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僕の戦い方

てか僕対ミストじゃ今見ていたのは通用しないというか、使えないじゃん。

いやセレナに対しても同じ手は通用しないか...

結局は自分で考えなきゃね。参考程度に。


「準備いいか?やるぞ」

「うん。お願い」


お互い剣を構えた。

身体強化をいつもより強めに。

技術が足りないところは魔法でカバーしよう。


いや純粋な技術の練習だけど、身体強化は使っていいわけだし。

それに身体強化で強くなった状態で練習すれば基礎の向上には繋がると思うしね。


ミストはさっきのようには間合いを詰めてこない。

「なら僕から行くよ」


僕から詰める。ミストがさっきやったように地面を蹴り、間合いを詰める。

走って詰めていっても考える時間を作るだけだろうしね。

僕本来の戦い方も速さで勝負するタイプだし。


右肩に背負うように剣を両手で構えて振りかぶる。


まあもちろんミストは対応する。

でも余裕ってわけじゃなさそうだ。

そりゃ昨日よりも速さとパワーが明確に違うだろうしね。


さっき見た間合いの詰め方、両手で剣を振るうってだけでも昨日よりも増しているのに加えて、

身体強化の出力自体を上げているからね。

まあ一回しかこの意表を突くような攻撃は通用しないわけだけど。


体制を崩しかけたミストはそのまま後ろに飛んで距離をとった。


あーいますぐに間合いを詰めるべきだったな。

やっぱすぐにそういう考えに移らないな。

慣れるしかないか。


「やるじゃねえか。詰めは甘いけどな」

今度はミストが距離を詰めてきた。


セレナの時のように頭上に剣を構えて距離を詰めてくる。

さてこれどうしたものかな。


うん、閃いた。

僕も間合い詰めよう。


さっきと同じように右肩に剣を背負うようにして地面を蹴る。

僕の方が遅れて動き出したけど、身体強化やすぐに判断したおかげで後れをとっているってわけでもなさそう。少なくとも後手に回ったから不利ってわけではない。

そのくらいには動けた。


「なッ!?」

うん、流石にミストも予想外の行動だったらしい。

作戦成功ってところかな。

まあだからってミストが引くわけではない。


やや剣に振り回されるようにして右肩から斜め左に剣を振りかざした。

ミストも頭上から剣を振りかざす。

お互いが威力を、勢いを殺さずに攻撃に移った。

剣同士が触れ、軽く火花を散らしながらお互いの剣は弾かれた。

弾かれたと言ってもミストは文字通り構えていた頭上まで弾かれたけど、

僕はそのまま左に流れた。


うん、読み通り。

剣の重さを、間合いを詰めた勢いを利用してそのまま一回転。

それと同時に左足で蹴りを入れた。

ようは回し蹴りだ。

格闘の心得があるわけではないけれど、この勢いでやればそれなりに威力は出るでしょ。


実際上手くミストに決まった。

剣を弾かれて空いていた腹にそのまま決まった。

僕がやったように弾かれた方向にそのまま流されるようなことをしなければ、すぐには行動を移せないだろうと思っていたが正解だったらしい。


そのままミストは軽く後ろに吹き飛ばされ倒れた。

「俺の負けだ」

地面に寝そべったままミストはつぶやくように言った。


「レオンすごいじゃん!昨日とは大違いだよ。なにか変化あったの?」

セレナはそう言って僕を褒めてくれながら聞いてくる。


「うんありがと。昨日少しー、、、契約者と話して色々考えていたんだ。

後はセレナとミストの戦いを見て学んだことを活かしただけかな」

正確にはシュガールは契約者ではないけれど、そういうことにしておこう。


「そうなんだ。でもそれをぶつけ本番で活かせるなんて流石だね」

「うーん、でも初めて見せるから通用しただけだと思うし、今後どうするか考えなきゃ」


うん、間違いない。これをお決まりのパターンにしてやっていくことはできないだろう。

もう見られているわけだしね。


「いや、今のお前はよかった。それに本当の戦い、つまり戦争は相手と会うのは初めてだしその一度きりで終わりなわけなんだから、初見で見破られない、通用するってだけでも十分だ」

そう言われればそうかも。


「あと契約者に聞いたのは正解だな」

「そうなの?いやもちろん正解の一つってのはわかるんだけど、具体的にわからないっていうかさ」


「理由は単純。俺らよりも長い時を生きていて、戦いの知恵にも優れている。何より契約者の力は自分自身の力。その力の使い方を一番知っているのは契約者自身なんだからな。一番教えを乞うべき相手は契約者ってわけだ。」

「なるほど。そういうことね」


そう言われればそうだね。うん、とてもしっくりくる。

それに王たちの一人であるシュガールに聞ける僕ってそのポテンシャルだけで言えばとんでもなく強いんじゃない?

まあもちろんそれを活かさなきゃ意味がないんだけどね。


まあでも今の試合は勉強になる試合だった。

「でもまさかミストが身体強化のみでこんな早くレオンに負けるなんてね」

「うるせえ」

セレナが言ったことに対してミストが少しキレる。

相変わらずだな。


「たまたまうまく決まっただけだよ」

「それでもだよ。この世代の最強格のミストに勝てたんだよ?しかも昨日の今日で。

確かにミストも剣の技量じゃなくて魔法を主体とした戦い方をするけどね。

それでもミストに勝つってのは相当なことだよ。」

「そうなのかな...」

僕自身はあまりそうは思えないけど、これ以上は失礼だしやめておこう。


「お前が勝ったのは事実。正直お前に教える気でいたが方針を変える。いいな?」

「うん、もちろんいいけど。どういう方針?」

「自分で考えろ」


???

相変わらずわかんないやつというか、一言足りなかったり、多かったり。

なんなんだよほんと。まあ別にいいけどさ。


「お前は対等だからお互いに高め合おう!ってことだよ」

「そんなこと言ってねえだろ」

「でもそういうことでしょ?」

「...」

「だってさレオン」


どうやらそういうことらしい。

「そうなんだ。じゃあこれからもよろしく!」


多分今までで一番長いです。

いやこれがメリットになっているのかどうなのかってところですがね。

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