17.アルくんのお見舞いに行こう
お城に着くと入り口に門番がおり止められた。
「坊や迷子かな?ここは勝手に入れないんだよ?お母さんのところにおかえり?」
「僕アルくんのお見舞いに来たんだよ!おじさん入れて!」
「アルくん…?もしかして君がアルフレア様が言っていた…?なら案内役を誰か呼ぼう」
そう言い門番のおじさんが何処かに行くとしばらくしてお姉さんを連れて戻ってきた。
「レイヴァンさんはただいまアルフレア様の看病をしておられるので代わりにわたくし、イリアが案内をいたします」
「ありがとうイリアさん!」
「アルくん大丈夫…?これお見舞いにってマーヤさんにもらったんだ」
「ありがとうまおくん…でも今食欲ないから後で食べるね…」
「まお様、アルフレア様は現在の状態は風邪をひいたような状態に近いですので明日には激しい動きは出来ずとも遊びに行けますのでご安心を」
「アルくん早く治ってね…?」
アルくんがそろそろ寝るからと僕はレイヴァンさんに連れられてお部屋から出ることになった。僕に何か出来ることはあるのかな…?
僕のそういう気持ちに気づいたのかレイヴァンさんが提案をしてくれた。
「まお様、アルフレア様を早く元気にするためのお薬をライレン調合店で買うのですがよかったらまお様が貰いに行かれますか?」
「⁈……うん!アルくんが早く元気になるように行ってくる!」
「それではこのメモを渡しますのでこれをお店の店主に渡せば買えると思います。こちらは買うためのお金です」
「うん!行ってきまーす‼︎」
僕はアルくんが早く元気になるお薬を買いに昨日も行ったライレン調合店に行くことになった。
「こんにちはー」
僕は走ってライレン調合店の着くとすぐに中に入り昨日のお婆さんを探すと店の奥からお婆さんが出てきた。
「おやおや、昨日の坊やじゃないかい?今日はどうしたんだい?」
「アルくんのお薬買いに来たの!」
僕はレイヴァンさんに貰ったメモをお婆さんに渡すとお婆さんは少し待っててと言い奥に行くとすぐに赤いお水が入った瓶を持って戻ってきた。
「はい、これがメモに書いてあったお薬だよ。飲み方はこっちのメモに書いてあるからこれを届けなさい」
「ありがとうお婆さん!」
僕はお婆さんにお薬のお金を渡し、お釣りを貰ったらお婆さんに別れを告げて店を出て、またお城に走って戻ることにした。
お城に戻ってくるとお城の前にレイヴァンさんが立っていた。どうやら僕が帰ってくるのを待っていたようだ。
「お帰りなさいませまお様、お薬は買えましたかな?」
「レイヴァンさん!お薬買ってきたよ!アルくん元気になる?」
「まお様が買ってこられたお薬ですからそれは元気になるでしょう」
その後お薬が食後に飲む物だったからレイヴァンさんに頼んでアルくんのご飯を作る手伝いをさせてもらった。
少し失敗したりもしたけどなんとかお粥を作ってアルくんに食べてもらうと美味しいと言ってもらった。
「よかった〜。はいアルくんお薬」
「ありがとうまおくん」
アルくんが瓶に入ったお薬に少し口を付けるとすぐに離して顔を歪めた。
「……にっがい……」
「アルフレア様、飲まなければ早くまお様と早く遊べませんよ?良薬は口に苦しですよ?」
「うぅ…」
アルくんは頑張ってお薬を飲み切ってその後僕とお喋りした後はレイヴァンさんにそろそろアルくんもおやすみしないとだからと今日は帰されてしまった。
アルくん明日は元気になるかな…?
▶︎元にゃんこはアルフレアの《状態異常:ガベッジラットの毒》の治療を手伝った。




