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set. goooooooo!!!!!!

出発の合図とともに猛スピードで上昇していった。


BAnBAnBAnBAnBAn

うむ、脳内は現在進行形でF1カーが走っている。

速い。速すぎる。


いつ首がもげるんだろうと思うほどに。多分リンさんが魔法でカバーしてくれているんだと思う。

しかし僕自身が今のままじゃ非力すぎるのかも知れない。

.

.

.

と思っていたが、猛スピードだったのは一瞬だったかもしれない。気がつくと空にいた。どんな建物よりも高い位置に。初めての光景、感覚。

そう空に飛んでるんだよ僕。しかも生身で。

めちゃくちゃに気持ちいい。バイクなんかの比じゃないかもしれない。


「どう?空に上がった、街を一望した感想は?」

「凄く綺麗!それに気持ちいい!風を切る感覚も、このなんとも言えないワクワクも!

まあでもただ首折れるかと思ったけどね…」


「ふふふふ、ごめんごめん。速い方が楽しいかなって思ってさ。速過ぎたかな?今からはもう少しゆっくり飛ぶようにするよ!」

いや速い方が楽しいのは間違いない。ただ限度があるよね。限度が。


その後はまあ多分ゆっくりと言っていたけれど、100km/hくらい出てたよ。いやこれはバイク乗りとしての予測に過ぎないけどね。出てたよ確実に。

.

.

.

「到着ー!さあ降りて降りて!ここが今日から君の家だよ!!」

どうやら着いたらしい。あんな速度で飛んでいたらあっという間だ。


場所は空から見ていた感じ、街から少し離れた丘のようだ。周りに家はないけど、アクセスが悪いってわけでもなさそうだな。

まあ竜に乗れるようになればアクセスが悪い場所なんてほぼ存在しなさそうだけどね。


「凄い立派で綺麗な家だね!!二階建てだし、それなりの広さもありそうだし!」

西洋風な木造建築の家だ。特殊な所があるとすれば家にくっついて、馬小屋なるぬ竜小屋があるくらいだな。いやもはや小屋という大きさではない気もするが…


「そうでしょ?私の別荘みたいなものなんだ!

たまには自然の中で暮らしたい気分の時もあるしね!さあさあ、中に入ろう!!」


そういってリンさんは中に入っていく。

僕は連れてきてくれた飛竜に一礼してから中に入っていった。

.

.

.

うん、中身は外観通りって感じ。赤いカーペットに、木製の木や椅子。それにキッチン。コンロっぽいものや水道っぽいものもあるけど、あれは魔道具なのかな?使い方がさっぱりだ。


「レオンの部屋は二階ね!階段を上がって右手にある扉の先!」

らしい。見に行くか。

「わかったー!」

そう言いつつ階段を登ろうとした僕を

「あ、待った待った!先にお風呂入っちゃいなよ!!色々あって疲れたでしょ?この世界では珍しく湯船もあるよ?一階の奥にあるからー!」


湯船があると聞いたら、行かずにはいられない。

そう日本人として。

「わかった入ってくるよー!」

そう言いながら僕はお風呂に向かった。

.

.

.

なんだろう、凄いオシャレだ。

逆に落ち着かない。それにシャワーがあるけど、うん。使い方だよね、問題は。

明らかにこれだってものがある。


赤い石と青い石が埋め込まれたダイヤルみたいなものだ。つまり魔道具。予備知識には手をかざして念じろみたいなことが書いてあったけど…

「うわ、本当に水出たよ。お湯だよ。」


魔道具が生活の要ってだけあって使うのにこれと言った技術はいらないらしい。うむ、非常に助かる。

道中に学んだ予備知識だけで、どうにか生きていくこと自体はできそうだし、普通に魔道具を使えるっていうのも安心だ。

.

.

.

そんなこんなで湯船に入りながら、気持ちを整理しつつ考えていた。

今日一日で色々なことがあったなー。

天国みたいなところから、竜の国。

それにそもそも異世界転生。

まあ真剣に考えると先行きは不安だけど。

2度目の人生。思いっきり楽しめばいいかな。

やりたいことをやって、まあなんかあったら未来の僕がどうにかしてくれるでしょう。


うん、前向きに考えよう。不安になっていても、後悔してもどうしよもならないしな。

「そろそろ出るか」

.

.

.

「ん?思ったよりも早かったね。ゆっくりできた?」


「うん、ゆっくりできたよ。ありがと」

「いえいえ、明日からは同居人だけど、今日は客人ってことで!」

テーブルを見ると、料理が並んでいた。

うん、異世界の飯がどんなものか少し不安があったけれど、特に問題はなさそう。つか普通にうまそうだな、おい。


「ご飯でも食べながら今後について少し話さない?」

「そうさせてもらうよ!どれも美味しそうだね!」


「ふふ、よかった。自慢の手料理を褒めてもらえて」

わお、なんと王様の手料理らしい。

今のところ、この世界に来てヒモみたいなことしかしてないが、大丈夫なんだろうか。


「まずはね、レオンの仮の契約相手だね。目星はついたから明日紹介するね。それと入学までは3ヶ月あるの。だからそれまでに基礎を覚えようか。魔法の使い方、戦い方、精霊の扱い方とかね。学院に入る人は大体得意な属性や武器、契約者を持っている人や持てる才がある人が多いからね。遅れを取らないためにも大切!」


「わ、わかったよ。頑張る。うん。」

どうやら明日からは厳しそうだ。

ヒモは回避できそうだけどね。うん。



なんか今回長くないですかね?

もう本当ノリだけで書いているので見直しも一応していますが、誤字脱字多いかもです…

すみません。

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