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竜と竜精霊

「さて雑談も終わりだ。今日こなす依頼を探そう」

「了解。登録みたいなのっていらないの?」

「ああ、俺らの国はないな。他国だと場所によってあるが」

「なんで公国はないのさ?」

「理由は単純。竜と共に生きるこの国に民は強さと弱さをよく理解している。

ようは自分に適していない、リスクが大きいなどの危険性を理解できているってこと」

「なるほど。安全性を管理するための登録だろうしね」

「ああ」

「その不正とかする人はいないの?」

「いなくはない。だがすぐにバレることが多いからな。他国よりも精霊と密接したこの国で竜と王の目を盗んで犯罪や不正をできる自信があるやつなんてそういないさ」


なるほどそういうことか。王が直接支配している国って言うのはそういうメリットもあるのか。

それより...

「精霊と身近に暮らしている国って少ないの?」

「そうだな。あまりいない。基本的には精霊は契約者になってもらい、力を借りることが目的であることがほとんどだ。それに比べ、俺らはどちらかと言うと一緒に生活している隣人ってイメージが強いな。」

「なるほど。公国ならではって感じ?」

「いや他にもあるにはある。エルフの国とかが代表的だな」


そう説明しながら掲示板に貼ってある依頼を見ているミスト。


「今日はこれにしよう。俺らでもこなせるだろうしな」


ミストが掲示板から剥がした紙には竜の討伐と書いてあった。

「え?竜の討伐?それ国的に大丈夫なの?」

不安である。隣人ってさっき言ってたじゃん。

町中にもいたりするしさ。


「なにを勘違いしているか知らんが、この国の隣人は竜、つまり竜精霊のことだ。まあ確かに町中になら普通の竜もいるがちゃんと調教されている竜だ。今回討伐するのは普通の竜、野生の竜は知性がないのがほとんど。害獣となんら変わりない」

「そ、そうなんだ」

見た目同じに見える気がしなくないけど心苦しくないのかな。


「それに竜退治は公国騎士の仕事の一つでもある」

「騎士の仕事?」

「ああ。竜には竜属性が良く効くんだ。だからこそ固い鱗をもって生命力の高い竜を倒すのに公国の騎士は長けている。まあ普通の場所には竜はめったに姿を見せないがな。

頻繁に竜を見かけるのはこの国くらいだ」

「そうなんだ。この国にいるとどこを見ても竜がいるし、あまりそういう感覚はなかったな。」

「ああ、竜の主な生息地は公国南西に山々と言われているしな。他の場所ではあまり見かけることはないな」


そんなこんなしゃべりつつ僕らは外へ向かっていた。

建物の左後ろに大きめの舞台。というより飛行場?甲板?まあようは皆がここから竜で飛ぶための場所になっているってことだよね。

そこに向かっていた。


「遠いいから飛んでくぞ。」

「了解。きてニドヘグル」


僕の呼び声に答えて、ニドヘグルは来てくれた。吠えない、おとなしい、僕の言っていることを理解してくれる優秀な竜精霊だ。いやペットではないし、精霊なんだから当たり前なのかもしれないけど、それでも嬉しいというかなんというか。


それより...いつまで経ってもミストが契約者を出さない。

「ミスト、契約者は?」

「あー。俺の契約者は人型に近いんだよ。つまり俺を乗せて飛べない。

飛竜はギルドで借りれるがもちろんタダじゃない。

つまり俺も乗せていけ」


おいこいつ。これが人に頼む態度かよ。

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