DPS
「って言っても僕らはチーム決まってるしね」
「そうだね。じゃあチーム名でも決めようか?」
僕ら三人、僕とミストとセレナはほぼ初日から三人で組むって決まっていたようなものだし、
他の人よりも一足早く話し合いだね。
と言ってもチーム名決める以外ないけどね。
自己紹介というか自分のことはお互いに教えたしね。
少し教室に耳を傾けると、「私と組んでくれない?」とかの声が聞こえてくる。
模擬戦でみんなある程度決めていたんだな。と思う。
僕これ誘われてなかったらあぶれてたぞ。二人に感謝だな。
まあそれよりも...
「チーム名か...ミストは何がいいと思う?」
とりあえずミストに案がないか聞いてみる。
「ん?俺か?ダサくなきゃなんでもいい」
わお、協調性ないなこいつ。まあ元からだけどさ。
「うーん、どうしようかセレナ」
二人で決めるしかないらしい。
「でも私も案ないんだよね」
「まあそうだよね」
積だ。僕もない。
「もう単純にDPSでいいんじゃないかな?全員前衛なんだし」
うん、単純だけどその通りだしそれでいい気がしてきた。
「うん、それでいいんじゃない?僕も他に案ないし...」
「ミストは?」
「それで文句ねえよ」
「じゃあ決まりだね。私たちはチームDPSで!」
安直だけどこれでいいでしょ。
他は誰と誰が組んでいるんだろう。
「他はどんなチームなんだろうね?」
もうやることもないし、セレナに話しかける。
「うーん、ロウとリムは同じチームじゃないかな。ロウのあの性格だと誘う人いないだろうけど、リムはロウのこと気にかけているし」
まあそうなるのか。確かにチームにあんな態度。というかやる気ない人がいても少し困るよね。
「となるとそこのチームの三人目は迅って子かな?」
「うん、多分そうだと思うよ。あの子リムのことを慕っているし、ロウと組みたくないって思っているかはわからないけど、リムと同じチームになるっていうのが最優先だろうしね」
まあそうなるよね。
このクラスは30人クラスだから10チームできるわけか。
正直他はわからない。
話したことない人しかいないし、ロウくらい目立っていないと正直覚えられない。
「ねえセレナ他に注目する子?ていうかチームってある?」
「うーん、まあみんな注目する子ばかりだよ。なんたってアルネなんだからね。
弱い子はいない」
その通りだね。みんな優秀だからこのクラスにいる。
「いや他に注目するところなんてねえよ。ロウのところもだ。
一人がやる気ねえんだから、他が優秀でもダメに決まってるだろ」
「おまえ...」
こいつは相変わらず辛口だな。
「もうそんなこと言わないの。みんな頑張っているんだから」
セレナ流石のフォロー。周りから白い目で見られることになるところだったよ。
「ほんとのこと言っただけだろ。現状俺らに勝てる奴いないぞ。今後は知らんけどな」
いくら本当のことだからってそれ...
「それに今後も負けない。才能を持て余して堕落する気はないからな。どっかの誰かさんみたいに。」
まあ、言ってることは別に間違ってない気がするけど。
一言余計なのと言葉に棘がありすぎるんだよね。
「んー?ミスティーよんだー?」
あちゃー、ロウに聞こえてたよ。
めんどくさくなりそう。
「あ?呼んでねえよ。お前みたいに無能にはなりたくないって話をしていただけだよ」
「そっかー。ま、呼んでないならいいけどさ」
相変わらずロウはへらへらしているな。
いやあれがロウ以外なら喧嘩になりかねないし、今回ばかりは助かったのかもだけど。
「もうどうしていちいちロウに突っかかるのさ」
「うぜえからだよ。ほっとけ。俺は寝る」
そう言って机に伏せて寝てしまった。
「まあやることないからいいけどさ...」
起きていて変なこと言われても困るしね。
「ごめんね、レオン。ミストも悪気はないんだと。
ミストなりに思うことがあっていってることなんだ」
「なんでセレナが謝るのさ。悪いのはミストだし」
まあでも僕もミストが無駄に挑発しているとも思えない。
なにかあるんだろうけどね。
「私たちもやることないし寝てる?」
「そうしようか」
そういって僕ら三人は机に伏せて寝だした。
いややることないんだもん。
しかたないよね。
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