないで!』

『はぁ!? 要らない事? 俺の言葉に要らない事なんて一つもねーよ!』

『さあ、行くわよ。』

『・・・あぁ、うん、』

『“なんだよ畜生! もうちょっとだったのに、、、。”』

『・・・良かったわね。』




まさか!? 私以外で、この男の被害者になりそうな女性と出会うなんて!

私もこの男と二人きりで話を聞かされている時は、そこまで思っていなかっ

たけど? 第三者として、その女性ひととこの男が話をしているトコロ

を見ると? “完全にこの男はサイコパスで、彼女を洗脳しようとしていた!”

言葉巧みに、彼女の話す事を一つずつ潰しながら、自分の言いなりになるよう

な言葉巧みに並べて、彼女も自分の考えが迷い出しているが分かったわ。

最初は、“無理、いい加減にして、私は貴方を好きになる事はない” と最初は

この男にはっきりと言っていたのに......。

そのうち、この女性ひとが抵抗できなくなっていく。

“あぁ、で、でも? 私は、そうじゃないと思う、”みたいな弱気な言葉に代わっ

ていっていて、あのままだと彼女はあの男の言いなりになると私は思ったから!

彼女は私と一緒に飲み会の後、タクシーで帰り、いつの間にか仲良くなったわ。

“今では私の大切な女友達の一人!”





・・・ただ? 今でもあの男の言葉で言いなりになっている女性ひと

何処かにいると思うと心が痛いわ!

“あの男は完全にサイコパスだ!”

女を自分の言いなりに上手く操る、怖い男!

この男の犠牲者を一人でも出さないように、今は彼女と二人で見つけ次第!

阻止して女性を助けるようにしているのよ!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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