気づき
探すこと数分。
見つからないよ。
全くどこにあるのやら。
本当にあるのかなこん中に。
「おい、あったぞ」
ミストから声がかかった。
あったらしい。
「本当?よかったー。見つからないかと思ったよ」
「そんなわけねえだろ」
「いやまあそうだけどさ」
まあ倒したんだしそりゃあるんだろうけどさ、ここまで見つからないと不安だよね。
「へえーそんな風になってるんだ」
見た目は普通よりも小さくて透明だった。
「まあゴーレムってのは基本的には生まれたてだからな。小さいんだよ。後は自分自身に属性を持たないことが多い。だから色が透明」
「そういうことなんだ」
相変わらず博識。と言うより僕の学がないだけですかね?同じクラスだし学力は同じぐらいだと信じたいけどね。
「まあ見つけたことだし、帰るぞ」
「了解!」
今日は楽しくできた気がするよ。
相手がゴーレムって言うおかげ戦うことにも集中できた。
ようは僕は命を粗末にできない、殺さないって言う偽善者ではなく、ただの臆病者だったって言うこと。
それに何よりミストと協力して戦えたのが楽しかったな。
なんてことを思いながら、ニドヘグルに二人で乗って帰路についていた。
「ミスト!今日はありがと!」
「あ?」
飛んでるせいか聞こえないらしい。
「ありがと!!」
「ん…」
なんだ聞こえてたのかよ。
.
.
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「今日もありがとうね。明日もよろしく」
「ああ。まあ適当に起きていくか」
「おやすみ、ミスト」
「ああ…」
.
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今日は調子が良かった。
と、言うより戦い方への気づきがあったと言うか、使う場面とか使い方、組み合わせと実戦で試したり、思いついたりして練習を活かせたって感じの1日だった。
明日はどんな相手なのかな。
また気を遣って選んでくれてそうだけど。
大会に向けて戦い方を意識しよう。
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