表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/81

協力プレイ

「ミスト、想像以上にデカいんだけど...」


うん、僕が想像していたのは人二人分くらいだよ。

三倍もある相手だって思ってなかったよ。


「そうか?こんなもんだぞ」

「これが標準なのか...」


僕はまだこの世界の常識に慣れていなかったらしい。

慣れるのも怖いけどね。


ゴーレムの重そうな拳を避けながら僕らは対応策を練っていた。


「これどうすんのさ!」

「俺が氷と剣で攻撃を防ぐ。つまりお前がアタッカーだ」

「僕?!」

「ああ。別に変ってもいいがこれが適任だと思うが?」

「そうだけどさ...」


僕の方が責任おもくない?僕が致命的な攻撃を入れるまで終わらないんでしょ?

自信ないよ...

「じゃあやるぞ。氷よ!!」


その掛け声と共にミストは前に出て、氷の魔法で相手の足を凍らせながら拳を剣で弾いたりしながら耐えている。


これ最初からかっ飛ばさなきゃだよね僕も。

「竜纏ッ!」


僕の最大火力である竜の付与魔法で強化。

これ通用しなかったらどうしよう...


「ミスト行くよ!」

「ああ」

その掛け声と共にミストはゴーレムの足を再び凍らせて、拳を大きく弾き隙を作ってくれた。

その隙を逃さないように。


「雷速」

紫の軌跡を描きながら僕は僕の持てる最速でゴーレムに近づく。


眼前にゴーレムが迫った時、まだゴーレムの体制は崩れている。

隙をつけているし、ゴーレムの反応速度はそこまで速くないらしい。

右手と一体化された剣を振りかざす。


カキンッ!と金属音のような音がして弾かれた。

「え?嘘?」

効いてない?僕の最大火力なんだけど。

どうする?どうすれば...


僕はゴーレムといったん距離をとって、ミストと並ぶ。

「ミストどうすれば...」


そう言いながらミストの方を見る。

ミストの表情はいつもと変わらなかった。


「効いてるさ。あいつの胴体に切れ目は入った。だがあれでは倒すことはできない」

「じゃあどうすれば?」

「同じところに何回も攻撃をするか、もっと重い攻撃を関節に決めるかだな」

「関節?なるほどそういうことか」

「ああ、流石のゴーレムでも関節部は他よりも柔らかい。胴体に切れ目を入れることのできる斬撃を放てるのなら問題はない」

「了解。もう一回よろしく」

「ああ」


そう言ってミストはまた前線に出てゴーレムの攻撃を、動きを防いでくれた。

これ気づいたけどさ、こういう時に全員DPSの僕らってキツくない?

ミストが毎回受け持ってくれるのかな?


「おい、レオン行くぞ!」

「う。うん」


先ほどと同じようにミストが隙を作って引く、その隙を逃さないように僕が雷速で詰める。

さっきと違うところがあるとすれば剣を両手持ちにしたこと。

これ以外に火力を上げる方法が思いつかない。


それよりどの関節を狙うかだね。

首切れるかな?そもそも頭が機能しているとも思えないけどね。


両手で首と水平に構えて、距離を詰めていく。

切れる。うん。大丈夫だよね。

でもこれってさ。

「紫電」


うん、そうだよね。二重にエンチャントすればよかったんだよね。

これならいける。僕の持てる全てなら。


風を切るような音がした。

さっきのような金属音はしなかった。

しかしちゃんと首は切れていた。

集中しすぎて音が聞こえなかったのかな?


ゴーレムの頭が落ちる。


「おいレオン!そのまま首があった場所に剣をさせ!そこに核になっている魔石がある!」


僕は空中で雷速を使い、切り返した。

めちゃくちゃGがかかる。正直キツイ。

でもミストの言葉を聞くに、やはり頭は飾りで落としたところで死なないってことだよね。

なら無理やりにでもやらなきゃね。


「ああああああッ!」

僕を叫びながら剣を突き立てた。

そうでもしなきゃ体を動かせなかったよ。

パリンッ!っと言うガラスの割れたような音が響いた。


「はあ…はあ…はあ…」

「おつかれ。よくやった」

「はあ…い、いやミストが隙を作ってアドバイスをくれたからだよ」

「それでもだ。それを実行して成し遂げたのはお前だ。よくやった」

「うん、ありがと...」


ミストは僕の呼吸が整うまで待ってくれていた。

気づいたら手元に剣はない。

ああ、そう言えば剣はゴーレムに刺しっぱなしだ。

竜纏も気づいたら解けていた。

集中と疲れでどうなっているのかいまいち把握できない。


「おっけー、もう大丈夫。ありがと」

「ああ。じゃあ魔石回収するぞ」

「うん。ん?でも魔石は僕が砕いたよね?」


ゴーレムがいた方に目を向けると、そこには剣と無数の岩だけが崩れ去っていた。


「ゴーレムは二つ魔石がある。ゴーレムになるときに使われた魔石。これがさっき砕いたコアだ。もう一つは通常通り生成される魔石だ。こちらを回収する」

「そっか。二つあるんだ。それで魔石はどの部分にあるの?」


回収するんだ。場所を聞かなきゃ探せないよね。

「お前馬鹿か?あの崩れた岩にどの部分もクソもねえだろ。手あたり次第。自力で探すぞ」

「あ!そ、そうですよね。頑張ります」


結構岩あるけどこれすぐ見つかる??

評価、ブクマ等々お願いします。

感想など貰えるとモチベにつながります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ