54.通り魔が出たらしいので見回り当番をする
ローズが仲間になって4ヶ月が経った頃、あちこちで通り魔事件が起こった。
初めはシルベスタ王国で通り魔事件が起こり、犯人が見つからないまま騒ぎが治まった頃に今度はコロウディア王国で同じ手口の通り魔事件が起こり、いずれも襲われた人達は怪我を負いながらも奇跡的に騒ぎを聞きつけた人により助けられ、死者は出なかったらしい。
そして今、アルベスト王国で通り魔事件が起こった事によりギルドにCランク以上の冒険者が集められたのだった。
「みんなは知ってると思うが悪質な通り魔が現れており、犯人は闇属性の魔法とダガーを使い夜道を歩いてる人を襲うそうだ。
よってギルドの者達にはあらかじめ作った複数人でのグループ表の奴らで交代で見回りをしてもらう」
グループ表には一晩での人数大体20人ぐらいが夜の街を見回りし、1人で歩いてる人への注意や護衛に不審な人物を探すのだった。
そうしてその日の当番に選ばれた人の中に僕達も入っており、普段は寝ている時間なのに僕は夜の街を歩くこととなった。
「眠い〜…こんな夜中に起きてないとなんて………通り魔赦さない…」
「まお君今の声めっちゃ怖かったんだけど?まお君そんなに低い声出たのってレベルなんだけど…???」
「だっていつもはもう寝てるんだよ?普段寝てる時間に起きてるのってどれだけ辛いか分かるよね???」
「確かにそうだけどさぁ………まだ夜の9時ぐらいだよ?流石に眠いって愚痴るのは早いと思うよ?
てか今日昼寝してたよね…???」
この見回りは深夜1時までやるらしいのだが、普段からの僕の睡眠欲は昼寝をあらかじめしたからといって消えるわけないんだよねぇ〜…
しばらく夜の街を見回りという名の徘徊をしたが何事も起こらず深夜の1時になりやっと寝に帰ることが出来る。
「全然何にも起きなかったね〜…ふわぁ〜…」
「まぁ起きないのが正解なんだしいいじゃん」
その日はもう見回りを終了して帰る事にして、また明日は違うグループが当番らしい。
〜???side〜
やっと見つけた…!
貴方様のがいなくなった後我々は貴方の生まれ変わりを探してまわった。
貴方様のために生贄を用意しようとしていますが毎回惜しいところで邪魔が入って上手くいかない…
ですが何故____
「………何故人族などと一緒なのですか…?」
貴方は他の種族、特に人族を恨んでるはずですのに…?何故人族ましてや__なんかとそんなに仲良く…⁈
「あぁ…そうか…⁈」
あいつに脅されておられるのですね…?あいつは貴方様を_した__ですから…
そんな友達ごっこをしていないとまた_されるからそんなことをしているのですね…???
「すぐにお助けいたします…__様…‼︎‼︎」
その人物は闇の中で影に溶け込むように消えて行ったのだった。
▶︎元にゃんこは《見回り当番》が終わると速攻で寝た。




