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4.いい匂いがしたから行ったら友達出来た

 馬車の荷台の屋根に飛び乗っておじさんがなんか驚いてたけど、それは全く気にせずそのまま昼寝をして起こされたら馬車の前におっきい壁と門があった。


「おい、もう着いたぞ!…というかお前ずっとそこでそのまま寝てたのかよ…」


 と言っても日が当たってるし地面とかよりはふかふかしてて昼寝して下さいって感じの場所だったんだもん仕方ないね!


「ふわぁ〜…よっと」


 僕は普通に馬車から降りてみるとおじさんの他になんか前におうちに黒い虫(お察しのあの虫)が出たときにタツミがダンボールでやってた“武装”ってのに似た服を着た人達がいた。


「人数はこの2人だけですか?」


「あぁ、俺と途中で1人だったから保護したこの子供だけだ」


「じゃあ、これを〜____」


 なんか難しい話してる…分からないしどっか行こっと!………あれ?なんかあっちからいい匂いする?行ってみよっと!

____________________


 門の横に普通の大きさの扉があってそこからいい匂いがしていた。


「この中だ!何の匂いだろ?」


 そう考えていると中からさっきの人達みたいな人が出てきた。お話しながらみたいなのと僕が小さいからか気づかれなかったのでそのまま扉の隙間から中に入った。


「わぁ〜なんだろこれ?食べ物かな?」


 しばらく匂いを辿ると扉が開いてた部屋出て、そこの机の上にはいろんな形の大きなカリカリみたいなものだった。


「………えーと、君は誰…?」


 それを見てると部屋の奥から僕とおんなじぐらいの背丈の人間が出てきた。


「僕はまおって言うんだ〜いい匂いがしてたからここに来たんだ!これは何?」


「まおくんだね。僕はアルって言うんだ。

えーと、これはクッキーって言うんだけど………まおくんも食べる?」


 僕がクッキーを気になって見てるとアルくんが食べていいと勧めてきたので僕は一緒にクッキーを食べることにした。


「(サクッもぐもぐ)…これすっごく美味しい‼︎」


「(もぐもぐ)久しぶりに誰かと一緒に食べたけど一緒に食べた方が美味しいね」


 そのまましばらく一緒にクッキーを食べてミルクを飲んでおしゃべりしていると_____


「アルフレア様、そろそろお城に……おや?そちらの方は…?」


 知らない人が来たけどアルフレア様ってアルくんのことかな?


「僕はまおって言うんだ!アルくんとクッキー食べてたの!」


「レイヴァン!僕初めて友達が出来たんだ!」


「それは良かったですねアルフレア様。ですがそろそろお城に戻らなければお父様方も心配なさるのでお帰りになりましょう」


「そっか、じゃあまおくんバイバイ!」


「アルくんバイバ〜イ!」


 そうして僕は美味しいクッキーも食べて友達も出来たから満足して外に出て行くと馬車のおじさんが僕の方に来て


「お前勝手にどこ行ってたんだ⁈急にいなくなったから心配したぞ‼︎宿まで送るまでは面倒見てやるからな!」


 おじさんに勝手に歩きまわってた事を怒られ、僕はそのまま宿に送ってもらった。

 僕がお金を持ってないどころか「お金って何?」という事でおじさんにお金の一般常識を教えられた。


 えーと、銅貨20枚で大銅貨1枚、大銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨10枚で大銀貨1枚、大銀貨5枚で金貨1枚、金貨20枚で白金貨1枚って感じらしい。大体1日大銅貨3枚分稼いでたら安い宿と最低限の食事は出来るらしい。


▶︎元にゃんこはおじさんから《お金の一般常識》を覚え、知識が上がった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 毎回のしめくくりで、スキルが出てくるのが楽しいです。 [一言] 作者様のネコ愛がかんじられて素敵です。
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