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ライバルチーム01


「うーん、警戒しているチーム?私の私見でいいの?」

「うん、もちろん。僕にはそこら辺の知識ないし、ミストは興味ないだろうしね?」

「なんだよ。仕方ねえだろ興味ないんだから」


え?本当に心の底から興味ないんだこの人。いやまあわからんでもないけど対戦相手くらいリサーチした方が...いや僕もしてなかったわけだけどね。


「ふふふ、まあミストはこれが平常運転だし気にしてもしかたないよ」

あ、セレナから見てもそうなんだ。まあ常にこんな感じだよねこの人。


「で警戒しているチームの話だったよね。まず一つ目はロウのチーム。まずロウに関してだけど、ロウはやる気さえ出せばミスト並みに強い。私にはどっちが勝つかわからないくらいに...」

「そんなに強いの?」


「俺の方が強ええよ」っとつぶやいているミストを置いて話を進める。


「うん。そりゃ嵐竜の候補だったんだからね。稀代の名剣で凍竜と期待されているミストと違って、ロウはお兄さん、キースさんがいなければ嵐竜だったわけだしね」

「まあそう考えると強いのも当たり前か...」

「うん。次にリムだね。リムは秀才だよ。メルド家の名に恥じないほどに。あのまま順調に強くなればテンペスタになれるだろうね。むしろあんなにも模範的なリムがテンペスタに慣れないなら、誰も慣れないでしょ!って思わせるくらいには騎士として完成している。それこそ今の私たちくらいの契約者持ちとの間を埋めるくらいにはね」


なるほど。凄く過大評価な気もするけど、僕らは契約者有りきでアルネにいるのに対して、契約者なしでアルネにいるんだ。そういうことなのも頷けるよね。


「最後に迅って子に関してだけど。うーん正直わからない。魔族固有の能力は私はあまり知らないから評価しづらいかな。と言うかあの子に関しては情報がないから...」

「そうなんだ?何でほかの子の情報はあるの?」


ロウ、リムの情報はあんなしっかり出てきたのに。


「それはメルド家はこの国の名家中の名家だしね。同年代ならこれくらいは知っているくらいには有名なんだよ」

「そうなんだ。ってことはミストとかセレナも?」

「そうだね。ミストのリベラ家は騎士を多く輩出している家で有名だね。その中でもミストは頭一つ抜けた才能をしているし、みんな知っているくらいのものだよ」


流石ミストって感じだな。子供の時から有名なんて。

うん、イメージできる。小さい頃からこんな態度とってそうだもん。


「セレナの家は?」

「うーん、私のミュール家かなり特殊な家でね。その中でも私は悪目立ちしているからある意味有名かも?」

「そ、そうなんだ...」


なに、聞いちゃまずかったかな?まずかったっぽい??


「ほ、ほかは??」

「他はね、ヴァンのところかな」


ヴァン?すぐ顔が出てこない。

自己紹介をした時のことを頑張って思い出す。


「あー!あの赤髪の竜人の子?」

「うん、そうそうヴァン・グイーダ。グイーダ家も名家でね。過去には焔竜を輩出したこともある火属性に長けた家なんだよ。まあメルド家みたく家で継承していく契約者がいるわけではないから毎回火属性の契約者を持っているとは限らないんだけどね。でもヴァンは運よく火属性の契約者得たって聞く。だから数年ぶりにグイーダ家の本領発揮ってことで期待されている。

期待通りの実力も持っているだろうしね強敵だよ。あ、ちなみに大剣を持ったパワータイプだよ」


なるほど。その家の特徴があってもメルド家みたいに毎回その属性の契約者ってのは異例なのか。


「ヴァンって人の他のチームメンバーは?」

「一人はナキ。ナキ・イーラって子。この子も竜人だね。使う武器はレイピア、属性は雷。レオンと一緒だね!と言ってもレオンみたく特殊な色はしてないよ。普通に黄色。と言うよりレオンと同じ雷は見たり聞いたりしないかな?」

「そ、そうなんだ。あはは...」


まさか閃皇であるシュガールの!なんて言えないし、ほかにいたら僕だってびっくりだよ。


「まあでこの子は武器と属性の通りスピード型だね。レオンはいい勉強になるんじゃない?同属性の戦い方は」

「そうかもね。僕ほかの人のことあまり知らないし。今度戦っているところ見てみたいな」

「その今度が本番だったりしてね?」

「そ、それは困るかな??」


うん。困る。見ている余裕ないしね!本番だったら。

これフラグ??


「それでもう一人は?」

「もう一人の子は...確かエラって子だったかな?確か。うん。」

「確か?あんま情報ないの?」

「うん。名家の子!貴族!とかいうわけじゃないからね。特にわからない、ごめんね。

予測になっちゃうけど、二人と組んでいるから無名の子の中ではそれなりに強いってことだとは思うけどね」

「そっか。ありがと」


セレナでも知らない情報はあるのか。

と言うよりさっきまでの情報を知らない方が珍しいのかも。

知ってて当たり前っぽそう。


「情報がないならその程度ってことだろ?」

「相変わらずミストは冷たいって言うかなんというか...」


まあ事実なんだろうけどさ...


「あれ?てことはもしかして僕もってこと?僕も無名だよね?」

「まあ確かにお前も名家の出身でもないだろうし、入学の手前突如現れた。しかもその実力はトップレベル。みんなお前の情報を欲しがっている。でも無い。お前は特殊」

「ミストの言う通りレオンは無名っていうより情報がなさ過ぎってだけ。十分有名だよ?」

「そ、そうなんだ。喜んでいいのやら...」


正直微妙な気持ち。

うん、目立つのあんま好きじゃないからだねこれは。






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