on your marks??
だらだらと書いてしまってるかもしれません。
あと話によって文字数もバラバラですよね。
すみません。
お城の部屋からテラスのような場所に案内された。
外を見るとまさしく絶景。
西洋風の建物が並ぶ綺麗な街並みだ。
ただ普通と違うのは、一つ一つのサイズが多いことと、そこらでワイバーンっぽいのが飛んでいることぐらい。
うん、異世界に来たって感じだな。
「レオンにとっては異世界だもんね!凄いでしょ、私の国。竜と人が共存してる国なの。飛竜を移動手段にしたりとか、もちろん地を這う竜もいるから運搬とかしてもらったりもしてる。
その分私の国が竜のたちの住処も守る。
他の国だと竜は魔獣扱いだからね。討伐対象とかになっちゃうんだけど。私の国は竜人も多いし、竜精霊も多いおかげもあって共存できてるんだ!
他に国じゃ見れないよ??」
なるほど。この景色はこの国だけのものなのか。
転生先が協力者がいる国がこの国で良かったなと思えるな。
「では改めて。ようこそ竜と人の楽園、キャピテル・オ・ドラーヴェへ!まあ長いから大体ドラーヴェって呼ばれてるかな!
この街がリンドヴルム公国の中心だよ!!」
「なんていうか、上手く言葉は出ないけど、とても綺麗で迫力のある街だね!」
「ふふ、そうかもね。竜と暮らしやすいようにに建物は全部大きめにできてるし、そもそも街中を竜が飛んでたらね。迫力あるよね。」
うん、悪くない。ここが第二の人生のスタート地点。楽しめそうだな。何より竜に乗れる。うん、バイク乗りの精神は忘れてない。となるとやっぱり乗ってみたいよね。
「竜って僕でも乗れますかね?」
「うーん、少し厳しいかも。みんな訓練を受けているし、何より身体強化の魔法も使ってるからね。
生身で乗ったら速すぎて、多分耐えられないよ?」
「そ、そうですよね…今は諦めます。」
うん、冷静に考えればわかったことだ。
テンションが上がり過ぎたな。悲観的になるよりマシだろうけど。
「まあ学院に通えば気づいたら乗ってるよ!
そういうのも含めてだからね。この国の学院は!」
そう聞いたら、まあもちろんモチベは上がる。
「ならいっそのことやる気が出てきたよ!」
「それはよかったよ!まあ何より先に住居だね!
うーん、とりあえず飛んでこうか?」
「え!飛ぶ?乗れるってことですか??」
「私の騎手だけどね?二人乗りってこと!」
いや最高。二つの意味で。最高。
「ちょっと待っててね」
「了解です!!」
食い気味で返事をしてしまった。気持ちが先行してしまった。恥ずかしい。
「ふふ、喜び過ぎだよ」
うん、やはり恥ずかしい。
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数分後、テラスに多分中くらい(周りに飛んでるのと比べてると)の飛竜が来た。
「お、きたきた。お待たせ、行こうか?」
そう言ってリンさんが先に乗った。
うん、どう見ても1人乗り。
さて、どう乗るべきか…
「どう乗ればいいですかね?」
「うーん、前に座って抱きかかえられるか、後ろからしがみつくのどっちがいい?オススメは前!
後ろでしがみついてても、今のレオンじゃ振り落とされるだろうしね。それに役得でしょ?」
なんと、ご自身の需要と供給に理解がある。
竜だけど天使。うん、天使。
「えっとじゃあ前で」
しかしそこまで言われてると逆に恥ずかしいな。
下心はバレてるぞと杭を打たれた気もする。
「正直でよろしい!!じゃあおいで??」
そう言ってリンは手を広げている。
葛藤だ。下心に屈してリンに抱きつくか、自分に打ち勝ち、前を向いて座るか。
僕はどうすれば…
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「あれー?前向いて座るの?別に抱きついててもよかったよー?」
すみません。やはり抱きつきたいです。
うむ、欲望には勝てない。
「やっぱr「よっしじゃあ行くよー!出発ー!」
この日僕は素直になれなかった自分を恨んだ。
自分に正直に。そう心に決めた。
どうにか頑張ってお姉さん要素を注ぎ込んでいるつもりです。自然に。そう自然に。さりげなくお姉さん要素を入れている気でいます。
バリバリに入ってますね。路線頑張って戻します。
学院入ってからは特に。今だけはご愛敬。