表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/81

水の刃

 さてさて本日第三試合。

つまり僕らの試合だ。

 まあでも僕は出る予定はない。

セレナとミストが出る。

セレナは前回と同じように普通に戦う。

ミストは僕と同じように早めに決着をつけて実力を示すのが目的。


一戦目はセレナだ。

相手の人は竜人の子だね。

片手剣を使っているらしい。

竜人は人間よりも基礎的な身体能力が高いので槍よりも剣などを好む人が多いのだろうか?

竜人の身体能力なら接近戦に持ち込めるしね。

槍で突くのも強いけど、剣で斬った方が確実だろうしね。


「それでは試合を開始します」


審判の合図があった。


「セレナ頑張ってね」

「うん!ありがとう」


 セレナもなんだかんだ自信はありそうだ。

まあそりゃ僕らとほぼ毎日訓練しているし、相手にするのはいつもと違って契約者持ちではないだろうしね。そう考えると必然的に負けることは少なくなる。

実力差は歴然だろうね。


「では試合開始!」


 ていうか昨日は自分の試合前だからセレナの試合を冷静に観れていなくて気づかなかったけど、拳の武器?メリケンサック?ナックルダスターって言うのかな?が変わっているね。

気合入れてきているってことかな。


 相手の竜人は動いてこない。

多分相手からしたらセレナが契約者持ちってことを知っているだろうし、そりゃ警戒するよね。


「こないの?じゃあ私から行くよ」


セレナから攻めるようだ。

まあ接近戦になればなるほどセレナの間合いになるわけだし、セレナは詰める他ないよね。

いや一応魔法で遠距離と言うか中距離なら攻撃手段はあるけどね。

 それとも僕の知らない奥の手があるかも知れない。


 セレナは距離を詰め切った。

相手も流石にこれは当たらなようだ。

剣の腹でガードいている。

 しかしセレナは止まらず、どんどんと詰める。

両の拳で勢いを増しながら。

相手は後退りながらも対応している。


うん、相手も一試合目を勝っているわけだしそれなりにやるようだ。

だが、セレナは契約者がいる大きな強みを見していない。

いるだけで身体能力の向上もある。

だがそれよりも強いのはやはり魔法の威力、範囲、使える幅だ。

 魔法を一切使えない人間が契約者を得て、そこらの魔法使いを簡単に超えることすらできると言う。それほどまでに強力なのだ。


そう考えている時もセレナのラッシュは続いている。

相手の状況も変わっていない。

ただただ守っているので精一杯だ。


しかし次の瞬間セレナの攻撃が変わった。

「水刃ッ!」


 水でできた刃を足に纏った。

そう今まで拳での攻撃オンリーだったセレナが足技を使ったのだ。

それに加え、魔法でできた水の刃。

魔素でできているし、多分契約者の恩恵的にもあの刃は水の刃であるけど、物体としての効力も持っているだろう。

つまり剣と打ち合えるってことだね。


「ここで見せてよかったのかなあれ?」


そうミストに聞いてみた。

何せ僕らすら知らなかった奥の手だ。

いまこのタイミングで見せる必要があったのだろうか?


「いやこの後戦うような奴らには初見であの技を見せたところで決定打にならないだろう。

だから今使うのが一番いいだろうって判断だな」


なるほど。セレナもある程度早く終わらせたいんだろうね。

今日はこの後に試合もあるし消耗は少なくしたいだろうしね。


先ほどまでガードや避けることによって攻撃を受け流していた。

しかし足技が加わることで、何よりリーチが伸びていることで、先ほどまでと違い攻撃を喰らい始めた。

かすり傷程度。しかしそれが何か所にも増えていくとやはり辛いらしい。


相手は遂に片膝をついてしまった。

セレナは相手の首元で水刃を止める。


「くっそ...」


ここで試合終了かな。

「勝者セレナ!」


.

.

.


「お疲れセレナ」

「うん、ありがとう。どうだった?」

「驚いたよ。あんなの隠していただなんて」

「レオンとミストがギルドにいっていた時に練習していたんだよ」

「そうなんだ。なんにせよおめでとう」


次はミスト。どんな戦いなのかな。

正直かなり楽しみだ。


評価、ブクマ等々お願いします。

感想など貰えるとモチベにつながります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ