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最後の調整

 今日は休み二日目。

昨日はこないだと同じくコカトリスと戦った。

理由は単純、空中戦ができる相手だからだ。


 学院での練習では空中戦はできない。

いや相手がミストとセレナ以外にもいるのなら、もしかしたら風使いなら空中戦ができる人がいるのかもしれない。僕の知識不足でわからないけど。


 そうなると今後のための練習になる。

大会でもいるかもしれない。

まあつまりギルドでの依頼でしか現状空中戦の練習ができないからコカトリスにしたってことだね。


 今日の午前はゴーレム戦だった。

単純に人に近い形、硬いって理由で練習相手になるからだ。


 今はゴーレムを倒した場所で昼食だ。

早めに出た、一体だけ、二回目ってのもあって早く倒せた。

それもこの後ミストと手合わせしたいからだ。

何せ明日からの新人戦はもちろん対人だ。

最後の練習と言うか実戦が対人ではない状態で、明日に挑みたくない。

 それに少しでも強くなりたい。

もちろん大会で優勝したいのもあるけど、単純に少しでも早く強くなるのが目標だからね。


「ミストそろそろいい?」

食事をとり終えてからしばらく経っていた。

流石にすぐ動きたくないしね。

いや兵隊にでもなるのならすぐ食べて動くってのも必要なんだろうけどね。


「ああ。問題ない」

「おっけー。じゃあルールはどうしようか?」


まあいつも通りのルールになるだろうけど一応確認するべきだろう。


「そうだな。ルールはいつも通り。今回は先に二勝した方が勝ち。

単に練習でもいいが、たまには勝ち負けを求めた戦いをするか」


「いいね!ミストとそういう戦いをするのは、もしかして入学の試験以来?」

「そうかもな。いつもは練習だったしな」

「今度は引き分けにはしないよ。勝つから!」

「俺もお前に負ける気はない。最強を目指すのは二人でだが最強になるのは俺だ。譲らない」

「僕も負ける気はないよ?」


なんだかんだ僕らはこうやって競っていることに楽しさを覚えている。

確かに毎日の練習はキツイ。ミストに関する事情も重い。簡単に考えて解決できることじゃないし、正直これからのこと全てを賭けて行うことだ。

そう考えるとかなりキツイ。

 でもミストやセレナとこう過ごしていること自体は楽しい。

それにやっぱり強くなるってこと自体も楽しい。

成長しているってのがわかるしね。


「じゃあ準備いい?」

僕は剣を構えて、羽織っている物の袖から手を外して全力で戦える状態になった。

本気で行くつもりだから竜纏も使いたいしね。それならこの状態にならないと。


ミストも剣を構えて立っている。

ミストは僕みたいに特別準備はない。

普通に剣を構えるだけだ。


「ああ、いつでもこい」

「じゃあ行くよ」


地面を蹴ってミストとの距離を詰める。

使っているのは身体強化と紫電だ。

攻撃力は増しておかないとね。

ミスト相手に火力を惜しんでいる暇はない。


「はッ!お前パターンがいつも同じだな?!」


余裕そうにしゃべりながら剣で弾いてきた。

まあ流石にこんなんが通用するなんて思っていない。


でもこれでいい。

剣で弾かれて宙に浮いた。

まあその反動と少しの雷速でだけどね。


「いつも同じだと思わないでね?」

そのままミストの斜め上から雷速で勢いをつけて攻撃する。

上から下に落ちるのも加わっているからいつもよりも威力は上がっているはずだ。


「ちッ!くそが...」

流石に予想外だったんだろう。

 

 まあこれが僕がミストやセレナには見せていないギルドでの依頼の成果だ。

コカトリス戦で学んだことを活かしたわけだ。

前回のコカトリス戦で咄嗟に使ってこれを使いこなしたいって思った。

昨日のコカトリス戦で何度か試したしある程度はできるはず。

ミスト相手には見せていない。いや昨日とかで視界には入っているだろうけど、観察するほどの余裕はなかった気がする。

 つまりはミストはまだ対策がない。対応できないはずだ。


ミストが攻撃を弾いた。

だがいつもよりも火力が高いせいで流石に余裕ってわけにはいかなかったらしい。

 少しだが後ろに押されている。

まあこの一か月でこの攻撃をできるようになっただけでも上場だろう。

上手くいっている。

これならいける。でも一回の勝ちで勝敗は決まらない。

つまりこの一戦は考える暇を与えず、初見の技で押し切るしかない。

対応され始めたら恐らく僕の方が不利だ。


「竜纏ッ!!」

僕が出せる最高火力で一気に決める。

そのまま上に飛ぶ。

「雷速」

同じように上から攻撃をする。

たださっきよりも紫を強く、シュガールに寄せた雷で。

ミストに近づく瞬間、思考の加速も使う。


もちろんミストは剣で防ごうとする。

しかしその瞬間をスローで見ている僕はその剣を素早く弾き、ミストの首へ剣を向ける。

もちろん寸止めだ。


「降参。俺の負けだ」

「よっし!」

とりあえず勝ち星一!あと一回!


.

.

.


と順調に思えていたけど結局後の二回はストレートで負けた。

ミストの対応力と僕のガス欠だ。

ミストは飛んでいる僕に対して氷刃で対応してきたし、僕の竜纏とシュガールの雷、思考加速は燃費が悪すぎる。長期戦には向かないのだ。

 まあそれがない僕は火力、技術共にミストに負けていてこの結果ってことだ。

でも本番は連戦じゃない。

一回目みたいにいけば問題ないと思う。

いい経験になっているはず。


明日から頑張ろう!

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